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次は無い

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「こんにちは~」「よろしくね~」

 廊下に立つ二人の女が俺達に声を掛けてくれる。今回は兄弟って体なので同時に呼び出したのだそうな。高い店あって二人とも充分抱ける顔で、体付きも良い。

「兄貴、俺はどっちも好みだから先に決めて良いぞ?」

「あら良い子」

お姉さんの色目が上下する。何を考えているのやら。

「お、お、俺…」

デブニートがキョドる。だが仕方無いよな、初めてなんだから。

「はぁ。ちんぽばっかりデカくて困るぜ。見てくれよコレ」

「「わあっ」」

助け舟を出してやる。《阻害》を解いて肩掛けカバンを引っ剥がしてやると、パンツとズボンをはみ出して、インしたシャツを突き上げる、デブには不釣り合いな物体がビクビクしていた。女二人はそれを見て歓声を上げ、大きい素敵と営業トークで喜ばせる。

「兄貴じゃ決められなそうだし、お姉さん逆指名してよ」

「だよねー。ココ居ると他のお客様来ちゃうかもだし、お部屋行こ?」

「…じゃあ、私がお兄さんね」

《感知》で分かるが、敢えては言わない。腕に組み付き部屋に向かう二人に、極弱い《洗脳》を施した。

「お姉さん達、たっぷりエッチしようね」

「「はい」」

コレで良い。後は頑張れ。弥一の入った部屋の、一つ挟んだ部屋に入った。

「ね、見せてよ。弟君も大きいんでしょ?」

「勿論。兄貴より凄いよ」

「やった。こう言うお店って若い人中々来ないの。おじいちゃんとか来るのよ?」

ドアを閉めたら直ぐに服を脱がせに来る。普通は靴を脱いで、ベッドに座ってお喋りしてからの脱衣とサイトには書いてあるが、そこは俺の《洗脳》が効いている。お喋りしながら脱がされて、ベッドに着く頃には二人とも全裸になっていた。弥一の方も脱がされて…舐められてる。

「おっきい…。入るかな…」

そんな事言いながら、ベッドに座る俺の前で膝を着き、舌と指を這わせて来た。上手い。プロの仕事だ。

「ん、んっぷ。もう良いよね?お姉さんの中で気持ち良くなってね」

「良いの?」

生だぞ?

「内緒ね?OC飲んでるから大丈夫…んんっ。たまにね、態とゴム破いたりする奴が、いんのよっ、ああっすっごいっ」

オーシーってなんだ?予想するにピルだろうか?
入るかな、なんて言ってしっかり奥迄挿ったよ。勿論サイズを調整したからだが、じわじわ大きさを戻してやると、対面座位で抱き着いて動かなくなった。少しだけ回復してやろう。
あっちの女も挿れるのに難儀してるので回復してやると、抵抗が無くなり一気に奥へと突っ込んでた。

 ベッドで二回して、残りの時間は風呂でして、何度も何度も女の中を子種で満たし、時間一杯楽しんだ。弥一の方も三回程中に出したそうで、喫茶店でお茶しながら次の店を調べてる。

「普通なら、もうカラッカラなんだがな」

「後四回は行けるべ?」

「ああ。全然余裕だわ。時間的に三回…二回だな」

一度家に戻ると言うし、八時間なら夜になるか。仕方無いな。予約をしたら店に行き、同じ要領で女を抱いた。プロは流石プロだし、一人に集中するのも良いモノだな。

「半分くらいしか使わなかったな」

弥一の部屋に帰って来て、財布の中身を数える弥一が独り言つ。

「次は無いから妹にくれてやれ」

「もう帰って来れないしな」

「否、次回予約取れないし」

「そっちかー。取り敢えず連絡するわ」

スマホをタプタプし、卓袱台に金を置く。卓袱台は置いて行くようだ。それ以外の家具はシルケに行ってから処分すると言うので全て《収納》し、地球とおさらばした。


 着いたのはバルタリンド上空。時間的に門が閉まっているが、飛んでしまえば問題無い。因みに弥一は自由落下中である。浮かせてミンチになるのを防ぎ、ゆっくり降りて行った。

「死ぬかと思った!」

「女神的な何かには会えたか?」

「会えた!スキルもろた!」

「それは良かったな。秘密にしとけ?取り敢えずギルド行くぞ」

「テンプレか!」

「起こらんよ」

この街は治安良いからな。





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