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退屈凌ぎ
しおりを挟む二度寝して、テイカの中に射精して、朝食を食べたら仕事へ向かう。施設の窓から外を見て、今日は雨だと気付いた。
「雨なら早く言ってくれっ」
「す、すいませんっ」
誰とも無く声を上げると、《結界》を纏って慌てて外へ飛び出して、列の状況を確認する。
「うわっ、雨の日に洗濯かよ」
晴れの日とは比べるも無いが、ザーザー降りな雨の中、洗濯物を頭に乗せて、雨を凌いで並んでた。
「雨だからって減らないからねぇ」「もっと持って来りゃ良かったよ。顔がプフッ濡れるっ」
「皆、中庭へ避難してくれ」
中庭全体を覆うくらいの屋根を《威圧》の壁で作り出し、その元に女達を集めた。
「ひぃー、酷い目に遭ったよお」
「どうせ洗濯しちまうんだ。どうって事無いだろ?」
雨を凌げてホッとしたのか、女達の感想戦が始まる。
「なあ旦那ぁ、早く入れちゃあくれんのかねえ?」
「済まん。開店時間前に入れるとその後に来た人が列成して待ってしまうかも知れん。もう少しだからコレで退屈凌ぎしてくれ」
「あ、あら…もう」
ペニスケを《収納》し、外気に晒されたアイツが跳ね上がって女の視線を奪う。椅子を取り出し腰掛けて、女の手を取り正面から座らせた。
「外でなんて、初めてだよ…んっ、んく…」
「雨で音が遮られてるから、声出しても大丈夫だぞ」
「ダメだよ、恥ずかしいよっ」
「おちんぽ様咥え込んでよく言うよぉ」「あたいも濡れて来ちまった」「ははっ、全身ずぶ濡れだよ」
「んふっ、んんー、いっ、良いよっあはあああ~」
椅子から立ち上がり、アイツを支点に女を支える。奥深くの壁を押し込み蠕動するアイツに女の反応は遅れ、脚を絡める機会を失う。首に両腕を絡めるが、体を引き起こす程の力は無い。
「お客様ぁ、お待たせしました~。ああ、カケル様ったら」
「皆、早く風呂に入って体を温めてくれ」
玄関に出て来たラビアンが開店を告げる。女達を入場させて、俺も続く。
「あっ、あんっ、歩ける、歩けるからあっ!イク、ダメイっちゃうから待ってっ、ああっ!!」
女に《耐性》を掛ける。ほんの僅か、イクのを我慢出来る程度の効果だ。それでも女はグッと堪え、地獄を見る。浴室への大して長くない通路、その一歩一歩を踏み締める度にイクのを我慢し、イク為のハードルが上がって行く。階段を降りて浴室に入る頃には焦点の定まらぬ目を揺らし、涎を垂らしてその時を待っていた。
浴室にマットを敷いて、女を押し倒す。そして激しく腰を振り《耐性》を解除した。
「ひゃあっ!あっ!あきゃあああああっ!!あああああ」
小便と、潮と、下半身の快感が全て吐き出された女はビクビクと痙攣し、今だ繋がるアイツから快楽を搾り取る。アイツの蠕動も止まらずに、休む暇を与えず更なる絶頂を与え、大量の子種を子袋の中へ叩き付けるように吐き出した。
午後の部より、雨天休業とした。来てくれた客の数はともかくとして、雨の中、家迄送り届けるのに時間が掛かったからだ。無慈悲に放り出したら折角乾いた洗濯物を濡らして帰る事になるし、仕方の無い事だろう。
「カケル、何それ?」
島で昼食を食べた後、甘いお茶を飲みながら手を動かす俺にイゼッタが問うて来る。
「これな、雨具だよ」
「布に、皿?」
皿と言うか笠なんだ。雑木で作った笠に、漏斗状の雑木紙を被せてくっ付け、視界を得る為の穴を開けた物だ。ポンチョに似ているが笠なので顔が濡れず、ポンチョ同様荷物毎被れ、しかも作成が容易でシルケ人でも作れるスグレモノだ。
「ちょっと被ってみてくれ」
「ん」
俺の背を基準にしたので裾が長く、床を擦ってしまったが、中々良い感じでは無かろうか?雨具の中ではイゼッタが、手をモゾモゾやっている。笠の紐を括って居るのだろう。
「ど?」
「うん、埋め込まれた木の杭に見える」
「んーーーっ」
柔らかい木の杭が寄って来て、ポカポカ攻撃して来た。スカートの裾を上げて寄って来たのがちょっと貴族みたいだと思ったが、そう言や元貴族様でしたね。
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