432 / 1,519
寂しいです
しおりを挟む午後になり、手伝いが増えたので鉄板五百枚はその日の内に終わってしまった。棒の方は全部で一万千本もあるので、出来た傍から纏めて夜なべ作業用に各家に持ち込まれて行った。十六人だと一人七百本行かないくらいか。急ぐつもりは無いので七日くらいでやってくれれば良いや。
「カケル様、よろしいでしょうか?」
視線は何時も腹より下の、ニト母だ。
「良いぞ?居間で話そう」
母屋の居間を通り過ぎ、階段上がってベッドに座る。ズボンとパンツを《収納》すると、間を置かず股の間に跪き、アイツを味わいだした。
「セカンドハウスの世話係の話だな?」
「んっ、ぷはい。ネルトとタウトの二人に任せようかと思います。はむ…」
ネルトは黒茶、タウトは白茶のパンダ少女だ。妊娠組に入ってない二人をチョイスしたと言う。次に街に行く時に一緒に連れて行って良いそうだ。ニト母の中にアイツを埋め込み前後しながら、後でタウト達の部屋に行くと伝えてもらう。お駄賃代わりに中に二回注いでやったよ。
入浴後、二人の部屋に行くともう始まってた。裸の二人に手を引かれ、服を《収納》して顕になったアイツを挟むようにしゃぶしゃぶして来た。
「皆と離れてしまうが良かったのか?」
「タウトがいるから大丈夫です」
「うん。私達、好き合ってるの」
「男はカケル様だけ。特別です」
「だから、会えた時は構って」
「分かった。俺も二人のきつきつおまんこで楽しみたいからな」
「「同時に愛して」」
抱き合ってちゅっちゅし合う二人のお股に、二本に増やしたアイツ達を捩じ込んだ。
朝までた~っぷり楽しんで、皆に白い目で見られた。
「カケル様はやはりロリコン様でしたか」
「何度も言うな。歳等関係無く女好きなんだよ」
「赤ちゃんから妻帯者まで」
「種族も問いませんね」
イゼッタとテイカも俺の心を抉って来る。
「カララはカケル大好き」
「私も。カケルはちゃんと愛してくれる」
「「「「私もー!!」」」」
力強い掌返しを見た。仲が良くて何よりだよもう。夜なべ仕事の完了にはまだ数日掛かる為、やるべき事を考えたり思い出さないといかん。取り敢えずは朝食を平らげて、一人になれる所で考えよう。
そして今、上空に浮かぶUFOの中で雑木紙とボールペンを出して寝転がってる。此処に来れるのはリュネくらいのもんだろう。静かで温くて眠くなるが、先ずはやる事やってからだな。
○やる事
カラクレナイの服→ミスリル掘り 作るのはリュネ
ダンジョン
頑張って思い出したよ。服に使うミスリルに関しては、カラクレナイが人化出来るようになれば不要になるだろうが、用意しないと言う選択肢は無い。今ある手持ちもリュネに渡しておかないとな。
ダンジョンについては、入場料がちゃんと只になってるかあっちのギルマスに確認しないとな。それに、ギルマスの白くなった黒髪はシルケには無い色の筈だ。まさか転移とかした人なのか?そろそろオーバーフローも終わってるだろうし、行ってみようかな。終わってなければデストロイしたら良いし。
明日から暫くは岩山を凸凹にする事にした。夜まで寝よ寝よ…。
「カーケールさぁ~ん」
「ねーてたーのにー」
天井に穴を開けて覗き込むのはリュネ…では無くカラクレナイとドラゴンライダーに戻ったサミイだった。リュネは俺の横で添い寝してるぜ。
「カケル、お願いあるの」
「何でも言いなさい」
「我等四人、暫く姉の巣に行ってくる」
リームの言う、姉の巣とはミーネの住んでた火山島の事だろう。なんでだろ?
「寂しいですか?」
「当たり前だ」
「カラクレナイに人化の練習をさせるのに少し広い場所が必要なのだ。外でやるのも恥ずかしかろうしな。旦那様、許可をもらいたい」
頭の下に膝を滑らせミーネが言う。俯せになって腰に抱き着いた。
「早く帰って来い。俺の寿命は少ないんだからな」
「そこまで時間は掛けんよ。カラクレナイ次第だがね」
「がんばるの!」
サミイを降ろしたカラクレナイは、大人三人と共にミーネの巣へと飛んで行った。サミイが抱いてくれなければ、俺は泣いていたかも知れない。
0
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる