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給湯器

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「カケル、お湯溢れた」

 俺の体は未だに光を失わず、照明を落とした部屋をぼんやりと照らしているのだが、風呂の湯が満たされたと聞いて体を起こした。

「エージャ、そろそろ口離せ。光る子種なんて飲んだらうんこまで光るぞ?」

「んら…、私はそれでも」

「それに、仕事しない子にはあげません。家に帰って仕事してらっしゃい」

「分かりました。此処が出来た折には、どうか」

「今直ぐにでもしてやりたいが、お股光らせたく無いからな。またな」

浴室に向かい、給湯器を三台止めて、一台は蓋をして減力運転させた。ジュワーッと溢れ出るお湯で湯温を安定出来るかのテストでもある。

「熱くないか?」

「私にはこの辺りが適温ですね~」

浅い方の真ん中ら辺がリュネの適温だと。俺は給湯器の傍でも良いくらいだがな。
見渡すと、テイカが拵えた窓が浴室の壁を飾っていた。結構な時間寝ていたのか、乳白色のゲル版から見える景色が赤みを帯びていた。だがそろそろ消灯してもらわんと家に帰れないよ…。

「テイカは…、食堂か」

「窓を先にやるそうで、建付けが緩いのでくっ付けてください、ですって」

「そうだな」

ふわりと浮かんで窓に向かう。此処を開けるのは想定して無かったが、下から隙間を空けられるようにしてあるのか。飛んだり跳べる奴で無きゃ、此処迄上がって来れないけどな。木枠を少し膨らませ、隙間無く圧着してく。脱衣場。一階に上がり、エントランス、厨房と作業して回り食堂へ。

「テイカ~」

「カケル様、此処ももう直ぐ終わります。先にお部屋の窓をお願いします」

「あいよ~」

此処が終点だったか。居住区に移動して窓枠を圧着し、食堂に戻ると既に取り付け終わってた。

「だいぶ早くなったな。それにどの窓も凄くキレイに出来てるぞ」

「ドアは明日やろうと思います。あたしは冒険者より、建具屋に向いていたのですね」

「独学でゲル版屋以上の出来だもんな」

「カケル様のおかげです。それに、あたしは性奴隷が良いです」

「俺の妻より?」

「性奴隷はあたしだけですから」

「分かった。愛してる」

「あたしも、愛してます」

窓を癒着し入浴中の二人と合流。少しだけ風呂を楽しんで、リュネの転移で島へと帰った。

「カケル、光ってるの!」

「大丈夫、何時もの事」

イゼッタよ、何時も光っては無いぞ?驚くカラクレナイに凝視され、ミーネとリームに変な顔されて夕食を食べる。その内収まるって、何時なのよ?光る子種は注げないのでその日は何もしないで寝た。無いとは思うが地球で光ってたら恥ずかしいし、《白昼夢》も休みだ。
目を閉じてもぼんやり明るく寝辛かったが、目覚めると明かりは消えていた。ふぅ…。

 珍しく朝食が並ぶ前に食堂に着いたので、配膳を手伝ったりラビアン達を痴漢しての朝飯。少しだけ福利厚生の時間を取る事にした。魔力が高まり性欲が強い。溜めに溜めたブレスを乱射するレベルで無いと収まらなそうだ。
さりとて朝のお勤めはしないとな。
ラビアン達より少し先に二階へ上がり、弥一のリクエストに応えてく。勿体無いがミスリルナゲットを一つと、光の棒をくれてやる事にする。地球には無いミスリルに魔石がどうなるのかの実験でもある。まさか爆発はしないだろうが、どうなる事やら。
質問の返答を紙に書いてお勤め終了。ドアを開けてラビアン達を迎え入れると、厳正なる審査と抽選に依って決められた順番の二人が入って来た。赤ちゃんのお世話があるから早い順番だと主張した茶色と純白だ。

「おっぱいは飲んで良いのか?」

「「はいっ」」

嬉しそうにおっぱいプルンプルンと露出した二人に交互に授乳され、クタクタになる迄注いでやった。
おっぱいダメな組にはまた今度チュパらせてもらおう。最後に来た女児三人と愛し合って福利厚生は終了するが、やはり全然足りてない。何処かで発散するしか無いよな…。弥一の部屋に回答とアイテムを置いたら出掛けるとしよう。


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