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違います
しおりを挟む「身篭って、しまったんですねアタシ」
夜が明けて、朝食後。ラビアン達からの祝福の声にテイカは視線を落とす。
「コレで皆さん旦那さまの赤ちゃんがデキましたね!」
「他所にもいっぱい」「むせっそー」
サミイの言葉に乗っかって、似た者二人が言葉の棘を刺して来る。
「カララまだなのっ」
そうだ。カラクレナイはまだ孕ませられない。見た目は少女だが中身は赤ちゃんだからな。
「娘よ、お前はまだ産まれて間も無い。体が出来上がって無い内は体が種を受け付けんだろう」
「付け足せば、抑我等は孕み難い。主様が龍化し、更に人化せねば孕む事は無いだろう」
「中に入れても魔力と一緒に吸収しちゃいますもんねぇ」
三姉妹の言葉に納得出来ず、ぐぬぐぬしてしまうカラクレナイ。
「カラクレナイ」
「カケルゥ~」
「子供達と遊んであげられるお姉ちゃんはカラクレナイだけになるんだ。皆が大人になった時、一杯お祝いしてもらおうな?」
「…うん…」
「それに孕ませられないからってエッチしない訳じゃ無いからな。一杯エッチして、良い子が産める体を作ろ?」
「うん…、抱っこ」
可愛い赤ちゃんめ。膝に乗せてやる。膝の上に横座りした甘えん坊さんに、今の子達が大人になったら…と、龍の約束を交わした。
その後、左目の義眼から、龍の込めたスキルを抜いてもらう事にした。あまりにも強過ぎて慢心してしまいそうだったから。ママ様のトンデモスキルだけは四龍でも排除出来無かったので諦めたが、コレは封印だな。
「よもや己が込めたスキルを抜けんとは…」
リームは自分が込めた《結界》が抜けなかった。しかしネーヴェ以外、一人で排除する事は出来無かったのでそれ程悔やむ事は無いと思う。ミーネとリュネはネーヴェの力を借りて、リームは三人の力を借りて何とか排除を成功させていた。
「なあネーヴェよ、ママ様のコレ、ママ様一人で抜けると思うか?」
「ん~…やりたがらないとおもう」
少し逡巡して答えた。出来るけど面倒臭いレベルな訳か。まあお礼はしに行かねばならんからお昼を食べたらノースバーへ行こうと思う。
「で、お前迄来たのは監視役かえ?」
「そうでーす」
違います。昼飯食べて《転移》で向かったママ様の巣。俺一人では行けないのもあるが、リュネがどうしてもと言うのでリュネの《転移》で連れて来てもらった。
「助けて貰った感謝とお礼を兼ねて来たんだ」
「感謝は受け取ろう。だが礼には及ばんぞ?」
「だそーでーす。帰りましょ?」
リュネはそう言うが、そうも言ってられんのが大人の世界ってモンだろう。
「どうぞ、お納めください」
マットを敷いて胡座をかくと、着ている物を《収納》する。
「んもう!カケルさんったらっ。母さんも、手早く済ませないと坊やがお腹空かせますからねっ!先帰りますから手早くどうぞっ!」
「ふ、嫌われたモノだな」
「急には中々。龍なら尚更ですよね?」
「…そうだな。我が子が腹を空かせては可哀想だ。早速頂こうかしらね、坊や…」
「今朝はまだ誰ともしてなくて、金玉もちんぽもパンパンなんだ。ママの中に一杯出して良い?」
「ふふ、ママの中で気持ち良くなりましょうね~」
滑りを纏ったアイツに、愛撫も無しに跨ったママ様も既に全裸。挿し込まれて行くのをゆっくりと見せ付けながら子部屋の中へとアイツを誘う。断りも無く抱き着いて、おっぱいにしゃぶり付いていた。
リュネの言葉に反してたっぷりしてしまったが、ママ様の時短スキルのおかげでそこ迄時間は過ぎて無い様子。島に着いて夕方だったし、想定の範囲内な筈だ。
「お帰りなさいませ、お楽しみだったようで」
「嫌な事はしたくないんだ。テイカは嫌か?」
「とんでもない、待ってました」
出迎えたテイカにペニスケを抜き放つと、パンツを降ろしてスカートを捲り、尻を突き出した。ヌメヌメのアイツをテイカに収め、風呂場の二階に《転移》すると、ぐったりする迄突いてやった。
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