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チョコ
しおりを挟む「種のクセに甘ぁ~い」
その一言を最後にツマツマしてるミルカを放置し、俺とイゼッタはラグビーボールの種を皿に取り出す作業に勤しむ。
種と皮の間には、空豆の鞘に付いてるヤツみたいな白いわたわたが付いている。剣鉈で薄く切込みを入れて、親指を突っ込んだらメリメリと剥がしてく。
種は乳白色で普通に種だな。
「さてさて、多分美味いのだろうが食ってみるかね」
「どぞどぞ」
毒味役に抜擢されて、種を摘んで齧り付く。ポリポリとした食感に一瞬ナッツ系を想像したが味は全く違ってた。
濃厚な甘みに仄かな苦味、そしてとってもクリィミ~。口の中に広がり鼻に抜けるこの香りは…。
「チョコだ…」
「ちょこ?おいし?」
「俺の居た世界にチョコレートって名前の菓子があってな。それの味がする」
お菓子と聞いて手が伸びるイゼッタ。豆食うミルカの目も追従してる。
「はむ…、ふむ……ほぁあ~~」
イゼッタよ、人の言葉で話せ。
「ね、イゼッタちゃん。どうなのそれ」
「ん、んまい。んますぎる…」
それを聞いて手を伸ばすミルカの第一声は、やはり人の言葉では無かった。
・なにこれ****(解読不能)
・口の中がとろっとしてる
・甘過ぎて辛い
何とか解読出来たのはこれくらいだ。まあ、チョコの味を表現しているのだろう。最終的にはアヘ顔で種をレロレロし始めた。ヤバい成分出てるのか?イゼッタはリスの如く少しずつカリカリして甘さを堪能してる。砂糖だけで作る甘味とは次元の違う味に勿体無い精神が出たのだろう。脂肪分のある甘味はシルケ人の二人にとって初めての味の筈だ。ミルクを飲む概念の無い世界では、この味は作れまい。
「カケル様ぁー、お風呂上がりま…どうしたのですかこの子」
「もうしちゃったの?」
サスーンとスールズが風呂から帰って来た。
「美味すぎて絶頂してるんだろ」
良い匂いをさせて戻って来た湯上りの女達がアヘ顔のミルカを見て驚いているが、俺の持つ皿の中身を見て渋い顔をした。
「種ですよねこれ。何処から採って来たのですか?」
「さっきから生えてただろ?この宿、飲み物と果物をくれるんだ。今回は木の実だがとにかく美味いぞ」
「イく程美味しいって…」
「なんか良い匂いするね」
「食べて良いんならさ、試しに頂こうじゃないか」
「「「だね」」」
そして湯上りの女達は言語不明瞭となった。
アヘアヘしてる女達を寝室に連れて行き、取り敢えず寝かす。俺も風呂に入りたいしな。イゼッタが大きくなってると言っていたが、確かに二回り程大きくなってるように見える。俺一人では手に余るのだが、広い風呂は最高だな。
体力作りと健康の為に殆ど飛ばずに移動してたからか少し頭がボーッとする。だが此処で寝落ちなんてしたら吸収待った無しなので長湯せず風呂から上がった。湯上りに水を飲み、チョコモドキを一摘みして寝室へ向かう。そう言えばベッドも大きくなってるな…。
女の群れに静かに飛び込みサスーンのキレイな微乳を吸う。仄かに甘いのは風呂上がりだからだろう。それにさっきまで齧っていたチョコモドキの後味が合わさり、何時までも舐ってられそうだ。
「ぁ、そんなに吸ってもっ、出ないからぁ」
「んちゅ、ちゃんと甘いぞ」
「カケル様ぁ、私もぉ~」
甘い声で背中に抱き着くカリータのおっぱいが当たる。アイツを摩る手が優しく上下して、どんどん硬さを増して行く。お返しに《威圧》の玉でブルブルと入口を愛撫すると少しずつ吐息を荒くして行った。
準備が整い、最初に俺のアイツに跨ったのはミルカ。お堅いとか言っていたのにと思うかも知れないが、風呂のお湯の効果がバッチリ出たようだ。それに、チョコモドキにも何か含まれてるな。俺にはあまり意味の無い効果だが、女達には抜群だったみたいで激しく腰を振り踊っているよ。
「ああっ!久しぶりなのにぃーっ!止まんないっ止まんないよおおおっ!!」
折角だ、気持ち良くなっとけ。
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