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25.危険なスキル
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いつもの裏路地に入ると、シルキーさんが露店に座って暇そうにしているのが見えた。
大丈夫そうだな。
そもそもシルキーさんは魔法スキルも持っているし、たぶん僕より強い。
生きていくだけなら困りはしないか。
「こんにちは」
「あ、あんたどこ行ってたのよ。あんたのために商品仕入れておいたのに」
「え、商品仕入れたんですか?」
どうやら僕がオーク狩りに行っている間にどこぞの商人から商品を仕入れておいてくれたようだ。
この露店は実質僕以外ほとんど客がいないようだから僕のために仕入れてくれたようなものじゃないか。
しかしなんとなく期待しないほうがいい気がするのはなぜだろうか。
「親切な商人があたしだから特別にって売ってくれたんだから。あんたの大好きなスキルオーブを2つも」
そこはかとなく漂う地雷臭。
あなただけに特別ってフレーズはあちらの世界でも詐欺の常套句だった。
しかしまだ地雷スキルと決まったわけではないから。
僕はシルキーさんが差し出した2つのスキルオーブの鑑定証を見る。
今まで見たスキルオーブの鑑定証とは少しフォーマットの違う鑑定証だ。
商業ギルドの角印がない。
これ商業ギルドの正式な鑑定証じゃないんじゃ……。
スキルの名称・・・【召喚術(火竜王インフィニティ)】
スキルの詳細・・・エクストラスキル。火竜王インフィニティを召喚することができる。
スキルの名称・・・【エナジードレイン】
スキルの詳細・・・エクストラスキル。他者の生命力を奪い、自分のものとする。
おいおいおいおい。
両方やばいスキルじゃないか。
まず一つ目。
これはこの世界に生まれたものなら子供でも知っている地雷スキルのひとつ、【召喚術(ドラゴン)】の一種だ。
いやシルキーさんは知らなかったようだから子供でも知っているとは言いがたいか。
一般的に、召喚士という職業になるために持っていたほうがいいとされているスキルが3つある。
一つ目は生物系の召喚術スキル。
召喚士という職業の一番重要な仕事は生き物を使役しての偵察なので、当然その生き物を召喚するためのスキルは必須だ。
二つ目は憑依。
召喚した生き物に憑依して直接戦闘や偵察を行えるので、これもあったほうがいいスキルであるだろう。
そして最後が一番重要なスキル。
使役魔法だ。
そう、つまり召喚術スキルには召喚した生物を従える力が無い。
ただ召喚するだけのスキルなのだ。
普通は鳥などのそこまで思考能力を持たない動物を召喚して、使役魔法を打ち込み時間をかけて使役する。
使役魔法は精神と精神の綱引きだ。
自分の意思が召喚生物の意思を屈服させれば使役契約が成立する。
失敗すれば使役することはできず召喚生物は野放しだ。
使役契約が成立していない召喚生物を送還するためには、召喚生物に触れる必要がある。
しかしドラゴンという魔物は触れるだけでもなかなかに難しい。
つまりドラゴンなど召喚すれば、送還できずにずっと好き勝手に動き回るということだ。
暴れまわるドラゴンを止めるためには、使役契約を成功させるのが手っ取り早い。
だが、オークなどの大型の魔物ですら使役魔法が成功することは少ないというのに、誰がドラゴンなんて屈服させることができるというのか。
これらのことから、【召喚術(ドラゴン)】は持ってるだけで国からテロリスト認定されるくらい危険な地雷スキルなのだ。
それをよりにもよって()の中身が聞いたこともないくらい凶悪なドラゴン。
それもネームドだと。
ネームドモンスター、通称ネームド。
要するに固有名称がある魔物のいち個体だ。
ゲームの中でこんな奴が出てこれば間違いなく強いよね。
この世界でも同じ。
名のある魔物は凄く強い。
ドラゴンのネームドなんてそれこそ厄災クラスだ。
こんなのスキルを使用した途端に王国が火の海になってもおかしくないぞ。
しかしどうして、もうひとつのスキルもなかなか厄介なスキルだ。
これはそれほど強力なスキルじゃあないんだけど、暗殺によく使われるスキルなのだ。
1回のエナジードレインで吸い取れる生命力は微々たる量。
生命力を自分のものにできるといってもせいぜい口内炎が治るくらいの効果しかない。
回復系のスキルとしては最低ランクのスキルだ。
しかしこと暗殺に関しては、それが全く逆の効果をもたらす。
微々たる量だからこそ、暗殺のターゲットにされた人は生命力を吸われていることに気付けないのだ。
少しずつ少しずつターゲットの生命力を吸い、ある日突然ターゲットは死ぬ。
それも眠るように安らかにだ。
暗殺されたことに気付かないことすら多々あるという。
それゆえ、国が販売を禁止しているスキルのリストに載っている。
スキル屋の店主からご禁制スキルのリストを見せてもらったときに一番上に載っていたスキルだ。
「シルキーさん。これどこで仕入れたの?絶対まともなところじゃないでしょ」
「まともよ!!あたしは人を見る目は確かなのよ!!」
その自信がどこから来ているのか不思議で仕方が無い。
「ふふふっ、すごいでしょ。ドラゴンを召喚できるのよ。火竜王よ。そんで生命力を奪えるのよ。最強よ」
そうだね。
ドラゴンは最強ランクのやつだろうね。
どうやって手懐けるんだろうね。
「ね?買うでしょ?い、いまなら金貨2枚でいいわよ。む、無理なら金貨1枚でもいいわ」
金貨2枚とは大きく出たもんだ。
でもこの2つのスキルはシルキーさんが持っていても碌なことにならないような気がするな。
持っていても使わなければいいんだし、買っておこう。
エナジードレインのほうは使っちゃうかもしれないけど。
まあばれなきゃいいんだ。
鑑定証を燃やしてスキルオーブ本体は財布にでも入れておこう。
「シルキーさん。しょうがないからこの2つのスキルを買うよ。でもこれは本来なら国から販売を禁止されているスキルなんだ。これに懲りたら商業ギルドでご禁制スキルのリストをもらってよく読んでおいたほうがいいよ」
「え!?買ってくれるの!?やった!!金貨2枚!?金貨2枚よね!!」
「ちょっ、聞いてた!?」
「聞いてた聞いてた。そのご禁制?スキルリストってのを読んでおけばいいのよね!?今度読んでおくわ!!それより金貨2枚なのよね!?」
「はぁ。金貨2枚金貨2枚」
「やった!!やっぱりあたしは天才よ!!先見の明があるわ!!」
僕はシルキーさんに金貨2枚を渡し、スキルオーブを2つ受け取った。
先見の明?
ないな。
大丈夫そうだな。
そもそもシルキーさんは魔法スキルも持っているし、たぶん僕より強い。
生きていくだけなら困りはしないか。
「こんにちは」
「あ、あんたどこ行ってたのよ。あんたのために商品仕入れておいたのに」
「え、商品仕入れたんですか?」
どうやら僕がオーク狩りに行っている間にどこぞの商人から商品を仕入れておいてくれたようだ。
この露店は実質僕以外ほとんど客がいないようだから僕のために仕入れてくれたようなものじゃないか。
しかしなんとなく期待しないほうがいい気がするのはなぜだろうか。
「親切な商人があたしだから特別にって売ってくれたんだから。あんたの大好きなスキルオーブを2つも」
そこはかとなく漂う地雷臭。
あなただけに特別ってフレーズはあちらの世界でも詐欺の常套句だった。
しかしまだ地雷スキルと決まったわけではないから。
僕はシルキーさんが差し出した2つのスキルオーブの鑑定証を見る。
今まで見たスキルオーブの鑑定証とは少しフォーマットの違う鑑定証だ。
商業ギルドの角印がない。
これ商業ギルドの正式な鑑定証じゃないんじゃ……。
スキルの名称・・・【召喚術(火竜王インフィニティ)】
スキルの詳細・・・エクストラスキル。火竜王インフィニティを召喚することができる。
スキルの名称・・・【エナジードレイン】
スキルの詳細・・・エクストラスキル。他者の生命力を奪い、自分のものとする。
おいおいおいおい。
両方やばいスキルじゃないか。
まず一つ目。
これはこの世界に生まれたものなら子供でも知っている地雷スキルのひとつ、【召喚術(ドラゴン)】の一種だ。
いやシルキーさんは知らなかったようだから子供でも知っているとは言いがたいか。
一般的に、召喚士という職業になるために持っていたほうがいいとされているスキルが3つある。
一つ目は生物系の召喚術スキル。
召喚士という職業の一番重要な仕事は生き物を使役しての偵察なので、当然その生き物を召喚するためのスキルは必須だ。
二つ目は憑依。
召喚した生き物に憑依して直接戦闘や偵察を行えるので、これもあったほうがいいスキルであるだろう。
そして最後が一番重要なスキル。
使役魔法だ。
そう、つまり召喚術スキルには召喚した生物を従える力が無い。
ただ召喚するだけのスキルなのだ。
普通は鳥などのそこまで思考能力を持たない動物を召喚して、使役魔法を打ち込み時間をかけて使役する。
使役魔法は精神と精神の綱引きだ。
自分の意思が召喚生物の意思を屈服させれば使役契約が成立する。
失敗すれば使役することはできず召喚生物は野放しだ。
使役契約が成立していない召喚生物を送還するためには、召喚生物に触れる必要がある。
しかしドラゴンという魔物は触れるだけでもなかなかに難しい。
つまりドラゴンなど召喚すれば、送還できずにずっと好き勝手に動き回るということだ。
暴れまわるドラゴンを止めるためには、使役契約を成功させるのが手っ取り早い。
だが、オークなどの大型の魔物ですら使役魔法が成功することは少ないというのに、誰がドラゴンなんて屈服させることができるというのか。
これらのことから、【召喚術(ドラゴン)】は持ってるだけで国からテロリスト認定されるくらい危険な地雷スキルなのだ。
それをよりにもよって()の中身が聞いたこともないくらい凶悪なドラゴン。
それもネームドだと。
ネームドモンスター、通称ネームド。
要するに固有名称がある魔物のいち個体だ。
ゲームの中でこんな奴が出てこれば間違いなく強いよね。
この世界でも同じ。
名のある魔物は凄く強い。
ドラゴンのネームドなんてそれこそ厄災クラスだ。
こんなのスキルを使用した途端に王国が火の海になってもおかしくないぞ。
しかしどうして、もうひとつのスキルもなかなか厄介なスキルだ。
これはそれほど強力なスキルじゃあないんだけど、暗殺によく使われるスキルなのだ。
1回のエナジードレインで吸い取れる生命力は微々たる量。
生命力を自分のものにできるといってもせいぜい口内炎が治るくらいの効果しかない。
回復系のスキルとしては最低ランクのスキルだ。
しかしこと暗殺に関しては、それが全く逆の効果をもたらす。
微々たる量だからこそ、暗殺のターゲットにされた人は生命力を吸われていることに気付けないのだ。
少しずつ少しずつターゲットの生命力を吸い、ある日突然ターゲットは死ぬ。
それも眠るように安らかにだ。
暗殺されたことに気付かないことすら多々あるという。
それゆえ、国が販売を禁止しているスキルのリストに載っている。
スキル屋の店主からご禁制スキルのリストを見せてもらったときに一番上に載っていたスキルだ。
「シルキーさん。これどこで仕入れたの?絶対まともなところじゃないでしょ」
「まともよ!!あたしは人を見る目は確かなのよ!!」
その自信がどこから来ているのか不思議で仕方が無い。
「ふふふっ、すごいでしょ。ドラゴンを召喚できるのよ。火竜王よ。そんで生命力を奪えるのよ。最強よ」
そうだね。
ドラゴンは最強ランクのやつだろうね。
どうやって手懐けるんだろうね。
「ね?買うでしょ?い、いまなら金貨2枚でいいわよ。む、無理なら金貨1枚でもいいわ」
金貨2枚とは大きく出たもんだ。
でもこの2つのスキルはシルキーさんが持っていても碌なことにならないような気がするな。
持っていても使わなければいいんだし、買っておこう。
エナジードレインのほうは使っちゃうかもしれないけど。
まあばれなきゃいいんだ。
鑑定証を燃やしてスキルオーブ本体は財布にでも入れておこう。
「シルキーさん。しょうがないからこの2つのスキルを買うよ。でもこれは本来なら国から販売を禁止されているスキルなんだ。これに懲りたら商業ギルドでご禁制スキルのリストをもらってよく読んでおいたほうがいいよ」
「え!?買ってくれるの!?やった!!金貨2枚!?金貨2枚よね!!」
「ちょっ、聞いてた!?」
「聞いてた聞いてた。そのご禁制?スキルリストってのを読んでおけばいいのよね!?今度読んでおくわ!!それより金貨2枚なのよね!?」
「はぁ。金貨2枚金貨2枚」
「やった!!やっぱりあたしは天才よ!!先見の明があるわ!!」
僕はシルキーさんに金貨2枚を渡し、スキルオーブを2つ受け取った。
先見の明?
ないな。
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