上 下
603 / 1,519

子供用

しおりを挟む


「リュネ、あれ、出来た?」

「出来てますよー。はい、これと、こーれ」

頭の中で、こんな子とデキたら良さそうな歌が流れている俺の横で、リュネがネーヴェに強請られた品物が陳列される。
転移を付与したであろう箱に、ネーヴェが何やら付与してる。そしてその横に、人型の石像が立っていた。

「それ、ゴーレムの素体か?」

「ん?そ」

リュネ作特有の白磁の肌は艶やかに、目に嵌め込まれた魔石が青く輝いていた。

「それ、子供等に見せるのか?」

「そうだけど」

「リア、貴族的に見てこれはどうなんだ?」

「とても美しい出来栄えですね。子供達に見せるのはどうかと思いますが…」

「取り敢えず、服着せようよ」

石像は全裸であった。たわわな美女の全裸の姿は、少なくとも子供用では無い。子供用なら丸みを帯びた二頭身で良いじゃないか。ドアもあるし。

「所でリュネよ…、これ、誰がモチーフだ?」

「母です。角と尻尾は無くしましたが」

こんなと良いな、デキたら良いな…、等とは思うまい。そもそも子で無く親なのだ。

「ああ、見覚えがあると思ったら母であったか」

「何故そんなに乳があるのか不思議に思っていたが、今思えば羨ましいな。我ももう少し欲しかったぞ」

「取り敢えず、それは人の子に見せちゃダメだ。俺も忘れるからもっとゴーレムっぽいのにしなされ」

「んー」「仕方ありませんね」

リュネ達の母が土に戻って消えて行く。ダメ出し三回の後、真面なのが出来た。俺の姿になんてしたら悪戯書きされるかペニスケ折られるかの未来しか見えないぞ。出来上がったのは球体関節の人形で、大きさも六十ドン程。これなら特殊な趣味の人間でも無い限り反応はしないだろう。ネーヴェが魔石を人形の体に埋め込んで、何やら付与して出来上がりだそうだ。

「リュネ、ありがと。あとはマネしてつくる」

増産するのか?

「どちらの性別にも見えるけど、服は着せてやれよ?」

リュネがササッと着せたのは、白無地のワンピース。アレが付いてないし、女の子で決定なのか。トコトコ歩いて挨拶めいた動きをしてる。可愛らしいな。

「…作り直しましょうか」

「お前が女の子の服を着せたからだぞ?挿れるから尻を出せ」

「!はぁーい」

自分の作品に嫉妬するくらいなら女型ゴーレムなんて作らなきゃ良いのに。
ペロンと出されたスカートの中は何も着けておらず、俺の目に全てを晒け出していた。
柔らかな二つの膨らみの真ん中に顔を突っ込み、舌で盛り上がりを愛撫する。太く長く、増やした舌が割れ目の内外組まなく舐り擦ると、次第に潤い滑らかな舌触りに変わって行く。
リュネは何も語らない。唯息を荒らげて快楽に集中しているだけだ。

「カケルさまぁ、交尾するの…?」

敷物の上で寝てたバジャイを起こしてしまったようだ。

「交尾するぞ。たっぷり子種を流し込んで孕ませるつもりだ」

「まってるから…」

そう言って、再びごろんとしてしまった。リュネがバジャイに気を向けた隙を突いてアイツを突き刺した。

「あひっ!こ、声は出さないようにしていたのにぃ…んっ、んくっ!」

そんな事はさせないんだぜ?尻を叩く激しいピストンがバチバチブチュブチュいやらしい音を立て始めると、リュネの音量も上がり出す。
アイツを太く、イボイボにして、振動と共に内壁を抉ると、我慢の限界を超えた龍が吼えた。吐き出す白濁がビュービュー溢れ出し、床を汚す。それでも構わず腰を叩き付け、地面に倒れ伏しても更に中を掻き回す。

「孕めっ!孕め孕めっ!」

「はっはらみましゅ!はらまへて!いぐいっいぐうううんっ!!」


「孕めると良いな」

リュネが風呂へと離脱して、今度はミーネが舐ってる。丁寧なお掃除フェラだ。

「人のスキルは中々効かないからなぁ。祈るしかないね」

「その時はその時よ。さあ、我等も風呂に行こうか」

「そうだな…。バジャイ、お風呂入るぞ」

「バジャイ…寝る」

バジャイを一撫で。雑木紙を掛けて風呂へと向かった。



しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

喰らう度強くなるボクと姉属性の女神様と異世界と。〜食べた者のスキルを奪うボクが異世界で自由気ままに冒険する!!〜

田所浩一郎
ファンタジー
中学でいじめられていた少年冥矢は女神のミスによりできた空間の歪みに巻き込まれ命を落としてしまう。 謝罪代わりに与えられたスキル、《喰らう者》は食べた存在のスキルを使い更にレベルアップすることのできるチートスキルだった! 異世界に転生させてもらうはずだったがなんと女神様もついてくる事態に!?  地球にはない自然や生き物に魔物。それにまだ見ぬ珍味達。 冥矢は心を踊らせ好奇心を満たす冒険へと出るのだった。これからずっと側に居ることを約束した女神様と共に……

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

西からきた少年について

ねころびた
ファンタジー
西から来た少年は、親切な大人たちと旅をする。

病弱幼女は最強少女だった

如月花恋
ファンタジー
私は結菜(ゆいな) 一応…9歳なんだけど… 身長が全く伸びないっ!! 自分より年下の子に抜かされた!! ふぇぇん 私の身長伸びてよ~

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生令嬢は現状を語る。

みなせ
ファンタジー
目が覚めたら悪役令嬢でした。 よくある話だけど、 私の話を聞いてほしい。

召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ
ファンタジー
転生する事になった俺は転生の時の役目である瘴気溢れる大陸にある大神殿を目指して頼れる仲間の召喚獣たちと共に旅をする カクヨムでも投稿してます

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...