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便利な女

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 お土産の果物を食べながら昼過ぎ迄致して昼飯代が浮いた午後。《洗浄》して身形を整えた女達はギルドへと向かう。俺も売れるドロップを売り捌く為に同行した。
彼女等は魔装アクセの鑑定があるので会議室を借り、鑑定とドロップの査定をしてもらうそうで、買取りカウンターの前で別れた。俺も量があるから別室が良かったんだけどな。名の通った十本槍は待遇良いのに、手ぶらで来た俺には何時通りの舐め対応。一緒に居たのを見てる筈なんだけどな。此処に置けと押し切られ、カウンターに嵩張る鎧とかを置いてくと直ぐに仕舞えと言われて憤りを禁じ得ない。
で、これまた何時もの尋問室に誘われた。

「何でこんなにあるんですか…?売るならその都度持って来てください」

「コレで一回分だよ。売れない物、売らない物を出さないで、な」

「そんな…」

「こんなの売ったら国が動くだろ?」

魔剣を幾つか見せてやると泡食って椅子からひっくり返ってしまった。

「十本槍の面々は四十~五十階で狩る事にしたそうだ。コイツは更に深い所のモンだ」

「そっ、そんなパーティーこの街にはっ」

「居ないよな。俺基本ソロだし。昨日は十本槍と潜ったが、彼奴等の腕試しに付き合っただけだしな」

「まっ、マスター案件ですっ。私の権限では買い取れません!」

「誰が売るかこんな危険物。それにギルマスも俺の事は知ってるよ。職員に情報共有しないのは何処のギルドも変わらんな」

魔剣を《収納》すると、漸く落ち着いたのか椅子に座り直そうと立ち上がる。倒れた椅子を置き直す買取り嬢の尻に抜き放ったアイツを挟み込んでいた。

「あ…、何で?」

「少し時間をくれ」

「はい…」

女の尻が魅力的だったのもあるが、味方が一人欲しかった。極弱い《洗脳》で暗示を掛けて、パンツの横からアイツを忍び込ませた。

「もう濡れてるな。男が居るのか?」

「はい…」

「其奴と夫婦になるのか?」

「…出来れば…。けど、モテる人なので…」

「それでも体を許してるんだな」

「はい…んぃっ」

向こうからしたら便利な女なんじゃないか?俺にとっても便利になってもらいたいモンだ。お股の入口に先っぽをめり込ませ、クチュクチュと音を鳴らす。

「今夜、その男と寝るか?」

「…分かりません。会いには、行けますが」

「なら今夜セックスしろ。きっと孕むぞ」

「…はい。いひっ、んくぅぅ…」

奥深く迄貫いて、小刻みに震わせながら女の置き直した椅子に座る。まだ査定が終わってないからな。
震える手でドロップを査定しているが、ちゃんとやれてるのか?漸くして査定が終わり、板に査定額と合計を書いて行く。

「こ…、此方で、如何でしょう…か」

「ミスったら大目玉だろ?集計し直せ」

合ってるかどうか、ぶっちゃけ俺には分からない。だがダブルチェックは必要だ。アイツを優しく震わせて、集計が終わるのを待つ。どうやらミスは無いようだ。

「此方に不備は、あ、ありませんでした、ぁあっ」

「その金額で良い。ギルド証に振り込んでくれ」

「うっ!承りましったぁあっ」

女の両脚を持ち上げて、激しく腰を突き上げる。誠実な仕事には誠実な対応をしなければならない。女がイくのを見て、中に子種を吐き出した。
勿論、孕ませた。

「必ずしろよ?」

「はい。必ず…」

《洗浄》され、身形を正した買取り嬢に見送られてギルドを後にする。十本槍はまだ査定中みたいなので買取り嬢に言伝を頼み、街を出た。


 行先は島では無くバルタリンド。約束事はとっとと済ませてしまうに限るからな。

「お帰りなさいませカケル様。何処ぞのホルストの骨と致すなら私として下さい」

「やはり気付いたか。エージャに上書きしてもらおうと思って、先にコッチに来たんだ」

「嗚呼…、カケル様ぁぁ…。こんなに嬉しい事はありませんっ!さ、直ぐにお部屋に!それとも宿を!?」

「取り敢えず、後でな」

「お待ちしています!」

親父殿に箱をあげたら物凄く喜ばれた。大商人でも宝箱型なんて持ってないんだってさ。

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