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とても不機嫌

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 ママ上殿達が帰って二日。島の住民への福利厚生が終わり自由の身になった俺は仕事をする為に外出の支度等している。

「カケル、お出掛け?」

「また女を攫って来るのですか?」

厨房で兎達に食材を分けてもらっていると、赤ちゃんを抱いてお散歩させてるイゼッタとお付のシャリーが現れる。

「流石にそれは酷いぞシャリー。ミスリルや金が採れるゴーレムを探しに行くんだよ」

「そうですか。ご無事にお帰り下さいね」

「いってら」

「行っちゃヤなのーっ!」

「ぐえっ」

…行くの止めようかな。カラクレナイが飛んで来て背中にタックルして来るのを《強化》増し増しで受け止めて、抱き上げる。

「偶には仕事しないと男親失格って言われちゃうんだ。仕事させてよ」

「だったらカララも行くの」

「それはなぁ…。ママの許しが出たらな。後は、大人の同伴付きな?」

「ママに言って来るの!」

もっと抱き合って居たかったのに飛び跳ねて出てってしまった。

「旦那さま、カララちゃんがお出かけしたいからって、言われたんですけど?」

「サミイは冒険者じゃ無いし戦えないから仕事には連れてけないよ」

大人の同伴と聞いて連れて来たのがサミイか。

「ミスリルとか採れるゴーレムを狩りに行くから、サミイは遠慮してくれ」

「はぁ。カララちゃん、旦那さまは仕事なんですから。わたしじゃダメですよ」

「ぐぎぃ…」

「旦那さまが言ってた大人って、大人と言っても大人龍の事ですよ?わたしじゃカララちゃんを守る所か足手纏いですよ」

「やはりそんな話だったか」

あ、ミーネが来た。どう説明したのかは置いといて、一応報告はしたようだな。

「俺一人だとカラクレナイを守れないからな」

「カケル、強いもん。大丈夫なの」

「人の子の中ではそこそこ強いとは思うけど、雄の龍には負けるからな?カラクレナイを奪って嫁にするとか言われたら死ぬ迄戦うが、勝つのは無理だ」

「う…、うぎ…、カケルゥ~…」

泣く子と地頭と龍には勝てぬ。泣く龍の王女であらせられるカラクレナイに勝てる筈も無く、同行を受ける他は無かった。

「カケル…、遊びに行く予定だった…」

で、同伴する大人はネーヴェ。この通りとても不機嫌である。

「ごめんよネーヴェ。俺も謝りに行くからさ。ミスリルとかじゃ無い素材もあげるから許しとくれ」

抱き締めて撫で散らかして転移門を潜り、クリューエルシュタルトへ。そこでたっぷりエッチする。魔力マシマシの子種を注いで機嫌を直してもらうのだ。無理はさせられないけどこれが一番効くからな。

 大きさを調節したアイツでたっぷりと愛部したネーヴェの中を優しく掻き混ぜると、蕩けるように抱き着いて離れない。俺も離したくない。
もう一つのアイツはカラクレナイのお股に収まりグチュグチュといやらしい音を鳴らす。自ら腰を上下し俺に快楽を与えてくれる彼女はもうすっかり女だ。

「カケル、カケルッ。きもちい?ねっ?きもちいー?」

「ああ、気持ち良いよ。ネーヴェもカラクレナイも、直ぐに出すのが…勿体無い、くらいだ。大好きだよ」

「カララも!カララもしゅきーっ」

「カケルゥ~、も、ちょっとだけ、ちょっとだけぇえ」

「二人共、少しだけ動くぞ」

「んっ」「来てなの!」

二人がぐったりする迄良がらせて、魔力たっぷりの子種をこれでもかと注いでやった。

 風呂に入ってお弁当食べて、足りない分は焼肉焼いて、少し寝てから外に出る。

「一体何リット…否、時間止めてるのか?」

「動いてはいる」

そうは言ってもまだ午前中なのだが。その証拠にウラシュ島の住民が食料品店に商品を卸してるのが見える。だが気にしても仕方が無いのでテッチー姉妹の商家へと足を進めた。

「いらっしゃいませネーヴェ様、カラクレナイ様。カケル様もお久しぶりです。今お嬢様達をお呼びしますね」

家政婦さんは俺達に挨拶すると、急々と中に戻ってしまったが、これ断る雰囲気じゃあ無いよなぁ…。
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