上 下
1,036 / 1,519

役に立ってもらう

しおりを挟む


 勇者召喚の方法を記した本を読む。読んで、理解しようとしているが全く頭に入って来ない。アイツを収めて上下する書見台テイカが気持ち良過ぎて…ってのもあるが、何だかそれだけじゃ無いような気もする。

「テイカ、こっちの資料を持ってくれ」

「はぃい、んは、どうぞっ」

資料の方はちゃんと読めて理解出来た。何回目の召喚で初めて召喚が成功しただの、殉職した魔法士が何人出ただの、召喚した勇者を色んな方法で使役しただの。これ等は大して重要では無いようだ。準備した資材の目録も俺の《転移》には関係無いだろう。ざっと目を通して終わり。
召喚に付随する知識についての資料は、この属性のこの魔法を十全に扱え無ければ採用出来ませんよ?って感じの内容だった。風魔法のストームや火魔法のブレイズと言った、放出系の魔法を三十リット出し続ける…だって。唯の採用情報じゃないか。それに、魔力を吸われても多少我慢出来るってだけだろ?資料に戻って殉職手当を探すが、無い。給料は?全後二回の出来高払い?よくこんなんで人が集まるな。貴族にしてやるとか唆してるのだろうか?

「テイカ、おっぱい」

「んは、もう、良いので…すか?」

「資料は役立たず。本は何か仕掛けがあって理解出来無い。トリントン呼んで読み直さなきゃならん」

資料を仕舞うとテイカは服を捲り、おっぱいぷるんぷるんに顔を埋めた俺は背面跳びでマットへ飛んでった。


 大変な量の資料読みを終えて食堂に戻るが、根掘り葉掘りはまだ終わって無いようだ。あっちで数オコンでもこっちでは数ピルだしな。

「お前等そろそろ終わってくれ。本が読めないんだ」

「あ!そうでした。原本は認識阻害の魔法が掛けられてるんです。拓書されて、初めて分かったのですけど」

トリントンが逃げて来る。少し痩せたか?

「カケル、エッチする気なの」

カラクレナイがそう言うと、女達の目が闇を纏う。

「静かにしてるなら着いて来ても良いぞ。その代わり、役に立ってもらうからな」

「「「はーーい」」」

ぞろぞろと女達を引き連れて再び二階に戻る。壁に付けられた棚みたいなのって、やっぱり待合椅子だったのな。ラビアン達が座ってる。

「カラクレナイ、おいで」

「なんなの?」

椅子に座り、ペニスケを外すとカラクレナイは察してパンツを脱いだ。ラビアン達が静かに凝視する中、カラクレナイのお股に滑りを纏うアイツを埋め込んだ。

「本を持って」

「はい、なの…」

「あ、あの、私はどうしたら…」

「トリントンは本の内容を覚えているか?」

「え?はい。粗暗記しておりますよ」

「ではページ毎に暗唱してくれ」

「畏まりました」

本に書かれた文字は、読めるが理解出来無かった。それが、暗唱を聞きながらだと理解出来る。本を開く必要は無いかも知れんが、本を持つカラクレナイは気持ち良さそうだ。数ページ読み込んだらお駄賃ミルクを注いで交代。それを何度も繰り返して一冊を読み終える。

「理解してるか確認する。お前も乗ってくれ」

「はい。優しく、お願いします」

椅子に足を掛け、両手を机に乗せたトリントンがぷるぷると震えながらゆっくりと尻を降ろす。直ぐにアイツがM字の間に密着し、狭い入口をネチネチと捏ね回した。

「力を抜けば直ぐだぞ?」

「こ、怖いですって」

「皆やってたろ」

「そう、ですけど…。さっ、支えてくださいっ、落ちちゃうっ」

「頑張れー」

ぷるぷるが限界のようだがネチネチと穴の入口に粘液を塗り付ける。

「ダメッ、ダメですっ!落ちちゃっ」

メイドしてた割には力が無いな。肘がカク付き足が滑ると勢い良くアイツを飲み込んだ。怪我の無いよう軽く浮かせてやるが、ブチブチと処女膜を破る感覚に、思わず腰を浮かせて奥まで貫いた。

「いっ…んぎ…」

「全部挿ったぞ」

「う、動かさないで…」

痛みが治まり、穴が俺の形を覚える迄、書見台となったトリントンを抱き締めて過ごした。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

RiCE CAkE ODySSEy

心絵マシテ
ファンタジー
月舘萌知には、決して誰にも知られてならない秘密がある。 それは、魔術師の家系生まれであることと魔力を有する身でありながらも魔術師としての才覚がまったくないという、ちょっぴり残念な秘密。 特別な事情もあいまって学生生活という日常すらどこか危うく、周囲との交友関係を上手くきずけない。 そんな日々を悶々と過ごす彼女だが、ある事がきっかけで窮地に立たされてしまう。 間一髪のところで救ってくれたのは、現役の学生アイドルであり憧れのクラスメイト、小鳩篠。 そのことで夢見心地になる萌知に篠は自身の正体を打ち明かす。 【魔道具の天秤を使い、この世界の裏に存在する隠世に行って欲しい】 そう、仄めかす篠に萌知は首を横に振るう。 しかし、一度動きだした運命の輪は止まらず、篠を守ろうとした彼女は凶弾に倒れてしまう。 起動した天秤の力により隠世に飛ばされ、記憶の大半を失ってしまった萌知。 右も左も分からない絶望的な状況化であるも突如、魔法の開花に至る。 魔術師としてではなく魔導士としての覚醒。 記憶と帰路を探す為、少女の旅程冒険譚が今、開幕する。

アルゴノートのおんがえし

朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】  『アルゴノート』  そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。  元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。  彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。  二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。  かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。  時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。  アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。 『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。  典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。  シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。  セスとシルキィに秘められた過去。  歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。  容赦なく襲いかかる戦火。  ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。  それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。  苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。  ○表紙イラスト:119 様  ※本作は他サイトにも投稿しております。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

第三王子に転生したけど、その国は滅亡直後だった

秋空碧
ファンタジー
人格の九割は、脳によって形作られているという。だが、裏を返せば、残りの一割は肉体とは別に存在することになる この世界に輪廻転生があるとして、人が前世の記憶を持っていないのは――

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

処理中です...