2 / 8
1
しおりを挟む
穏やかに時間が流れている。王宮の一室で、僕はお嬢様に紅茶を給仕していた。
王宮は、国の顔とも言える建物だ。その役割に相応しく、置かれた家具や調度品はどれも一級品ばかり。綿密に計算され尽くしたインテリアは、感嘆のため息が出るほどだ。
しかし、僕の胃はかつてないほどに痛んでいる。ストレスの元凶とも言える人は、目の前で優雅に紅茶を楽しんでいるのだが。
「あの、フェリシアお嬢様」
「よくわかったわね、レイモンド。紅茶をもう一杯お願いするわ」
紅茶のお代わりを差し出すと、お嬢様は満足そうに目を細める。その姿があまりに普段通りすぎて、いっそ夢なのではないかとさえ思う。
そう、平然とお茶を楽しむ彼女は、わずか半刻前に婚約破棄を受けたばかりだ。
ここは王宮の特別貴賓室……と言えば聞こえはいいが、身分の高い罪人を滞在させるための部屋だ。
貴人のための部屋だから、物々しい雰囲気はないが、廊下には屈強な衛兵が複数人体制で警護している。部屋の隅で慎ましく控えている侍女も、戦闘訓練を受けているらしく隙のない構えだ。
裁かれる内容が内容だから命の危険はないはずだが、主が咎人として扱われるのを見るのは想像以上に堪える。
「美味しいわ。さすがはわたくしのレイね」
お嬢様はすっかり寛いだ様子で、僕に賛辞を贈る。確かに嬉しいのだが、それ以上に戸惑いが勝る。
「ありがとうございます。……いえ、そうではなく」
「では、婚約破棄のことを聞きたいの?」
不意打ちの正解に、言葉に詰まってしまう。人間は、心の中を見事に言い当てられると何も言えなくなるものなのだな、と何とも場違いなことを思った。
無言を貫いたまま瞬きを繰り返す僕を見て、お嬢様はコロコロと笑った。
「わたくしは大丈夫よ。むしろスッキリしているくらい」
「ですがお嬢様」
「そうね、もうお嫁には行けないわ。貴族でもなくなってしまったし、一人きりですのね」
そう言った彼女が浮かべているのはいつも通りの笑顔なのに、今にも泣き出してしまいそうに見えるのはなぜだろう。
リリス様とフェリシアお嬢様は、親友と呼び合うほどに仲が良かった。近くで見てきた僕だからわかる。彼女たちの友情は本物だった。
それが、まさかこんな形で壊れてしまうなんて。こうなった今でも信じられない。
目の前のお嬢様に、ふと幼い頃の彼女が重なった。孤児院にいた僕をお屋敷に迎え入れてくれたときの、満面の笑み。15年経っても、鮮明に思い描ける。
あの時は、大勢の孤児の中でなぜ僕が選ばれたのかも、なぜ公爵家に連れてこられたのかも、何もわからなかったっけ。
まさか、そのまま15年も公爵家で過ごすことになるなんて、想像もしていなかった。
公爵家ではたくさんの恩を受けた。
娘の気紛れに付き合うことにした公爵夫妻は、実子のように僕を育てた。食に、衣服に、教育に、惜しみなく金銭を払い、溢れんばかりの愛情を注いでくれた。
使用人たちも、僕を妬むことも蔑むこともなく、公爵家の一員として扱った。成長した僕がこの家に仕えたいと申し出たときも、親切に仕事を教えてくれた。
でも、その全てがお嬢様から与えられたものだ。僕を見出して、名前をつけて、大切にしてくれた。僕が公爵家にいられたのは、お嬢様のおかげ。
僕は両親の顔を知らない。そのことを寂しいと思ったことがないと言えば嘘になるが、公爵家に引き取られてからは一度もなかった。
フェリシアお嬢様を、これから一人きりにする? そんな恩知らずな真似、できるはずがない。
彼女がライバルに嫌がらせをしていようと、婚約破棄されようと、公爵家から追い出されようと関係ない。
お嬢様は、僕にとっての神様であり、天使なのだから。
「いいえ。決してお嬢様の邪魔は致しませんから」
「邪魔はしないから、何かしら?」
優しく微笑みながら、お嬢様は続きを促す。本当に彼女が、他の王太子妃候補に嫌がらせなんてしたのだろうか。いや、これは今考えるべきことではないか。
「お嬢様。貴女が貴族ではなくなったとしても、どうか僕を」
「フェリシアさまぁぁぁ!」
お嬢様のお側に置いてください。そう続けるはずだった言葉は、突然の闖入者に遮られ、行き場を失った。
王宮は、国の顔とも言える建物だ。その役割に相応しく、置かれた家具や調度品はどれも一級品ばかり。綿密に計算され尽くしたインテリアは、感嘆のため息が出るほどだ。
しかし、僕の胃はかつてないほどに痛んでいる。ストレスの元凶とも言える人は、目の前で優雅に紅茶を楽しんでいるのだが。
「あの、フェリシアお嬢様」
「よくわかったわね、レイモンド。紅茶をもう一杯お願いするわ」
紅茶のお代わりを差し出すと、お嬢様は満足そうに目を細める。その姿があまりに普段通りすぎて、いっそ夢なのではないかとさえ思う。
そう、平然とお茶を楽しむ彼女は、わずか半刻前に婚約破棄を受けたばかりだ。
ここは王宮の特別貴賓室……と言えば聞こえはいいが、身分の高い罪人を滞在させるための部屋だ。
貴人のための部屋だから、物々しい雰囲気はないが、廊下には屈強な衛兵が複数人体制で警護している。部屋の隅で慎ましく控えている侍女も、戦闘訓練を受けているらしく隙のない構えだ。
裁かれる内容が内容だから命の危険はないはずだが、主が咎人として扱われるのを見るのは想像以上に堪える。
「美味しいわ。さすがはわたくしのレイね」
お嬢様はすっかり寛いだ様子で、僕に賛辞を贈る。確かに嬉しいのだが、それ以上に戸惑いが勝る。
「ありがとうございます。……いえ、そうではなく」
「では、婚約破棄のことを聞きたいの?」
不意打ちの正解に、言葉に詰まってしまう。人間は、心の中を見事に言い当てられると何も言えなくなるものなのだな、と何とも場違いなことを思った。
無言を貫いたまま瞬きを繰り返す僕を見て、お嬢様はコロコロと笑った。
「わたくしは大丈夫よ。むしろスッキリしているくらい」
「ですがお嬢様」
「そうね、もうお嫁には行けないわ。貴族でもなくなってしまったし、一人きりですのね」
そう言った彼女が浮かべているのはいつも通りの笑顔なのに、今にも泣き出してしまいそうに見えるのはなぜだろう。
リリス様とフェリシアお嬢様は、親友と呼び合うほどに仲が良かった。近くで見てきた僕だからわかる。彼女たちの友情は本物だった。
それが、まさかこんな形で壊れてしまうなんて。こうなった今でも信じられない。
目の前のお嬢様に、ふと幼い頃の彼女が重なった。孤児院にいた僕をお屋敷に迎え入れてくれたときの、満面の笑み。15年経っても、鮮明に思い描ける。
あの時は、大勢の孤児の中でなぜ僕が選ばれたのかも、なぜ公爵家に連れてこられたのかも、何もわからなかったっけ。
まさか、そのまま15年も公爵家で過ごすことになるなんて、想像もしていなかった。
公爵家ではたくさんの恩を受けた。
娘の気紛れに付き合うことにした公爵夫妻は、実子のように僕を育てた。食に、衣服に、教育に、惜しみなく金銭を払い、溢れんばかりの愛情を注いでくれた。
使用人たちも、僕を妬むことも蔑むこともなく、公爵家の一員として扱った。成長した僕がこの家に仕えたいと申し出たときも、親切に仕事を教えてくれた。
でも、その全てがお嬢様から与えられたものだ。僕を見出して、名前をつけて、大切にしてくれた。僕が公爵家にいられたのは、お嬢様のおかげ。
僕は両親の顔を知らない。そのことを寂しいと思ったことがないと言えば嘘になるが、公爵家に引き取られてからは一度もなかった。
フェリシアお嬢様を、これから一人きりにする? そんな恩知らずな真似、できるはずがない。
彼女がライバルに嫌がらせをしていようと、婚約破棄されようと、公爵家から追い出されようと関係ない。
お嬢様は、僕にとっての神様であり、天使なのだから。
「いいえ。決してお嬢様の邪魔は致しませんから」
「邪魔はしないから、何かしら?」
優しく微笑みながら、お嬢様は続きを促す。本当に彼女が、他の王太子妃候補に嫌がらせなんてしたのだろうか。いや、これは今考えるべきことではないか。
「お嬢様。貴女が貴族ではなくなったとしても、どうか僕を」
「フェリシアさまぁぁぁ!」
お嬢様のお側に置いてください。そう続けるはずだった言葉は、突然の闖入者に遮られ、行き場を失った。
0
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説
賢者様が大好きだからお役に立ちたい〜俺の探査スキルが割と便利だった〜
柴花李
BL
オリンドは疲れていた。生きあぐねていた。見下され馬鹿にされ、なにをしても罵られ、どんなに努力しても結果を出しても認められず。
いつしか思考は停滞し、この艱難辛苦から逃れることだけを求めていた。そんな折、憧れの勇者一行を目にする機会に恵まれる。
凱旋パレードで賑わう街道の端で憧れの人、賢者エウフェリオを一目見たオリンドは、もうこの世に未練は無いと自死を選択した。だが、いざ命を断とうとしたその時、あろうことかエウフェリオに阻止されてしまう。しかもどういう訳だか勇者パーティに勧誘されたのだった。
これまでの人生で身も心も希望も何もかもを萎縮させていたオリンドの、新しく楽しい冒険が始まる。
村八分にしておいて、私が公爵令嬢だったからと手の平を返すなんて許せません。
木山楽斗
恋愛
父親がいないことによって、エルーシャは村の人達から迫害を受けていた。
彼らは、エルーシャが取ってきた食べ物を奪ったり、村で起こった事件の犯人を彼女だと決めつけてくる。そんな彼らに、エルーシャは辟易としていた。
ある日いつものように責められていた彼女は、村にやって来た一人の人間に助けられた。
その人物とは、公爵令息であるアルディス・アルカルドである。彼はエルーシャの状態から彼女が迫害されていることに気付き、手を差し伸べてくれたのだ。
そんなアルディスは、とある目的のために村にやって来ていた。
彼は亡き父の隠し子を探しに来ていたのである。
紆余曲折あって、その隠し子はエルーシャであることが判明した。
すると村の人達は、その態度を一変させた。エルーシャに、媚を売るような態度になったのである。
しかし、今更手の平を返されても遅かった。様々な迫害を受けてきたエルーシャにとって、既に村の人達は許せない存在になっていたのだ。
目の前で始まった断罪イベントが理不尽すぎたので口出ししたら巻き込まれた結果、何故か王子から求婚されました
歌龍吟伶
恋愛
私、ティーリャ。王都学校の二年生。
卒業生を送る会が終わった瞬間に先輩が婚約破棄の断罪イベントを始めた。
理不尽すぎてイライラしたから口を挟んだら、お前も同罪だ!って謎のトバッチリ…マジないわー。
…と思ったら何故か王子様に気に入られちゃってプロポーズされたお話。
全二話で完結します、予約投稿済み
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
【完結】婚約破棄された公爵令嬢、やることもないので趣味に没頭した結果
バレシエ
恋愛
サンカレア公爵令嬢オリビア・サンカレアは、恋愛小説が好きなごく普通の公爵令嬢である。
そんな彼女は学院の卒業パーティーを友人のリリアナと楽しんでいた。
そこに遅れて登場したのが彼女の婚約者で、王国の第一王子レオンハルト・フォン・グランベルである。
彼のそばにはあろうことか、婚約者のオリビアを差し置いて、王子とイチャイチャする少女がいるではないか!
「今日こそはガツンといってやりますわ!」と、心強いお供を引き連れ王子を詰めるオリビア。
やりこまれてしまいそうになりながらも、優秀な援護射撃を受け、王子をたしなめることに成功したかと思ったのもつかの間、王子は起死回生の一手を打つ!
「オリビア、お前との婚約は今日限りだ! 今、この時をもって婚約を破棄させてもらう!」
「なぁッ!! なんですってぇー!!!」
あまりの出来事に昏倒するオリビア!
この事件は王国に大きな波紋を起こすことになるが、徐々に日常が回復するにつれて、オリビアは手持ち無沙汰を感じるようになる。
学園も卒業し、王妃教育も無くなってしまって、やることがなくなってしまったのだ。
そこで唯一の趣味である恋愛小説を読んで時間を潰そうとするが、なにか物足りない。
そして、ふと思いついてしまうのである。
「そうだ! わたくしも小説を書いてみようかしら!」
ここに謎の恋愛小説家オリビア~ンが爆誕した。
彼女の作品は王国全土で人気を博し、次第にオリビアを捨てた王子たちを苦しめていくのであった。
婚約破棄寸前だった令嬢が殺されかけて眠り姫となり意識を取り戻したら世界が変わっていた話
ひよこ麺
恋愛
シルビア・ベアトリス侯爵令嬢は何もかも完璧なご令嬢だった。婚約者であるリベリオンとの関係を除いては。
リベリオンは公爵家の嫡男で完璧だけれどとても冷たい人だった。それでも彼の幼馴染みで病弱な男爵令嬢のリリアにはとても優しくしていた。
婚約者のシルビアには笑顔ひとつ向けてくれないのに。
どんなに尽くしても努力しても完璧な立ち振る舞いをしても振り返らないリベリオンに疲れてしまったシルビア。その日も舞踏会でエスコートだけしてリリアと居なくなってしまったリベリオンを見ているのが悲しくなりテラスでひとり夜風に当たっていたところ、いきなり何者かに後ろから押されて転落してしまう。
死は免れたが、テラスから転落した際に頭を強く打ったシルビアはそのまま意識を失い、昏睡状態となってしまう。それから3年の月日が流れ、目覚めたシルビアを取り巻く世界は変っていて……
※正常な人があまりいない話です。
妹に醜くなったと婚約者を押し付けられたのに、今さら返せと言われても
亜綺羅もも
恋愛
クリスティーナ・デロリアスは妹のエルリーン・デロリアスに辛い目に遭わされ続けてきた。
両親もエルリーンに同調し、クリスティーナをぞんざいな扱いをしてきた。
ある日、エルリーンの婚約者であるヴァンニール・ルズウェアーが大火傷を負い、醜い姿となってしまったらしく、エルリーンはその事実に彼を捨てることを決める。
代わりにクリスティーナを押し付ける形で婚約を無かったことにしようとする。
そしてクリスティーナとヴァンニールは出逢い、お互いに惹かれていくのであった。
追放されましたが、私は幸せなのでご心配なく。
cyaru
恋愛
マルスグレット王国には3人の側妃がいる。
ただし、妃と言っても世継ぎを望まれてではなく国政が滞ることがないように執務や政務をするために召し上げられた職業妃。
その側妃の1人だったウェルシェスは追放の刑に処された。
理由は隣国レブレス王国の怒りを買ってしまった事。
しかし、レブレス王国の使者を怒らせたのはカーティスの愛人ライラ。
ライラは平民でただ寵愛を受けるだけ。王妃は追い出すことが出来たけれど側妃にカーティスを取られるのでは?と疑心暗鬼になり3人の側妃を敵視していた。
ライラの失態の責任は、その場にいたウェルシェスが責任を取らされてしまった。
「あの人にも幸せになる権利はあるわ」
ライラの一言でライラに傾倒しているカーティスから王都追放を命じられてしまった。
レブレス王国とは逆にある隣国ハネース王国の伯爵家に嫁いだ叔母の元に身を寄せようと馬車に揺られていたウェルシェスだったが、辺鄙な田舎の村で馬車の車軸が折れてしまった。
直すにも技師もおらず途方に暮れていると声を掛けてくれた男性がいた。
タビュレン子爵家の当主で、丁度唯一の農産物が収穫時期で出向いて来ていたベールジアン・タビュレンだった。
馬車を修理してもらう間、領地の屋敷に招かれたウェルシェスはベールジアンから相談を受ける。
「収穫量が思ったように伸びなくて」
もしかしたら力になれるかも知れないと恩返しのつもりで領地の収穫量倍増計画を立てるのだが、気が付けばベールジアンからの熱い視線が…。
★↑例の如く恐ろしく、それはもう省略しまくってます。
★11月9日投稿開始、完結は11月11日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる