281 / 1,519
たっぷり
しおりを挟む極太イボイボ超振動(実はソフト)の使用感はとても良かったそうで、艶々になったカロは朝から元気に出社して行った。福利厚生は大事なのである。
今日から魔道具の売り出しなので、俺も寝具店にお出掛けだ。龍の二人は俺に付いて来るみたい。メイド二人は食材の買い出しに行くと言うので途中まで一緒だな。イゼッタ、リア、テイカの三人はお留守番だそうな。お留守番の三人とアルネスに行ってきますのキスをして、ハグをして、更にキスをして、後ろ髪を引かれて家を出た。
「旦那さま、おはようございます!」「クルルァー」
「おはよう、まだ店開けて無いのな」
メイドと別れて寝具店に向かうと、既に十数人の主婦達が集まってた。皆この辺りのご近所さんで、煉瓦を買った店の奥さんとか、セックスレス主婦で昨日居なかった人も居る。目が合ったのでチンピクしてやると嬉しそうに凝視してた。店の前に居ても仕方無いので裏口から中に入った。
「今日は何人の女とするのでしょうね?」
「さあなあ。一人三十リットとして十七~八人か?」
リュネが嫌味な事を言うので、後ろから抱き着いてアイツを擦り付けてやる。望むならお前を一人目にしてやるぞ?
「あん、私が一人目ですか?」
「リュネ相手で三十リットは少な過ぎるな」
「じゃあ、夜にでもたっぷり。硬いのでお願いしますね、うふふ」
両親殿に挨拶し、未だ寝ているであろうエージャの元へ向かう。
「これがカケルさんを手こずらせた女ですね」
「エージャな?穴に落ちてた時のリュネより凄い傷だったよ」
「尻尾と角だな?あれは私が斬った」
「マジかよ」
「雄では無抵抗だとしても切り落とす事等出来はしないからな」
「痛かったです。けどお陰でカケルさんと会えました」
「俺もリュネに出会えて良かったよ。五体満足な龍に会ってたら生きてる自信が無い」
「んもう」
膨れっ面を撫でてやり、エージャの体を診る。《遮断》の効果は切れているようなので、昨夜は痛みに魘されていたに違い無い。ベッドから浮かせたら服を脱がし、湿った服とベッドと布団を《洗浄》する。エージャの体をリュネが用意してくれた温タオルでキレイにしたら服を着せて寝かせてやった。
「なんだしないのか」
「俺は我慢の出来る子なんだ。我慢出来無くなったらミーネのおっぱい吸うから」
「私の方が大きくて美味しいですよ?」
「リュネのは我慢出来てても吸うからな」
エージャの部屋を出て二人は客間へ。俺はお店の手伝いに向かう。開店と同時に満員御礼、鮨詰め状態だ。
「旦那さまあ!」
「列の整理をするから暫し待て」
商品の説明や在庫に余裕がある事を説明しながら、カウンターの前から順に二列縦体に並べてく。主婦二人の真ん中を俺が歩いて整理する、そんな感じだ。股間に感触があるので長く説明する振りをしつつ、そこだけ《阻害》を掛けて生感覚を味わって貰った。触った者は驚いたが、笑顔を向けるとしっかりと握って上下くれる。
「三十リット程ですが、細かい説明は後で裏口へ…」
小声で囁くと、主婦も納得の表情で大人しく列になってくれた。
列は外へと続き、大通りの手前で折り返し、店の前程で途切れた。店からは商品を持って出て行く客が続々と出て来る。百五十人は居たと思う。続きは店内で説明していたサミイに任せて良いだろう。
細かい説明を聞きたい主婦がソワソワしてるからな。裏口の奥にイゼッタ専用機を出して一人ずつ中に入って貰い、説明責任を果たした。
結界を張ってくれた気の利くミーネには後でお返ししてやろう。
一人三十リットしか無かったが、大体満足してくれたようだ。足りないなら後日改めてたっぷりと。夕方迄楽し…説明を続けてこの日は販売終了となった。
0
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
没落した元名門貴族の令嬢は、馬鹿にしてきた人たちを見返すため王子の騎士を目指します!
日之影ソラ
ファンタジー
かつては騎士の名門と呼ばれたブレイブ公爵家は、代々王族の専属護衛を任されていた。
しかし数世代前から優秀な騎士が生まれず、ついに専属護衛の任を解かれてしまう。それ以降も目立った活躍はなく、貴族としての地位や立場は薄れて行く。
ブレイブ家の長女として生まれたミスティアは、才能がないながらも剣士として研鑽をつみ、騎士となった父の背中を見て育った。彼女は父を尊敬していたが、周囲の目は冷ややかであり、落ちぶれた騎士の一族と馬鹿にされてしまう。
そんなある日、父が戦場で命を落としてしまった。残されたのは母も病に倒れ、ついにはミスティア一人になってしまう。土地、お金、人、多くを失ってしまったミスティアは、亡き両親の想いを受け継ぎ、再びブレイブ家を最高の騎士の名家にするため、第一王子の護衛騎士になることを決意する。
こちらの作品の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n8177jc/
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
引退したオジサン勇者に子供ができました。いきなり「パパ」と言われても!?
リオール
ファンタジー
俺は魔王を倒し世界を救った最強の勇者。
誰もが俺に憧れ崇拝し、金はもちろん女にも困らない。これぞ最高の余生!
まだまだ30代、人生これから。謳歌しなくて何が人生か!
──なんて思っていたのも今は昔。
40代とスッカリ年食ってオッサンになった俺は、すっかり田舎の農民になっていた。
このまま平穏に田畑を耕して生きていこうと思っていたのに……そんな俺の目論見を崩すかのように、いきなりやって来た女の子。
その子が俺のことを「パパ」と呼んで!?
ちょっと待ってくれ、俺はまだ父親になるつもりはない。
頼むから付きまとうな、パパと呼ぶな、俺の人生を邪魔するな!
これは魔王を倒した後、悠々自適にお気楽ライフを送っている勇者の人生が一変するお話。
その子供は、はたして勇者にとって救世主となるのか?
そして本当に勇者の子供なのだろうか?
もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~
ゆるり
ファンタジー
ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。
最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。
この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう!
……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは?
***
ゲーム生活をのんびり楽しむ話。
バトルもありますが、基本はスローライフ。
主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。
カクヨム様にて先行公開しております。
【完結】8私だけ本当の家族じゃないと、妹の身代わりで、辺境伯に嫁ぐことになった
華蓮
恋愛
次期辺境伯は、妹アリーサに求婚した。
でも、アリーサは、辺境伯に嫁ぎたいと父に頼み込んで、代わりに姉サマリーを、嫁がせた。
辺境伯に行くと、、、、、
亜人至上主義の魔物使い
栗原愁
ファンタジー
人生に疲れた高校生――天羽紫音は人生の終止符を打つために学校の屋上に忍び込み、自殺を図ろうと飛び降りる。
しかし、目を開けるとそこはさっきまでの光景とはガラリと変わって森の中。すぐに状況を把握できず、森の中を彷徨っていると空からドラゴンが現れ、襲われる事態に出くわしてしまう。
もうダメかもしれないと、改めて人生に終わりを迎えようと覚悟したとき紫音の未知の能力が発揮され、見事ドラゴンを倒すことに成功する。
倒したドラゴンは、人間の姿に変身することができる竜人族と呼ばれる種族だった。
竜人族の少女――フィリアより、この世界は数百年前に人間と亜人種との戦争が行われ、死闘の末、人間側が勝利した世界だと知ることになる。
その大戦以降、人間たちは亜人種を奴隷にするために異種族狩りというものが頻繁に行われ、亜人種たちが迫害を受けていた。
フィリアは、そのような被害にあっている亜人種たちを集め、いつしか多種多様な種族たちが住む国を創ろうとしていた。
彼女の目的と覚醒した自分の能力に興味を持った紫音はこの世界で生きていくことを決める。
この物語は、限定的な能力に目覚め、異世界に迷い込んだ少年と竜の少女による、世界を巻き込みながら亜人種たちの国を建国するまでの物語である。
「僕は病弱なので面倒な政務は全部やってね」と言う婚約者にビンタくらわした私が聖女です
リオール
恋愛
これは聖女が阿呆な婚約者(王太子)との婚約を解消して、惚れた大魔法使い(見た目若いイケメン…年齢は桁が違う)と結ばれるために奮闘する話。
でも周囲は認めてくれないし、婚約者はどこまでも阿呆だし、好きな人は塩対応だし、婚約者はやっぱり阿呆だし(二度言う)
はたして聖女は自身の望みを叶えられるのだろうか?
それとも聖女として辛い道を選ぶのか?
※筆者注※
基本、コメディな雰囲気なので、苦手な方はご注意ください。
(たまにシリアスが入ります)
勢いで書き始めて、駆け足で終わってます(汗
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる