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長かった…
しおりを挟む今日は朝からイゼッタに石や木材の加工をお願いしている。排水口と排水管を作って貰っているのだ。
俺はと言うと排水を貯める池、要するに排水桝もどきを作る為に穴を掘っている真っ最中である。イゼッタのサポートが無いので大変だが片手斧で土を解して外に出すだけなので時間さえあれば誰にでも出来る。
地球での排水桝はゴミと油分を分離させ水分を排出する装置だが、今回は濾過材を敷いた垂れ流しにするつもりだ。出る油分何て俺達の垢くらいだし、汚れも殆どドロ汚れだからな。
汗塗れの土塗れになりながら二ハーン程掘り、木っ端を燃やしたアツアツの炭をたっぷり放り込み、水を掛け消火する。その上から砂利、砂、砂利、おが屑、砂、砂利と入れて完成だ。落ちないように周りに策を作っとく。後で石の蓋を付けるけどね。
排水口から排水桝もどきまでの排水管が通る地下道も掘って行く。少しづつ傾斜を付けるのが肝だ。
イゼッタの様子を見に行くと、もう排水口のパテ盛りに入ってた。排水口は石、排水管は木で作るので作業を交代してパテを盛る。
因みにテイカは、俺が穴を掘る横で焚き木をしたり、排水口を下から抑えたりとサポートに従事しているとても出来る子だ。
イゼッタの次の作業は角材に排水口の口が入る穴を開ける作業だが、指電ノコでビビーっとやってしまった。早い。だがエルボーには苦戦している様で、ぐぬぐぬ呻いてる。見えない所の曲線は難しいみたいだな。
そんな中、器用なテイカが助け舟を出して解決したようだ。両側の穴になる所に属性魔石を置いて燃やし、中程で止めて反対側から再び燃やし穴を開けると言う荒業をやってのけた。後はイゼッタに中を削って貰うだけ。やはり出来る子だ。
排水管は木製なので防水処理は欠かせない。全体を白濁塗れにする必要があるのだ。樹液を搾り取られた木のモンスターは後で森に帰してやろう。
エルボーはそのままドブ漬けに、木管は端を板で塞いで中に原液を流し、満遍なく傾けて塗っていたようだ。
作業を終えて昼飯を食べ終え頃には木管がテカテカに輝いてた。
残った原液に木の粉を緩めに混ぜてジョイントを接着して行く。
その時間に俺は木を森に帰して来た。そしてまた二本持って来た。
「女を取っかえ引っ変え」
「用が無くなればポイ、ですね」
「ポイされたいか?」
「一生一緒に」「居て下さい」
何故木に嫉妬するのか?これが解らない。
何時ものように吸った揉んだで宥めすかして肉を狩って来た。機嫌が直って何よりです。
夕飯は焼肉。そしてお待ち兼ねの浴槽の注水テストだ。
全員風呂場で全裸待機である。壊れたら濡れるからな。
窓をまだ付けてないのでランタンの灯りが二人の裸を艶めかしく照らしているが、とにかく水を満たすのだ!
ゆっくり水を注ぎ、漏れのチェックを行う…多分良さそうだ。壁の防水機能次第だが、壊れたら最悪寝室まで行くからな…。
蔦で括った属性魔石で湯を沸かし始める。暫く時間が掛かるので全裸待機する必要は無いのだが排水口のテストもしておこう。丸太の端で作った桶で排水口に水を流す。ズコーっと言う音と共に水が飲み込まれて行く。木管は音が深いな。排水口の蓋はまた後で考えよう。
排水口のチェックも終わり、三人でイチャイチャしてたら湯が沸いた。湯が沸くまでイチャイチャしてたって方が正しいか。寒かったし。
「やっと完成したな…」
「長かった…」
「自宅のお風呂なんて夢みたいです」
三人揃って感慨深くなっている。
とにかく掛け湯して浸かろう。湯温は待ってくれないからな。
お風呂で吸ったり揉んだり洗われ擦られ、垢とか色々たっぷり出して、体も心も充実した時間を味わった。
翌日は昼まで休みにした。
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