1,210 / 1,519
地球へ行け
しおりを挟む翌日の甘味はクレープ。丸い焼き鍋で薄ソーサーみたいに作ると時間が掛かり過ぎるので厨房の大型ソーサー焼き機を使い、ガレットのように皿の上で食べる形にした。クリームたっぷりにしたい所だが、シルケのクリームは酸味があるので多くは使えないのが悩み所である。バターも無いし、乳脂肪が恋しいぜ。薄く焼けた生地に果物の糖蜜漬けを一列に乗せて巻く。良き所で切り離し、同様に乗せて巻きを繰り返して何本もの長い棒クレープが出来上がった。
「今日も美味しそうですねぇ~」
「知識を十全に使えなくてな」
「シルケはシルケ、カケルさんの故郷は故郷、ですよ」
それでもやっぱりバターやホイップは欲しいのだ。
「明日のおやつはお休みにする。材料取って来る」
おやつ時、クレープを食べる女達の手が、口が止まる。
「カケルゥ」「行っちゃヤなの」「作っておいてけ」
納得させるのに時間を費やすかと思われたが、甘いと言うキーワードで落ち着きを見せる。ぶり返す前に出発するのが良いだろう。厨房から簡単な食料を確保すると、目的地へと《転移》した。
地球へ行けたらどれだけ楽な事だろう。とは言え日本の金持って無いので買う事が出来ん。なので来たのはダンジョン、とぅるんとぅるんの塔である。久々の事もあって煙突の周りに組まれた足場は蓋迄到達し、蓋を持ち上げようと男達が必死になって金属棒を境目に突き刺していた。足場と周りの資材を《収納》すると、必死だった男達に訪れるのは必死。周りに木が生えてるから足場にされるのだ。半径一キロハーンの木を根こそぎ《収納》し雑木に変えると、煙突の中に《転移》した。
敵を屠り、雌を抱いて、着いたのは六十階のボス部屋。俺の予想が正しければ希望が叶う筈だ。
魔法陣から湧いて出た牛頭の男達をつまらん殺し方で煙に変えて、一人残った者に歩み寄る。
「モッ、ブモッ」
装備を《収納》してアイツを元の姿に戻すと、構えていた斧を手放し装備を外しだす。どうやら覚えていた様だな。
「久しぶりだな。また抱きに来たよ」
「ブッフ、ンモウ」
新鮮な雑木で風呂を作り、湯を張り始めるが、のんびり待って居られないのは互いに同じか、抱き合って《洗浄》を掛けると巨大なおっぱいから飛び出るデカい先っちょにしゃぶり付いた。
吸う毎にびゅーびゅーと口の中に広がる強いコクと甘味に目的を忘れそうになる。だが今は忘れて良い。女の股にアイツを挟み、振動と摩擦で良がらせた。
「ンモゥッ、モホーッ」
アイツを濡らす湿り気が、前後する動きを助長する。俺はマットを出して女を寝かせ、アイツの先を股の間に押し付ける。
「後でミルクを分けてくれ」
「ブフッ、ンモッ、ンモーッ」
返事の真意は分からない。返事かどうかも分からないが、俺に抱き着く両腕に掛かる圧は強く、優しいものであった。二つのたわわを揉み、吸って、舐る。脚を絡めて完全に俺をロックした女は自ら腰を動かして、互いの感情を高めて行く。俺の全てを飲み込んだ女の秘部は熱を帯びてビクビクと締め付けを強め、快楽の証を勢い良く噴き出した。イボイボを増したアイツで腰を振り、子袋の中に押し入った先端から思いの丈を解き放った。
湯に浸かり、湯に浮かぶたわわに吸い付いて、水面下ではお返しを注ぐ。湯から上がると今度はバックから。二本に増えたアイツが女の二穴を狙い穿った。
もっとしたいが、このままでは女が煙になってしまう。《洗浄》したバケツを女の下に起き、乳首を摘んで搾り出す。牛の場合は乳首だけを握り込むが、この女の子場合は乳首を摘んで乳房を揉み込むと、びゅーびゅーと勢い良くミルクが吹き出された。
「モォ…、ンムゥ~…」
「美味そうなミルクだ」
後ろから突きながらの搾乳で女は何度も絶頂し、その度に回復を掛ける。バケツに五杯。少し取り過ぎたかも知れん。掌に生やした口で優しく舐り、感謝を伝え、終わりの時迄愛し合った。
0
お気に入りに追加
134
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました
きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。
元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。
もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる