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伯爵令嬢
しおりを挟む報告と、死体の引渡しを済ませ、後はギルドの事務処理だ。待っているのも無駄なのでギルドを出ようとした所でフラーラとばったり。偶々…では無く、リュネに迎えと言われたそうな。貴様、見ているな!?今回ばかりは助かるよ。
「では、此方の方々に衣服と食事を提供するのだな?」
「先ずは服で頼む。俺が奴隷商人扱いされかけてるから」
「承った」
パパッと女達のサイズを聞いて、さっさとギルドを出て行ってしまった。カロ邸で待てば良いのか?
「カケル殿はメイドを持っておられるのか」
「妻のメイドだよ。これからカロ邸に向かうので荷車に乗ってくれ」
荷車に揺られる女達は《洗浄》してキレイになったがだいぶ窶れている。その上一人以外貫頭衣なので凄く見られる。狭苦しい思いをさせても外が見えない形にしてやれば良かったな。カロ邸前に着いて、皆に詫びた。
「カケーーールーーー!」
我が天使が放物線を描き、魔道車を無視して突っ込んで来るので急いで進路に割り込んどぅへっ!胸が凹みそうなぶつかり稽古に耐えて、カラクレナイを抱き締める。
「誰なの?」
「お客さんだよ。暫く此処に住むってから、俺達は湖に行こうな」
「貴方の妻はメリクヒャー殿でしたか」
「そんな事言うと後が怖いぞ?」
「?」
貴族のハテナ顔は後で凄い顔に変わる事になる。暫くしてアルネスがやって来た。
「カケル様、お早いお帰りで…其方の方々は?」
メイドの代表が名乗りを上げて、主人の名を明かす。ラフラハーン伯爵令嬢のフラメニアさん、だとさ。俺は勿論知らなんだが、アルネスは勿論知っていて挨拶が長くなる。メリクヒャーは男爵家、ラフラハーンは上役なので尚更長くなり俺うんざり。皆疲れているだろうし、割って入って中に通してもらった。メイドに小声で感謝されたよ。
客間にはリアとノーノしか居なかった。リュネとミーネは寝室で寛いでるな。サミイは実家だろうか?
「カケル様、お帰りなさいませ。随分と大勢連れて来たご様子で」
「ダンジョンを諦めて野盗のアジトに行ったら居たんだ。貴族だそうだからカロに匿ってもらう事になった」
「此方はラフラハーン伯爵家次女、フラメニア・ラフラハーン様であらせられます」
「ぁ…あーあー。これはご丁寧に。此方におわすはアフマクシア公国ベスファン公王が次女、カルメリア・ミラルダ・アフマクシア様に御座います」
久しぶりに聞いたノーノの大声。そしてリアのフルネーム。メイド四人にフラメニアが平伏するのに釣られて平民の三人まで釣られて平伏しちゃってた。
「次女同士、仲良く致しましょう」
「も、もも勿体無いお言葉、感謝に耐えません」
泣き笑い、冷や汗ダラダラの伯爵令嬢である。王女を追い出してカロ邸に厄介になるのだ。そりゃあこんな顔にもなる。
「フラーラに頼んでおいたから、届くまで風呂にでも入っててもらおうか」
ノーノに連れられ、女達は風呂に向かって行った。
「そんな訳で、俺達はセカンドハウスに行くよ」
「あら、てっきり致してしまうのかと思っておりました」
それでピリピリしてたのか。魔物に苗床にされてた訳で無し、俺が致してやる義理は無い。ソファーに座るリアをなでなでチュッチュして、正面からおっぱいに顔を埋めた。
「久しぶりの二人きり、ですわね」
頭に掛かる圧は強くて柔らかい。が、直ぐに押し返された。そしてペロンと出された双丘に、ブルンっと出したアイツを挟ませた。スリスリレロレロ、積極的に責め立てられて思わず腰が振れてしまうのを両手で更に挟み込まれて我慢の限界を超える。
「んはぁ、ママ上様と、何方がよろしいですか?」
バレてたか。吐き出したい瞬間に口を離し、舌先で先っぽをほじるリアは意地悪さんだ。
「ママ上殿もリアも、凄く上手だよ。皆で練習でもしてるのか?」
「秘密です。うふ」
「リア、どれくらい飲める?」
「先程お茶を頂きましたので、少しだけ、お願い致します」
お願い通り少しだけ飲ませてやり、その後は俺がソファーに座り、リアを俺の膝に乗せて授乳した。
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