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泣き言

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 エッチして、果物食ってエッチして。サスーンとスールズが多分夕飯であろう支度を始めた頃に《感知》に反応があった。今度は無事に帰って来たようだ。

「皆が戻って来たようだ」

「またヘマぁやらかしちゃ無いかねえ」

「それなら俺が飛んでってるよ」

「ね~え~、カケル様ぁ~。私だけお肉もソーサーもダメなの?」

「樹液で我慢しとけって」

「美味しいけど歯応えが欲しいのよ!」

「スーよう、その歯応えがダメなんだってーの」

「あ~ん、私もカケル様に治して欲しかったー」

「俺がやっても同じだぞ?サスーンも留守番してたろ?」

ゴネてる横でサスーンが一片の慈悲無く肉を焼く。辛かろうなぁ…。

 食事の支度が整い、出迎えに出て出口前で待つと、暫くして疲れた顔が見えて来た。

「お疲れ」

「あ、カケル様」「疲れたー」「アタッカーの有難味がわかるわ~」「それな~」

口々に泣き言を垂れる女達を輸送して、飯食って風呂。疲れた疲れた言ってる割にコッチの方は元気なのな。果物や飲み物、お湯にも催淫効果があるから仕方無いか。
カリータ以外に三発ずつ流し込み、湯上りの酸味水を冷やして飲む。

「湯上りに染みるねぇ」

「技術販売しましょうよ!がっぽがっぽですよ!?」

「魔力で物が冷えるって、信じられないね…」

「俺の場合、この方法しか成功しなかったってだけで、色んな方法で冷やせるぞ?人に出来るかどうかは置いといて、な」

「魔力を当てるだけですよね?」

「停滞させる必要はあるけどな」

商材に食い付いたミルカが自分のコップに手を添えて魔力を放つ。が、直ぐに諦めた。

「無理!干からびる!停滞させても部屋に吸われちゃうっ」

「だろうなぁ。魔力を与えると此処みたいにサービス良くなるぞ」

「道理で…」

「所でカケル様。私等明日一泊して朝一で帰る予定なんだけど、明日は付いて来てくれるかい?」

「盗られた腕の調子も見たいし、ダメかな?」

折角一緒に潜ってるのだし、それも良いか。明日の探索に同行する事にした。


「カリータ、おいで」

「え?私だけ?」

「腹の調子を診るんだよ」

「あ、そっちね…」

ベッドルームで横になる中、カリータを隣に呼んだ。期待から羞恥へと頬を紅潮させたカリータは、俺に言われるまま服を脱ぎ横になる。優しく腹を擦りながら《感知》で隈無く診てやり、回復を追加する。ぐるぐると撫で回しながら、その手は少しずつ下へ下へと降りて行った。

「カケル…様?」

「優しく、な?」

「……はい」

くちゅくちゅと、静かな水音を《結界》で塞ぎ、慎ましくもキレイなおっぱいに舌を這わせる。乳首がツンとしてとても良き。頭に抱き着き声を殺すカリータのおっぱいを存分に堪能し、アイツを股の間に忍び込ませた。

「んふ、ん…」

滑りを纏ったアイツは、抵抗無く納められた。快楽を貪りたい気持ちをグッと堪え、ピクンピクンとスールズの中を愛撫する。

「んぅ…、動いて…」

脚を絡めて抱き着くスールズが切な気な声を出して腰をくねらせる。優しく、ゆっくり、そして大きくアイツを前後すると、我慢し切れぬ声が吐息と共に零れた。

「今夜は優しく、だからな?」

「うん…、うんっんっ」

じっくりねっとり、此処ぞと言うきっちりと。たっぷりイかせて子種を満たした。

 そして朝。心地良い刺激に目が覚める。今日のモーニングコールはベッドから下半身が生えていて、にゅぷにゅぷと上下していた。中々造形も凝って来たな。尻の部分を捕まえて、激しく股間を突き上げる。《耐性》を掛けて魔力を練って、三度目の白濁を流し込んだ頃には皆起きて凝視されていた。

「カケル様、そりゃあ、なんだい?」

「この宿の料金徴収だよ」

サンティは初めて見るんだったな。普通の冒険者では排泄物だったり、寝てる隙にこっそり魔力を吸ったりしてるホテルオナホだが、俺の場合は直接魔力を吸いに来る。とは言え自分からは吸おうとしない。此方から流し込む意思を見せないと悶々とさせられてしまうのだ。





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