7 / 25
7.たまには主人公らしく説教などしてみる
しおりを挟む
久しぶりの人里。
俺は早く昼飯を食べに行きたいのだけれど、なかなかそういうわけにもいかない。
先ほど小銭を稼いで列の順番を変わってもらった代償に、俺は門の中に待ち構えていた人たちに浄化魔法をせがまれていた。
しょうがないのでかけてあげるが、ちゃんとお金はもらう。
物納は認められません。
物納しようとした人たちは肩を落として去っていった。
残ったのは5人ほどだったのでさっさと済ませてしまおう。
まいどあり。
もう来ないでね。
まあ予想外の臨時収入としてありがたく受け取っておこう。
お腹がもう限界なのでさっさとお昼にしよう。
ケルビムさんのなじみの屋台に行きたいところだが、気付かれる可能性もあるので避けよう。
いくら劇的ダイエットを経た後とはいえ、骨格は変わっていないし若返りもまだまだ40代。
危ない橋は渡らない。
王都は広い。
ケルビムさんの行動範囲だったのは二番街西地区の一部だけ。
行動範囲の広い仕事にでも就いていないかぎりは個人の行動範囲なんてこんなものだ。
そこらへんに近づかないようにしておけば問題ないだろう。
ただひとつ問題があるとすれば、冒険者ギルドだ。
ケルビムさんはフォレストウルフ討伐の依頼を失敗している。
普通なら違約金を払う必要があるだろう。
さらに、万年Eランクとはいえ長年あのギルドで仕事を請け負ってきたため顔見知りも少なくない。
これらの理由から俺は王都の冒険者ギルドにも近づかないことに決めた。
フォレストウルフ討伐の依頼人とケルビムさんの尻拭いをしてくれたであろう冒険者には悪いが、ケルビムという冒険者はフォレストウルフとの戦いで死んだんだ。
俺はニューケルビムとして辺境で新しく冒険者登録をさせてもらう。
俺は冒険者ギルドのあるほうに一礼して二番街東地区の方向へ歩き始めた。
この王都は2重の外壁により一番街と二番街に分かれていて、一番街には富裕層が、二番街にはそれ以外が住んでいる。
さらに二番街は大通りによって東西南北に分かれている。
俺が目指している二番街東地区はスラム街がある地区で、貧民層が多く住んでいる。
俺の泊まろうとしている最低ランクの宿もこの地区にはたくさんあるため、都合がいい。
浄化魔法で多少の小銭を稼ぎはしたが、まだまだ俺の全財産は底辺職のケルビムさんにも劣る。
贅沢する余裕なんて無いのだ。
しばらくうろうろして宿を探すが、なかなかぴんと来る宿がない。
ケルビムさんの知識でこの世界の宿がどんなものか知ってはいたが、俺自身は異世界の初宿だ。
納得いくまで吟味したい。
うろうろと宿を探していたのだが、ふいに強い力で襟首を引っぱられた。
そのまま細い横道に引き込まれてしまう。
ぐっと一瞬息がつまるが、苦しむ前に俺の首元に冷たい金属が押し付けられた。
「おいおっさん、その腕輪を置いていってもらおうか」
強盗だと気付くまでに数秒を要した。
逃げようとするが、強い力で両脇から掴まれていて逃げられない。
周囲を見れば、俺は汚い格好をした男達に囲まれてしまっていた。
浄化の腕輪を要求するということは門の中で浄化魔法を使ったところを見られたのだろうか。
良く考えてみれば俺はけっこう目だっていたように思える。
このような輩に目を付けられてしまうのも無理は無い。
それも自分から治安の悪い東地区に入り込んで来るなんてこの男たちから見たら俺はいいカモだ。
だがこの浄化の腕輪は俺も気に入っているんだ、こいつらに渡してやるわけにはいかない。
俺はパイロキネシスを発動する。
別にこいつらを焼き殺すわけではない。
金がないからって悪いことをしていいとは思わないが、こいつらはまだ俺を殺して浄化の腕輪を奪おうとしないあたりまだ更生の余地がある。
俺は煙草の火くらいの小さな火を両手の人差し指に出現させ、俺の脇から身体を掴んでいる男の太ももに押し付ける。
「あぢっ、あぢぃ!」
見事俺の両脇の男が飛び上がり俺の拘束が緩む。
俺はさらに首筋に突きつけられている刃物を持つ手に火を押し付ける。
「あぢぃぃ!」
これで完全に拘束が解けた。
これを機に俺は包囲網から飛び出し、広い通りに逃げる。
「ま、待て!」
男達は追いかけてきた。
頭に血が上っているのかもしれない。
こんな広い通りで人を襲えば目立ってしまうだろうに。
だがいい機会かもしれない。
俺が浄化の腕輪を持っているということをすでにこの手の輩に知られているならば、この東地区にいるうちは狙われるかもしれない。
だが金がない俺には東地区の宿屋以外だとすぐに金が尽きてしまう。
1週間くらいは休んでいきたい俺には東地区でずっと狙われるのは困る。
これは俺を狙っている奴らに力を誇示するチャンスだ。
俺は追いかけてきた男達に向き直り、空に向かって人差し指をかざす。
チラッと上に障害物がないか確認し、最大出力でパイロキネシスを放つ。
ごぉぉぉという不吉な音を立てて炎が噴出す。
遊園地の演出みたいだ。
「なっ、こいつ魔法使いか!?」
パイロキネシストだ。
魔法使いの皆さんに悪いだろうが。
「悪いな、お前達。これは俺のお気に入りでな。くれてやることはできないんだ」
俺はさも大物商人みたいな態度で浄化の腕輪をなでる。
「だがサービスだ。お前達にも浄化魔法をかけてやろう」
俺が男達に手をかざすと男達はさっきの火が出ると思ったのか一瞬ひっと怯えたが、俺が浄化魔法をかけると唖然とした顔になった。
「な、なんで…」
男達は相当汚れていたのか、いつもよりしゅわしゅわが長い。
「なんで俺達なんかに、浄化魔法をかけてくれるんだ」
「ただの気まぐれだよ。俺はゴブリンを狩るだけで他はろくに働きもしないくせになんとか生きてた冒険者を知っている。そいつとおまえたちに、俺はそこまでの違いを感じない。俺の勝手な考えかもしれないが、あいつがなんとか生きてたのにお前達がこんなことをしないと生きていけないのか俺には少し疑問なんだよ」
「はっ、これを機にやり直せとでも言うのかよ!」
「それはお前達が決めることで別に俺はとやかく言うつもりはないさ。じゃあな、俺は宿をもう少し見るのでな」
俺はそう言って宿探しに戻った。
美人女将がいる宿っていうのもなかなか見つからないものだ。
俺は早く昼飯を食べに行きたいのだけれど、なかなかそういうわけにもいかない。
先ほど小銭を稼いで列の順番を変わってもらった代償に、俺は門の中に待ち構えていた人たちに浄化魔法をせがまれていた。
しょうがないのでかけてあげるが、ちゃんとお金はもらう。
物納は認められません。
物納しようとした人たちは肩を落として去っていった。
残ったのは5人ほどだったのでさっさと済ませてしまおう。
まいどあり。
もう来ないでね。
まあ予想外の臨時収入としてありがたく受け取っておこう。
お腹がもう限界なのでさっさとお昼にしよう。
ケルビムさんのなじみの屋台に行きたいところだが、気付かれる可能性もあるので避けよう。
いくら劇的ダイエットを経た後とはいえ、骨格は変わっていないし若返りもまだまだ40代。
危ない橋は渡らない。
王都は広い。
ケルビムさんの行動範囲だったのは二番街西地区の一部だけ。
行動範囲の広い仕事にでも就いていないかぎりは個人の行動範囲なんてこんなものだ。
そこらへんに近づかないようにしておけば問題ないだろう。
ただひとつ問題があるとすれば、冒険者ギルドだ。
ケルビムさんはフォレストウルフ討伐の依頼を失敗している。
普通なら違約金を払う必要があるだろう。
さらに、万年Eランクとはいえ長年あのギルドで仕事を請け負ってきたため顔見知りも少なくない。
これらの理由から俺は王都の冒険者ギルドにも近づかないことに決めた。
フォレストウルフ討伐の依頼人とケルビムさんの尻拭いをしてくれたであろう冒険者には悪いが、ケルビムという冒険者はフォレストウルフとの戦いで死んだんだ。
俺はニューケルビムとして辺境で新しく冒険者登録をさせてもらう。
俺は冒険者ギルドのあるほうに一礼して二番街東地区の方向へ歩き始めた。
この王都は2重の外壁により一番街と二番街に分かれていて、一番街には富裕層が、二番街にはそれ以外が住んでいる。
さらに二番街は大通りによって東西南北に分かれている。
俺が目指している二番街東地区はスラム街がある地区で、貧民層が多く住んでいる。
俺の泊まろうとしている最低ランクの宿もこの地区にはたくさんあるため、都合がいい。
浄化魔法で多少の小銭を稼ぎはしたが、まだまだ俺の全財産は底辺職のケルビムさんにも劣る。
贅沢する余裕なんて無いのだ。
しばらくうろうろして宿を探すが、なかなかぴんと来る宿がない。
ケルビムさんの知識でこの世界の宿がどんなものか知ってはいたが、俺自身は異世界の初宿だ。
納得いくまで吟味したい。
うろうろと宿を探していたのだが、ふいに強い力で襟首を引っぱられた。
そのまま細い横道に引き込まれてしまう。
ぐっと一瞬息がつまるが、苦しむ前に俺の首元に冷たい金属が押し付けられた。
「おいおっさん、その腕輪を置いていってもらおうか」
強盗だと気付くまでに数秒を要した。
逃げようとするが、強い力で両脇から掴まれていて逃げられない。
周囲を見れば、俺は汚い格好をした男達に囲まれてしまっていた。
浄化の腕輪を要求するということは門の中で浄化魔法を使ったところを見られたのだろうか。
良く考えてみれば俺はけっこう目だっていたように思える。
このような輩に目を付けられてしまうのも無理は無い。
それも自分から治安の悪い東地区に入り込んで来るなんてこの男たちから見たら俺はいいカモだ。
だがこの浄化の腕輪は俺も気に入っているんだ、こいつらに渡してやるわけにはいかない。
俺はパイロキネシスを発動する。
別にこいつらを焼き殺すわけではない。
金がないからって悪いことをしていいとは思わないが、こいつらはまだ俺を殺して浄化の腕輪を奪おうとしないあたりまだ更生の余地がある。
俺は煙草の火くらいの小さな火を両手の人差し指に出現させ、俺の脇から身体を掴んでいる男の太ももに押し付ける。
「あぢっ、あぢぃ!」
見事俺の両脇の男が飛び上がり俺の拘束が緩む。
俺はさらに首筋に突きつけられている刃物を持つ手に火を押し付ける。
「あぢぃぃ!」
これで完全に拘束が解けた。
これを機に俺は包囲網から飛び出し、広い通りに逃げる。
「ま、待て!」
男達は追いかけてきた。
頭に血が上っているのかもしれない。
こんな広い通りで人を襲えば目立ってしまうだろうに。
だがいい機会かもしれない。
俺が浄化の腕輪を持っているということをすでにこの手の輩に知られているならば、この東地区にいるうちは狙われるかもしれない。
だが金がない俺には東地区の宿屋以外だとすぐに金が尽きてしまう。
1週間くらいは休んでいきたい俺には東地区でずっと狙われるのは困る。
これは俺を狙っている奴らに力を誇示するチャンスだ。
俺は追いかけてきた男達に向き直り、空に向かって人差し指をかざす。
チラッと上に障害物がないか確認し、最大出力でパイロキネシスを放つ。
ごぉぉぉという不吉な音を立てて炎が噴出す。
遊園地の演出みたいだ。
「なっ、こいつ魔法使いか!?」
パイロキネシストだ。
魔法使いの皆さんに悪いだろうが。
「悪いな、お前達。これは俺のお気に入りでな。くれてやることはできないんだ」
俺はさも大物商人みたいな態度で浄化の腕輪をなでる。
「だがサービスだ。お前達にも浄化魔法をかけてやろう」
俺が男達に手をかざすと男達はさっきの火が出ると思ったのか一瞬ひっと怯えたが、俺が浄化魔法をかけると唖然とした顔になった。
「な、なんで…」
男達は相当汚れていたのか、いつもよりしゅわしゅわが長い。
「なんで俺達なんかに、浄化魔法をかけてくれるんだ」
「ただの気まぐれだよ。俺はゴブリンを狩るだけで他はろくに働きもしないくせになんとか生きてた冒険者を知っている。そいつとおまえたちに、俺はそこまでの違いを感じない。俺の勝手な考えかもしれないが、あいつがなんとか生きてたのにお前達がこんなことをしないと生きていけないのか俺には少し疑問なんだよ」
「はっ、これを機にやり直せとでも言うのかよ!」
「それはお前達が決めることで別に俺はとやかく言うつもりはないさ。じゃあな、俺は宿をもう少し見るのでな」
俺はそう言って宿探しに戻った。
美人女将がいる宿っていうのもなかなか見つからないものだ。
10
お気に入りに追加
217
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【書籍化決定】神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
※他サイト先行にて配信してますが、他サイトと気が付かない程度に微妙に変えてます。
※昭和〜平成の頭ら辺のアレコレ入ってます。わかる方だけアハ体験⭐︎
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる