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お目付け役

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 俺が厄介になる少し前、この国の王が死んでからと言うもの、ミソプファンティア衛兵隊一番隊長エルシド・ゴモランの朝は早い。今朝も夜が明け切らぬ内に屋敷を出て行くのが声で分かった。この時間に出て、定時ちょい過ぎに帰り、飯食って寝る。そんな生活となっているようだ。夫人やメイド達はそれより早く起きて支度するのだからより大変な事だろう。

「お気遣い嬉しいわ。けど皆当番制で早起きしているの。その分朝の仕事は休ませたりして帳尻を合わせているのよ。だから心配には及びませんわ」

朝食を摂りながら夫人達に労いの言葉を掛けると、しっかりローテーションを組んでやっていると言われた。それに唯でさえ昼間は夫人しか居ない屋敷である。ルーティンワークが終われば自由に休みを謳歌出来るとも言われた。

「ああ、そうだわっ。折角休憩させるのならカケル様のお風呂に連れて行ってくれません?勿論お客として行かせるのですから、報酬もお支払いしますわ」

料金はともかく、確かに休ませるなら時短の効いた施設の方が休めるか。そんな気持ちで了承し、朝食後程無くして施設へと《転移》した。

「まだ朝だと言うのに列を成して居りますのね」

「今日は一般のお客と一緒に入場してもらうよ」

「何だか少し楽しみだわ」

お目付け役では絶対無いであろう、夫人を筆頭にメイドが二人、列の最後尾に陣取る。

「あンた様方、お貴族様だね?」

洗濯物を担ぎ、前に居並ぶ主婦達が振り返る。

「カケル様は貴族も平民も分け隔て無く並ばせますから、怒らないで下さいましね」

「うふっ、お金を払って入るのだから、皆と一緒でも気にならないわ。それに、此処に並ぶのは皆、女。そうよね?」

「…ふっ、そうだね。みんな女にされちまう」

「されに来るのさっ。ハハッ」

仲良くしてくれそうで良かった。

「俺は皆に挨拶して来るから、また後でな?」

「はい。行ってらっしゃいませ」

「「行ってらっしゃいませ」」

最前列へと向かいつつ、挨拶とセクハラを交わし歩いて行った。

「これだけの人が居ると壮観ね。まるで社交界の様だわ」

 エントランスからトイレのある廊下を抜け、階段を降りて脱衣場へ。前回は貸切だった場所もこれだけ人が居れば賑やかで様変わりしたように見えるのだろう。逸早く全裸になったメイド達に服を脱がされ浴室に向かう夫人は、自由に湯浴みを楽しむ女達を見てそう評した。

「湯の浸かり方は心得て居るわね?」

「「はい」」

「なら後は貴女達の好きになさい」

「ありがとうございます」「それでは、休ませていただきます」

掛け湯された夫人は浴槽へと足を下ろしてメイド達に暇を出す。自由を得たメイド等は自らに掛け湯をし、俺の体にも湯を掛けて、雑木タオルで擦って来た。

「何時見てもご立派な堅物で…」

「私、前にされてから忘れられないんですよぉ」

「後でたっぷり相手してやる。先ずはしっかり休んでくれ」

「「はいっ」」

二人を率いて俺も湯に浸かり、周りに居る女達に寄って行ってはおっぱいを揉んだりキスしたりとサービスを始める。

「あん、良いのかい?大事なお客なんだろう?」

「あたい等も、ん、嬉しいけど、さ。んちゅ…」

「ちゅ…んぷ。皆大事だからな。おっぱい舐めて良いか?」

「あいよ、坊や」「あたしのも頼むよ」

全く、忙しいぜ。
体が温まると休憩室へ。同じく体の温まった女達も大部屋に集まり、心と腹を満たすリラクゼーションを施してやる。マットに仰向けになる俺に股がれるだけ跨った女達に、分厚い舌の挨拶が始まる。
股がれず、周りで待機の女達への配慮も欠かさない。《威圧》の俺が後ろから抱き着き、両の掌が二つの膨らみを揉みしだき、見えないアイツが股の間を前後して、待機組の快楽中枢を高めて行った。
大部屋の大合唱が始まると、洗濯を終えて湯に浸かっていた後発組が気付いて見物に来る。後発組にはブルブル震える《威圧》の玉を股間に当てて、もう少し待ってもらった。



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