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売る程は要らないがあるに越した事は無い
しおりを挟む昼食を食べ終えて、午後になり、午後の部が終わったラビアン達が全員戻って来る。皆、何かを期待する目で此方を見ている。食堂の隅に陣取った俺は、出来上がったモノを取り出して行く。
「「「おおお…」」」
大きな容器がテーブルの上にドンと置かれると、皆の口から咆哮が発せられる。それが三つ。そして更に巨大な容器が並べられ、女達の腰が浮く。
「待て、ステイ。ステイだぞ~?」
「カケルゥ~」「カーケルー」「はよっはよっ」
巨大容器から予め切り揃えられていた白い固まりを皿に乗せ、二つの容器の中身をトッピングする。そしてフォークとナイフを添えた。
「配膳係、頼んだぞ」
「「「はいっ」」」
掛け声に反応したのは配膳係だけでは無い。一斉に立ち上がった女達が列を成し、積み重ねられた皿の前に並んで皿とカトラリーを掴み取ると巨大容器へと向かう。素早く、そして静かな動きはまるで川の流れのようであった。そして見た目も材料も馴染みがある事で、躊躇い無く口の中へと収められて行った。
「んぐ…んちんち」
「甘いの」
「んちゃんちゃ。んまぁ」
この歯応えはシルケの食べ物には無いが、以前から団子は食ってるので不満は無さそうだ。外郎本隊も甘めにしてるし、トッピングの餡子と黒蜜黄粉も甘いからな。
食い尽くされる前に自分の分を確保して、一足お先に食べ終えた俺は、アヘ顔晒す女達を横目に材料探しの旅に出る。
《転移》して着いた先はカケラントのダンジョン都市。目的は卵。鳥のは手に入れ難いので、ヤモリの卵を採りに来たのだ。
入場料が無いせいで中に居る者も多い。擦れ違ったりして面倒だが、これが普通のダンジョンの姿なんだよな。しかし人が通るので《結界》を壁にして進めない。《結界》を纏って通路の上の方を飛んでいると魔法や飛び道具が飛んで来る。
「バケモンみたいに飛んでるのが悪い」
だと。漏れ無くビチ糞を漏れさせて、やって来たのは二十一階。此処から二十九階辺りで卵のドロップが見込める。売る程は要らないがあるに超した事は無いので張り切って採るぞ。
《感知》でヤモリの群れを探し、つまらん殺し方で煙に変える。ドロップ率は高く無いので数熟さねばならん。面倒だが久しぶりに仕事してるような気になるぜ。
階段を降りて、ボス部屋前で休憩し、二十一階へと戻るのを三往復して飽きた。飽きたけどまだ百を少し超えた程度。だがそのまま茹でて食う訳でも無いし、欲しい食材はまだまだあるのでこのくらいにしておくか。《転移》を使って移動する。
次に着いた先もダンジョン。此処はダンジョン内部、ホテルオナホの樹上だ。入場料?んなもん知らん。此処のフルーツは催淫効果があるがとにかく美味いので、催淫効果を無くした果物を貰えたらと思い、やって来たのだ。
スイートルームのドアがむにゅりと開いて誘われるままに入室すると、先ずはリビングのソファーに腰掛けた。テーブルに生える木からコップや皿が生えて来て、果物が添えられ飲み物が注がれる。そして脚の間からはおっぱい並の柔らかさの大きな突起が現れ、俺の腿上を包み込んだ。
目の前の魅惑的な谷間の中にはヒクヒクした襞が煌めく液体を溢れさせ、実に美味そうである。コップに入った液体では無く、此方を先に頂こう。
おっぱいの塊を持ち上げて、粘液光る割れ目にしゃぶり付く。仄かな甘さで香りが強い、ベリー系の香りだ。装備を仕舞って裸になると、大きくなったおっぱいが体を包み込む。《皮膚呼吸》で足りるかな?だが不安は杞憂に終わる。美味しい空気に満たされて、暗い以外は快適だ。
アイツにヌメっとした感覚があり、ズブズブと押し込まれるとぐにぐにと蠕動を始めた。とても気持ち良き。俺は体を浮かせ、全身をおっぱい質に包ませると、顔以外の全身にアイツを生やした。
『エッチな気持ちになる効果を無くした果物が欲しい。報酬はこれで良いか?』
返事は無いが、全身のアイツを咥え込まれた。
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