殿方逢瀬(短編集)

九条 いち

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店員さん~?~

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 ショーツの上から肉芽を親指で擦られる。ビクッと体が跳ねる。跳ねた体を戻すように腰を持ち上げて引き付けられる。怒張がより深くに当たる。腰を深く沈めて奥をグリグリと擦られる。

「やぁっ、だめ……ああ」

 シャツのボタンが開けられ、乳房が彼の前に露わになる。夕陽に照らされて形がよりくっきりと浮き彫りになる。

「へえ、思ってたより大きいですね。嬉しい誤算です」

 彼は腰を打ち付けながら胸を揉みしだく。鷲掴みされて両胸を真ん中に寄せられる。彼の顔が下りてきて乳首を片方ずつ舐める。口に含まれてコロコロと転がされる。

「くっ……すごい締まる……ほら、舌出して」

 顎を掴まれ口を開けさせられる。言われるがままに舌を出す。

「そう、いい子」

 舌を吸われて頭が痺れる。彼の律動が早くなって肉芽を指で押しつぶされる。

「ああ! イクッ……だめ、ああ!」

「締め付け、すごいね……僕もイきそ……んっ」

 ぐっと彼の方へ引き寄せられて腰が浮く。彼の太い腕で腰を持ち上げられて激しく動かされる。強引にされてるのに気持ちいい。

「ねえ、キスしよ、キスしてイきたい」

 彼の切羽詰まった顔が目の前に来る。眉をしかめて歪んだ顔は今まで見たどの男性よりも色香を放っていた。
 彼の舌にねじ開けられた口内に熱い舌が入ってくる。中を蹂躙されて何も考えられなくなる。

「ああ……んっ、やぁあ、ああん!」

「……んっ……出る」

 奥を抉る一突きをされ、ぐりぐりと中に押し込まれる。膨らんだ彼の肉棒が脈打つ。

「ああーー、あん……ああっ!」

「……っ……」

 息を整えて私の上から離れた拓己さんはいつもの店員さんの時の笑みを浮かべていた。

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