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中出ししてやる!

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 戦闘奴隷の現地解散が終わり三日目。露店もちらほら並びだし、街が活気を取り戻し始めた。俺とイゼッタ、テイカの三人は建具屋にミズゲルの核の在庫を聞きに行ったり、開店の始まった食料品店や服屋等を巡り消耗品の買い付けをしていた。そろそろ島に帰るので、その支度をしているのである。

「洋服は買い切れませんでした」

「近い内にエディアルタにも行くし、そこでまた買えば良いさ」

「持ってく棒が、もう無い」

「核の在庫が無かったからなぁ。海で乱獲しなきゃいかんね」

「そろそろお昼ですが、一度カロ邸に戻られますか?」

「そうだな。お昼を食べたら海に行こうか」

カロ邸で昼食を食べ、海へ。皆暇だそうでアルネス以外の全員が着いて来た。

「俺はちょっくら一仕事して来るから、皆はお茶でも嗜んでておくれ」

《収納》からお茶の道具や敷布代わりの海竜の皮を取り出して平らな所に置いてやった。日傘も欲しいな。シルケに来てから雨用の傘すら見た事無いけど。

「カケルさん、私もお手伝いしましょうか?」

リュネに頼むと絶滅させかねんので丁重にお断りさせて頂いた。
海に向かってひとっ飛び…、と行きたい所だが、壁の上には衛兵が見張ってるので《阻害》を掛けて飛んで行く。《感知》で海の中を覗くと、深い所の方が沢山居るみたい。浅瀬よりも魚影?ゲル影が濃い。プランクトンやらデトリタスでも漉し取って食べているのだろうか?
《感知》範囲に居る数え切れない程のミズゲルから核だけ取り出して俺の居る空に上げると、海水に洗われてキラキラ輝く核が無数に取れた。数は後でノーノに仕分けて貰う時に数えてもらうとして、一ナリ袋に四袋と少し手に入った。

「旦那さま、大漁ですね!」

「一杯と言えば一杯なのだが売り出すと直ぐに無くなっちゃう程度の量なんだよな」

「安いからです!」

二の句が無い。お茶を一杯頂いて、もう一度取りに行き、合わせて九袋と半分程の核を手に入れた。後は夕方前迄まったり過ごそうか。

「明日には島に戻ろうかと思うんだが」

「そうなると、わたしはお留守番ですね、エージャさんも目覚めてませんし」

「ギヤー」

「それは俺もヤだな。サミイのプリ尻揉みながら中出ししたい」

エージャの名が出て今日はまだ清拭して無かった事を思い出す。ゆっくりしたかったがお方付けして戻ろう。カロ邸へと伸びる分かれ道で、帰る組と寝具店組に分かれた。俺、妻、龍装備妻、王女妻、メイド、白鱗桃龍…。
ミーネとテイカだけかよ帰るの。

「お早いお帰りをお待ちしてます」

「まさか目覚めたてで致したりはすまいよ」

「カケル様を狙う女は他にもありますので」

「分からなくも無いな。早く帰れ?さもなくば焦土にしてやるぞ」

「妻三人に囲まれて鉄壁のガードだよ、やれるか!」

「はてさて」「どーだか」「グゲ」「信じて居ります」「なるようにしか」「なせばなります」「うふふ」

酷い言われ様だ。焦土にするつもりで三回は中出ししてやる!
息巻いて寝具店に向かうも、店の前には店仕舞い中の親父殿が居ただけだった。これが物欲センサーか。お手伝いしてエージャの元へ。
熱が引いたのを《感知》して、目覚めが近い事を悟る。布団とベッドと服を《洗浄》して清拭。着替えて寝かせる。

「よく寝てる」

「起きないですね」

「起こさないようにはしてるからな」

「起こしてはダメなのか?」

  「あんまり良くないかな」
「キスで目覚める…、なんてロマンチックなのですけれどもね」

「俺、王子でもイケメンでも無いから起きないだろうなー」

べろべろと、カラクレナイが慰めてくれる。うちの子優しいべろべろ。
明日からの事は両親殿とサミイに任せてカロ邸に帰った。
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