上 下
965 / 1,519

専用の部屋

しおりを挟む


 花街に行った事はテイカへの賄賂により揉み消された。のだが…。

「贈賄~」「ぞうわ~い」「ぞわわ~い?」

「旦那さまって、外でエッチして来ると必ずテイカさん抱いてますよね!」

イゼッタ、ネーヴェにカラクレナイがコーラスを披露し、サミイがバレた理由を告げる。それでバレたのか!

「それで、二日掛りで何方と致しておいでです?」

「ジョン達にダンジョンの引率を頼まれてな」

「冒険者の女「まさかジョン氏と!?」 と…」

一応は仕事だったのでリアに釈明するが、メイドには勘違いされ、腐ったメイドには酷い事を言われる。

「へ~。モンスターとしてたの…」

「よく出来ますね。わたしこの間ギルドで苗床について教えられましたよ?避妊魔法勧められました」

「女の敵、とは聞き及んで居りますが…。まさか逆の事をなさるとは…」

「主殿は懐が広いのだろう。我等龍にさえ情けをくれる」

配膳を手伝うリームがフォローしてくれた。後で乗ってやろう。

「カケル、私、バケモノ?」

「ネーヴェもリームも、大好きな俺の女だよ」

「カーケールさぁ~ん?」

「なーあーにー?」

「私は?」

「勿論リュネも大好きだよ」

「うふ。もう、うふふ」

嬉しそうである。
食事を済ませ、湯に浸かり、シャリーの言葉に目から鱗が溢れ出る。

「エッチ専用の部屋を作りませんか?」

クリューエルシュタルトやウラシュ島、キネイアッセンにはヤリ部屋やそれに近い施設はあるのに、バルタリンドや家にはそのような施設は無い。倉庫になってる龍の巣は、倉庫として使ったりする為に効果を消したそうだ。

「旦那様はエッチして寝る時間が無くなると、アッチの部屋で寝るようですからね」

「そこでまた誰かと寝る」

「順番で揉めなくなりますしね!」

揉めてたのか。それは悪い事をしたな。

「明日にでもネーヴェにお願いしてみよう。…ってか、彼奴何処居るんだ?」

「クリューエルシュタルトでお泊まりだと言ってました」

「…鍵は?」

「あたしが掛けました」

夜中にお泊まりに行くのは家主に迷惑では無かろうか?テッチー達は喜ぶだろうが、夜の営みが…な。

 ネーヴェと話をするのは決定として、明日は用地を確保せにゃならん。何せ島の家は稜線の土地を切り拓いて作ってるので造成せねばならんのだ。

「カケル、難しい顔してる」

「ん?場所をどうしようかなってな」

「家、作るの?」

「イゼッタには何か考えがあるのか?」

「部屋増やすだけなら、簡単」

「上か下に伸ばすのか。成程。で、何処を伸ばすつもりだ?」

「お風呂の上」

俺は関与して無いが、食堂はカラクレナイが入る為に上に伸ばしたんだよな。で、風呂側は手を付けて無いから、切った貼ったで空間を作れると言う。

「階段を作るから通路が一部不通になるな」

「北側はそれ程使って無いので問題無いかと」

そうシャリーが進言する。あの通路は多少お洒落感出して作った感じもあるしな。東西を繋ぐ南側が使えれば問題無いか。

「シャリー、挿れてあげるからおいで」

「え?よろしいので?」「はよはよ」

浴槽の縁に腰掛て、ヌメりを纏い反り立つアイツを見せ付ける。皆の視線が集まる中、シャリーのお股がアイツの先に添えられた。
信賞必罰。シャリーへの対応はとても優しいモノで、前後の穴を畝り震えて上下する。窮屈な姿勢で慎ましいおっぱいを舐りながら、時折舌を絡め合い、潮を噴く度に零れない程度の子種を注いでやった。

「カヒェルひゃまっ、アケウはまああっ!」

「シャリー、大好きだぞ」

「わらひもっひゅき!らいひゅぴれしゅっ!うっうううっ!!」

信賞必罰。腐ったメイドには皆が楽しんでる間《威圧》の棒とブルブルでイけないギリギリを味わせ続けた。最後にアイツを使わせてやると、激しいピストンで上下して、勝手にイって潮と小便噴き出した。脱力を許さず、更に突いて意識を刈り取った。

  「う、うぇへへ…。総受けになった気分、れす…」
常に総受けだろ?



しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

アレキサンドライトの憂鬱。

雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。 アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。 どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい! 更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!? これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。 ★表紙イラスト……rin.rin様より。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

勇者召喚され、追放された黒騎士は、忌子の少女を守り抜く

竹桜
ファンタジー
 白色が一番とされ、黒色が忌み嫌われる世界に、勇者召喚された伊黒健介は、黒騎士という、職業になった。それを知った王国の者たちは、伊黒を王宮から追放された。  伊黒が転移させられた先は、何処かの古城だった。その場所には、美しい黒髪を腰まで伸ばし、黒い羽を持つ、少女がいた。  これは、黒騎士という職業という理由だけで追放された少年と、忌子と呼ばれた少女と、追放された訳有りの少女達との物語である。

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する

平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。 しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。 だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。 そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。

処理中です...