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オーブン

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 家具屋は寝具店の二件隣。サミイの元気な声で店に入ると恰幅の良いおばちゃんが声を掛けて来る。

「いらっしゃい、アンタがサミイの良い人かい?」

「妻が世話になってます」

「夫共々宜しくお願いします」

挨拶もそこそこにオーブンを見せてもらった。実際にはその家のキッチンを見て、現物合わせで作るのだそうな。なので店には蓋だとか仕様書があるだけで実際の物は無い。
これだと我が家では使えないな。
仕様書には大きさと材料、それと材料の大まかな使用数が書いてあるので、うちの場合は材料を買ってハンドメイドする事になる。

蓋と耐火煉瓦が買えるだけでもだいぶ楽だ。
煉瓦同士の接着は粘土や土に草を練り込んで使うみたいなのでこれは採取できるな。

「旦那さま、どのくらいの大きさのが良いんですか?」

「二十人分くらい…かなー?」

「そんなに嫁を増やしたんですか!?」

「嫁じゃないぞ?人が増えて集落になる予定なんだ。各家庭に一台として、予備も含めて二十台は欲しいなーと」

「沢山買ってくれるのは有難いねぇ、けど直ぐにはそんなに用意出来ないよ」

「今日はうちの分だけだから一つで良いよ。大鍋一つだと…これくらい?」

大きめの蓋を指差すと、その大きさの仕様書を見せてくれる。工賃無しで、蓋と煉瓦の値段がこれ…と。なかなか良い値段だがニコニコ現金払いしてやった。

「サミイ、良い人捕まえたね!」

「でしょでしょー?」

夕方迄には寝具店に配送する事になり、俺達は家具屋を後にする。そろそろテイカと合流して買い物を終わらせたいな。

「そうだサミイ、家に来るなら荷物を用意しなくて良いのか?」

「ふふん、旦那さまが何時来ても良いように既に準備だけはしてあります!パパとママも帰って来たのですぐにでも行けますよ!」

「じゃあ荷車に荷物を積んどいてくれ。俺はテイカと合流して買い物の手伝いして来るよ」

 寝具店の店先でサミイと別れ、テイカを探す。
ギフトで探せば直ぐだ。

(クリープ状態でこの場から逃げて、サミイ以外でヤれる女の所まで移動)

体がじわりと動き出す。どんな子に当たるか期待して、流れに身を任せた。

着いた先は大人のお店でした。がっかり。金はあるけどここで使うには時間が惜しい。それにここだとテイカが来ない気がする。
踵を返して指示を変えて流れに乗ると、今度はテイカに会えた。

「カケル様が呼んでる気がしました」

「会いたかったの」

「甘えん坊ちゃんでちゅね」

バブるのは後にして、買い物に付き合った。とは言え殆ど終わっているとの事。一度積み込みに戻ったそうだがすれ違いだったみたいだ。
二人で腕組みして露店を軽く一回りして戻った。

寝具店に戻った後は荷車に積み込みだ。
煉瓦が多いので軽い荷物は一旦降ろして煉瓦を床に敷き詰める。毛布を二十枚買ってその上に敷き、軽い荷物を乗せて行く。今は三人なので余裕だけど、七人乗れるかな…?
両親殿に挨拶して集落に移動した。

「やっと旦那さまの家に行けるぅ~!」

嬉しそうで何よりだ。テイカは二人きりになれなくて若干残念そう。お詫びにお尻を揉んであげるとくっ付いて甘えてくる。
人里離れて空を飛ぶと、流れる景色に益々釘付けになるサミイをよそに、そっと剣を鞘に収めた。

まあ匂いでバレるんですけど。

三回中に吐き出して満足したテイカの後は、集落に近付くまでサミイと楽しんだ。
サミイはイゼッタ以上にロリボディなのでとてもキツい。だがそれが良い。小袋を貫通し、奥をノックする度に嬌声を挙げてイきまくる。たっぷり注いでぽっこりお腹にしてやった。

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