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何故こんなに

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 朝起きて装備を整えているとイゼッタが杖を持って待っていた。昨日の事があったからか、置いて行かれたくなくて必死だ。

「準備はできたか?」

「連れてってくんなきゃ泣く」

「はいはいよしよし」

ぎゅーってして来た。可愛い嫁め。

「済まないがテイカは留守番を頼むぞ」

「あたし、捨てられるのですね…」

ここにも寂しんぼが居たか。

「今回は俺達二人で戦って、余裕があるかのテストだ。余裕があるなら連れてってやるし、この家を守れるのはテイカだけだ。期待してるぞ」

「ご飯作って待ってます」

しおらしい顔しやがって。抱き締めて唾液飲んでやる!

「お二人共、行ってらっしゃい」

イゼッタを抱っこで括り付けて飛び上がった。上空でクリープして疑問を零す。

「モコモコした毛を持った野獣を探せば良いのかな?」

「フワフワしたのでも良い」

要はクッションに使えりゃ何でも良いんだな。
まあ、短毛よりは長毛が、直毛よりは縮毛が良さそうだ。

(長毛で縮毛で強くない野獣の場所まで移動。目標が存在しなければその場でクリープ)

存在の確定を示す移動が始まる。どんだけ離れてるか判らないので、出来るだけ加速して移動した。


 今、毛を持つ野獣の居る草原の上空で、下に居るデカくて丸くてモコモコした塊の群れを観察している所。

「毛が長くて縮れ毛のを探したんだが」

「すごくおおきい…」

一匹でソファー一台余裕で出来そうだ。テイカよすまん、お前を連れて行けそうに無い。

中身がどんだけ入ってるか解らないので、イゼッタの指電ノコでスパッと真っ二つにして貰う。今回は杖なので杖電ノコか。

「頼むぞイゼッタ」

「杖に慣れてないから失敗するかも?」

「気にすんな。弱めから始めれば良いさ」

「そう言う事なら…」

もごもごと呪文を唱えると、杖の先から何時もより太めの風の線が出た。
杖電ノコは野獣を真っ二つにし、地面をえぐり、野獣が放つ甲高い断末魔の叫びで周りに居た奴等が蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。

「…力、強過ぎ」

「狩れたから問題ないさ、降りるぞ」

地面付近でクリープし、真っ二つになった野獣を見てみると、毛の量は象くらいあるのに、中身の方は足は長いが体は子犬程の大きさの獣だった。
胴体が上下に別れ、でろ~っとしたのが出てる。何か可哀想な事した感じ…。

二人で毛を刈って行くと、やはり象くらいの大きさになった。嵩張るなぁ…。やや甘い感じのする毛の匂いに包まれて、持って来たシーツにギュウギュウと押しながら纏めて二枚分。更に布帯で縛って持ち帰る事になった。


 風の抵抗をもろに受けるのですこぶる飛び辛い。
俺は仰向けに、イゼッタを上向きにしてあんな事が出来てしまうくらい遅い。抜かないままで出し続け、咥え込んだ姿で寝てしまったイゼッタを抱えて島まで飛んでった。

着陸しても挿したままベッドに向かい発情した獣のの如く行為に耽ける。
テイカは羨ましげな目をしているが、荷物を降ろしたり洗濯物を回収したりと出来る子を発揮している。次はお前だぞ?

しかし不思議だ。何故こんなにヤれるのか?
今はテイカを後ろから突き動かしているが、数えるのを辞めるくらい吐き出して、ベッドや床を樹液塗れにしている。普通そんなに出ないだろ?それなのに辞められない止まらない。

 終わったのは、朝になってからだった。
二人ともツヤツヤして眠ってる。そう言えば毛の塊は何処やったっけ?寝室には無いので居間に行くと、窓越しにシーツの塊が見えた。
どうやら洗おうとして外に出したまま、致してしまったらしい。

原因はコイツか。外に出て塊に近付いて、甘い匂いをクンカクンカすると、使い果てた相棒に生気が漲った!
しっかり洗って確認しないと、連れ込んだら百パーヤれる魔法のソファーになってしまう!

急いで二人に告げに行き、寝てるアソコにぶち込んだ。
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