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【第2部】28.温泉
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大浴場から戻り、トモが部屋に入ると聡子はいつも以上に嬉しそうな顔をしてくれた。
(どうした?)
いきなり抱きついてきた。
「どうした?」
「ううん。まだかなあって思ってたんで」
甘えてるのか、とトモは彼女にキスをする。
「お風呂、どうでしたか」
「ああ、よかった。露天風呂もよかったな。寒いけど温まったし」
「よかったです」
お水飲みますか、と聡子は買ってきたらしいペットボトルの水を持ってきてくれた。
「おう、サンキュ」
喉を鳴らして水を飲む。
身体に染み渡っていくのを感じた。
「うま」
聡子はにこにこと笑っている。
「ビール飲まれますか?」
「いや、いいよ」
甲斐甲斐しく動く聡子の手を引き、抱き寄せた。
「わっ」
「待ってる間、何してた?」
「テレビ見てましたよ」
「そっか。じゃあ、ここからは俺に時間くれるよな?」
抱き締めながら見下ろすと聡子と目が合う。
「はい、もちろん」
彼女は頷いた。
聡子は背伸びをして、立ったままトモの頬を挟んでキスをした。トモは少しかがんでそれにこたえる。
「ん……んっ……」
いつもはされる側の聡子が、舌を絡ませトモを攻めてくることに驚いた。
「ぷはぁっ……」
「どうした? 今日は積極的だな」
「そうですか? 下手でごめんなさい」
唇を離し、トモの瞳を至近距離で見つめる。瞳が蕩けはじめていた。
「いつも智幸さんがしてくれるから、わたしもしたいなって」
「そうか」
笑うと、聡子も嬉しそうに笑った。
「なんだよ、俺が戻ってくるのが待ち遠しかったのか?」
「そりゃあ……だって食後の運動するって智幸さんが」
「俺が言ったな」
額、鼻、頬と順にキスをし、閉じた瞳も交互に触れた。
部屋に敷かれている布団の上に、トモはゆっくりと腰を下ろした。
聡子は座るトモに跨がり、彼を抱き締めキスを繰り返す。
「……好き」
聡子の背中に手を回し、撫でてやるとまた嬉しそうに笑う。
トモは後ろに倒れ込み、聡子のキスの雨を受け止めた。
(実はキス魔か?)
トモの浴衣をはだけさせると、唇で触れてきた。指で花弁のような乳首に触れたあと、
「痛くないですか?」
と彼女は訊いた。
「痛くねえよ」
「もっと触ってもいいですか?」
「……いいよ」
自分が彼女のものを口に含むときと違い、舌先でそっと触れて口に含んだ。聡子のものを随分と乱暴に吸うが、彼女は丁寧に触れてくれた。舌先が見え隠れするのがいやらしい。髪を撫でながらその様子をちらりと伺う。
彼女の舌はへそと移り、もっと下へと移動していく。
浴衣越しに、止まった真ん中のあたりを手でそっと押さえられた。
「……うっ……」
先程からそこは蠢きはじめていたが、布越しに彼女の手が当てられ大きく反応した。
「わ……」
反応に気付いたらしく、
「開いてもいいですか?」
口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「……ああ」
浴衣の帯は外さずに、ゆっくり浴衣を広げる。下着が露わになり、主張をするように真ん中が盛り上がっているが、彼女はまたそっと手を当てたあと、もぞもぞと指先を動かした。
「う」
布越しなのがもどかしい。
聡子の右手は膨らみを確かめるようになぞる。
「直接触ってもいいですか?」
「……駄目だ」
その応えに、聡子は目を丸くさせた。
「どうしてですか? こんなに外に出たがってるのに?」
少し不満げな声を発した。
(そんなわけないだろ)
「……嘘だよ。じゃあ、早く出してくれ」
ふふっ、と笑って聡子は下着に手をかけた。腰を浮かせ、彼女の補助をする。
効果音でも付きそうな勢いで、それは飛び出した。
下着を脱がせて放ると、彼女は笑みを浮かべてそれを握った。
ぎゅ、と力を加えられ、トモは小さく呻いた。
「咥えてもいいですか?」
「ああ、早く、咥えてくれ」
ぱくりと小さな口でそれを含み、舌先で尖端を焦がされた。
(あー……)
じゅぷじゅぷ、と小さな口から音が洩れる。
いやらしい音だ。
口には入りきらないからと、付け根を手を押さえ、入るだけの部分を口で出し入れを繰り返している。
(可愛いな…………)
小さな口で咥え、一生懸命舌を使ってトモに快感をくれている。自分の口から卑猥なうめき声が洩れ、こんな声が出るとは思わなくて恥ずかしくなった。
二つの袋の片方に触れられ、思わず身体が跳ねた。
「これ……ここで、いっぱい作られるんですよね」
くにくにと摘ままれ、
「あんまり強く押さえるのは勘弁な……急所だから……」
痛みを感じて正直な意見を述べた。ごめんなさい、と聡子は慌てた様子で手を離したが、トモは彼女の頭を撫でて首を振った。
「いいよ。舌で……優しくなら大丈夫だ」
「う……ん」
ゆっくり、ゆっくりと舌で触れられ、息が荒くなっていく。
「おまえ、舌使いやばい……どこで覚えたんだよ……」
息も絶え絶えに言う。
「さあ……」
「まさか」
嫌な予感を覚え、聡子の顔を見やる。
(嘘だろ……誰か別の男になんか……)
「……智幸さんが教えてくれたんですよ」
猛るものを握りながら、舌を這わせる彼女の顔は卑猥だった。
(なんだ……)
ほっとしたのも束の間で、快感が襲ってくる。
聡子はトモの顔まで近づくと、
「智幸さんがしてほしいこと、もっとしたいです」
と不敵に笑った。
「してくれるのか? じゃあ、おまえも浴衣、脱げ」
聡子の浴衣を引っ張った。
「はい……」
聡子は身につけているものを恥じらうこともなく全て取り去り、トモに跨がった。
「次は、こうして当てちゃうんですからね」
二人がつながる部分には、入れずに当てて動く。
「まだ入れませんよ」
手を伸ばし、聡子ふくよかなふくらみに触れようとすると、すっと身体を退け、また顔を下半身に寄せた。
(あ……せっかく……)
手でしごき、舌で根元から先端へと動いていく。
「う……」
もっとしてくれ、とせがむと彼女は頷いた。
「智幸さんのは太くて長くておっきい……」
「そうか……?」
「わたしの口に入りきらないですね」
自分のもののサイズを気にしたことはなかったが、過去に関係のあった女たちは悦んでいた。聡子は自分のものしか知らないはずだから、特に何も言われたことはなかったのだが。
やはり誰かに手ほどきをしてもらったことがあったのだろうかと考えてしまう。自分が彼女を突き放して関係を清算したあと、そして自分と付き合うまでの空白の期間──相手がいてもおかしくはないだろう。彼女はトモしか知らないと言っていたが。
(……いや、やっぱり俺しか知らないはずだ)
「こんなの持ってて、いやらしいんだから……」
今日は本当に大胆な言動をするなと感じた。
温泉旅館に来て、いつもと違う環境に気が大きくなっているのか、それとも本性が現れているのか……どうであれ、嫌ではなかった。
「おまえのほうがいやらしいだろ、いいもの持ってるし」
「ふふ……」
ぺろぺろといやらしく舌先で尖端をなめる。
スケベな身体しやがって、とトモは勢いよく身体を起こした。
「うわっ」
聡子は転がった。
「今度は、俺がスケベなおまえを可愛がってやるからな」
「駄目です、今日はわたしがするんです」
「俺がしたいことしてくれるんだろ? だったら俺がしたいこと、させてくれるってことでいいよな? 俺はおまえを可愛がりたいんだけどな」
「…………」
「駄目じゃないよな?」
「駄目じゃない、です、よ」
頬を膨らませた彼女の唇を強引に奪う。
「じゃあ手始めに、乳揉ませてもらおうかな」
「……あっ……」
下から上へと揉み上げる。
「やっぱりエロい乳だな。おまえの、すげー柔らかくていい触りごこちだ」
「……知らない」
「乳首も感じるんだろ? コリコリしてるし。ここは固くなってる。俺に吸われたいって言ってるみたいだ」
「違いま……勝手にそんな……」
固くなった尖端を摘まんで、舌先で舐めると聡子は悶えた。
「舐められて悦んでるのは誰だ? 気持ちいいんだろ? 気持ちいいってちゃんと言えよ」
さっきまでは自分がされてたことを、今度はトモは返してやる気でいる。
「ほーら……」
執拗に攻めると、悶えて、その様子はトモを悦ばせた。
「……気持ち、いい……」
「よく出来ました。ほらよっ」
揉みしだきながら、乳首を転がすと彼女も悦んだ。
「次はどこだ? こっちか」
彼女の脚を無理矢理開いて花弁に顔を寄せ、もう溢れているその部分に舌を這わせる。
「ひゃっ……」
「とろっとろだな」
舌を侵入させると、ぴくりぴくりと反応している。
「やだあ……」
「嫌なのか? だったらやめるか?」
「や、やめないで……」
「おいおい、どっちなんだ?」
楽しそうな声を上げた。
「やめないで……」
聡子はびくびくと身体を震わせる。
「ああ、やめねえよ。こんなにぷっくり膨れてるしな」
卑猥な音を立て、密壺を刺激すれば、どんどん溢れていく。
(止まらねえな……)
溢してなるものかというように、トモはそれを丁寧に掬った。
舌を抜き、両手の指でその花弁を開いてみると、きれいな色をしたその場所がひくひくとしている。ゆっくりと中指を入れて抜き差しを繰り返せば、離したくないとでもいうように吸い付いてきた。
(やべえな……)
指で敏感な場所をかき回すと、聡子の腰が浮いた。
「どうした?」
「き……気持ち……」
「気持ちいいか?」
彼女が頷くのが見えた。
そっと指を抜いて、聡子の顔に自分の顔を近づける。
「なあ、俺がしてほしいこと、してもらってもいいか?」
「はい……」
(どうした?)
いきなり抱きついてきた。
「どうした?」
「ううん。まだかなあって思ってたんで」
甘えてるのか、とトモは彼女にキスをする。
「お風呂、どうでしたか」
「ああ、よかった。露天風呂もよかったな。寒いけど温まったし」
「よかったです」
お水飲みますか、と聡子は買ってきたらしいペットボトルの水を持ってきてくれた。
「おう、サンキュ」
喉を鳴らして水を飲む。
身体に染み渡っていくのを感じた。
「うま」
聡子はにこにこと笑っている。
「ビール飲まれますか?」
「いや、いいよ」
甲斐甲斐しく動く聡子の手を引き、抱き寄せた。
「わっ」
「待ってる間、何してた?」
「テレビ見てましたよ」
「そっか。じゃあ、ここからは俺に時間くれるよな?」
抱き締めながら見下ろすと聡子と目が合う。
「はい、もちろん」
彼女は頷いた。
聡子は背伸びをして、立ったままトモの頬を挟んでキスをした。トモは少しかがんでそれにこたえる。
「ん……んっ……」
いつもはされる側の聡子が、舌を絡ませトモを攻めてくることに驚いた。
「ぷはぁっ……」
「どうした? 今日は積極的だな」
「そうですか? 下手でごめんなさい」
唇を離し、トモの瞳を至近距離で見つめる。瞳が蕩けはじめていた。
「いつも智幸さんがしてくれるから、わたしもしたいなって」
「そうか」
笑うと、聡子も嬉しそうに笑った。
「なんだよ、俺が戻ってくるのが待ち遠しかったのか?」
「そりゃあ……だって食後の運動するって智幸さんが」
「俺が言ったな」
額、鼻、頬と順にキスをし、閉じた瞳も交互に触れた。
部屋に敷かれている布団の上に、トモはゆっくりと腰を下ろした。
聡子は座るトモに跨がり、彼を抱き締めキスを繰り返す。
「……好き」
聡子の背中に手を回し、撫でてやるとまた嬉しそうに笑う。
トモは後ろに倒れ込み、聡子のキスの雨を受け止めた。
(実はキス魔か?)
トモの浴衣をはだけさせると、唇で触れてきた。指で花弁のような乳首に触れたあと、
「痛くないですか?」
と彼女は訊いた。
「痛くねえよ」
「もっと触ってもいいですか?」
「……いいよ」
自分が彼女のものを口に含むときと違い、舌先でそっと触れて口に含んだ。聡子のものを随分と乱暴に吸うが、彼女は丁寧に触れてくれた。舌先が見え隠れするのがいやらしい。髪を撫でながらその様子をちらりと伺う。
彼女の舌はへそと移り、もっと下へと移動していく。
浴衣越しに、止まった真ん中のあたりを手でそっと押さえられた。
「……うっ……」
先程からそこは蠢きはじめていたが、布越しに彼女の手が当てられ大きく反応した。
「わ……」
反応に気付いたらしく、
「開いてもいいですか?」
口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「……ああ」
浴衣の帯は外さずに、ゆっくり浴衣を広げる。下着が露わになり、主張をするように真ん中が盛り上がっているが、彼女はまたそっと手を当てたあと、もぞもぞと指先を動かした。
「う」
布越しなのがもどかしい。
聡子の右手は膨らみを確かめるようになぞる。
「直接触ってもいいですか?」
「……駄目だ」
その応えに、聡子は目を丸くさせた。
「どうしてですか? こんなに外に出たがってるのに?」
少し不満げな声を発した。
(そんなわけないだろ)
「……嘘だよ。じゃあ、早く出してくれ」
ふふっ、と笑って聡子は下着に手をかけた。腰を浮かせ、彼女の補助をする。
効果音でも付きそうな勢いで、それは飛び出した。
下着を脱がせて放ると、彼女は笑みを浮かべてそれを握った。
ぎゅ、と力を加えられ、トモは小さく呻いた。
「咥えてもいいですか?」
「ああ、早く、咥えてくれ」
ぱくりと小さな口でそれを含み、舌先で尖端を焦がされた。
(あー……)
じゅぷじゅぷ、と小さな口から音が洩れる。
いやらしい音だ。
口には入りきらないからと、付け根を手を押さえ、入るだけの部分を口で出し入れを繰り返している。
(可愛いな…………)
小さな口で咥え、一生懸命舌を使ってトモに快感をくれている。自分の口から卑猥なうめき声が洩れ、こんな声が出るとは思わなくて恥ずかしくなった。
二つの袋の片方に触れられ、思わず身体が跳ねた。
「これ……ここで、いっぱい作られるんですよね」
くにくにと摘ままれ、
「あんまり強く押さえるのは勘弁な……急所だから……」
痛みを感じて正直な意見を述べた。ごめんなさい、と聡子は慌てた様子で手を離したが、トモは彼女の頭を撫でて首を振った。
「いいよ。舌で……優しくなら大丈夫だ」
「う……ん」
ゆっくり、ゆっくりと舌で触れられ、息が荒くなっていく。
「おまえ、舌使いやばい……どこで覚えたんだよ……」
息も絶え絶えに言う。
「さあ……」
「まさか」
嫌な予感を覚え、聡子の顔を見やる。
(嘘だろ……誰か別の男になんか……)
「……智幸さんが教えてくれたんですよ」
猛るものを握りながら、舌を這わせる彼女の顔は卑猥だった。
(なんだ……)
ほっとしたのも束の間で、快感が襲ってくる。
聡子はトモの顔まで近づくと、
「智幸さんがしてほしいこと、もっとしたいです」
と不敵に笑った。
「してくれるのか? じゃあ、おまえも浴衣、脱げ」
聡子の浴衣を引っ張った。
「はい……」
聡子は身につけているものを恥じらうこともなく全て取り去り、トモに跨がった。
「次は、こうして当てちゃうんですからね」
二人がつながる部分には、入れずに当てて動く。
「まだ入れませんよ」
手を伸ばし、聡子ふくよかなふくらみに触れようとすると、すっと身体を退け、また顔を下半身に寄せた。
(あ……せっかく……)
手でしごき、舌で根元から先端へと動いていく。
「う……」
もっとしてくれ、とせがむと彼女は頷いた。
「智幸さんのは太くて長くておっきい……」
「そうか……?」
「わたしの口に入りきらないですね」
自分のもののサイズを気にしたことはなかったが、過去に関係のあった女たちは悦んでいた。聡子は自分のものしか知らないはずだから、特に何も言われたことはなかったのだが。
やはり誰かに手ほどきをしてもらったことがあったのだろうかと考えてしまう。自分が彼女を突き放して関係を清算したあと、そして自分と付き合うまでの空白の期間──相手がいてもおかしくはないだろう。彼女はトモしか知らないと言っていたが。
(……いや、やっぱり俺しか知らないはずだ)
「こんなの持ってて、いやらしいんだから……」
今日は本当に大胆な言動をするなと感じた。
温泉旅館に来て、いつもと違う環境に気が大きくなっているのか、それとも本性が現れているのか……どうであれ、嫌ではなかった。
「おまえのほうがいやらしいだろ、いいもの持ってるし」
「ふふ……」
ぺろぺろといやらしく舌先で尖端をなめる。
スケベな身体しやがって、とトモは勢いよく身体を起こした。
「うわっ」
聡子は転がった。
「今度は、俺がスケベなおまえを可愛がってやるからな」
「駄目です、今日はわたしがするんです」
「俺がしたいことしてくれるんだろ? だったら俺がしたいこと、させてくれるってことでいいよな? 俺はおまえを可愛がりたいんだけどな」
「…………」
「駄目じゃないよな?」
「駄目じゃない、です、よ」
頬を膨らませた彼女の唇を強引に奪う。
「じゃあ手始めに、乳揉ませてもらおうかな」
「……あっ……」
下から上へと揉み上げる。
「やっぱりエロい乳だな。おまえの、すげー柔らかくていい触りごこちだ」
「……知らない」
「乳首も感じるんだろ? コリコリしてるし。ここは固くなってる。俺に吸われたいって言ってるみたいだ」
「違いま……勝手にそんな……」
固くなった尖端を摘まんで、舌先で舐めると聡子は悶えた。
「舐められて悦んでるのは誰だ? 気持ちいいんだろ? 気持ちいいってちゃんと言えよ」
さっきまでは自分がされてたことを、今度はトモは返してやる気でいる。
「ほーら……」
執拗に攻めると、悶えて、その様子はトモを悦ばせた。
「……気持ち、いい……」
「よく出来ました。ほらよっ」
揉みしだきながら、乳首を転がすと彼女も悦んだ。
「次はどこだ? こっちか」
彼女の脚を無理矢理開いて花弁に顔を寄せ、もう溢れているその部分に舌を這わせる。
「ひゃっ……」
「とろっとろだな」
舌を侵入させると、ぴくりぴくりと反応している。
「やだあ……」
「嫌なのか? だったらやめるか?」
「や、やめないで……」
「おいおい、どっちなんだ?」
楽しそうな声を上げた。
「やめないで……」
聡子はびくびくと身体を震わせる。
「ああ、やめねえよ。こんなにぷっくり膨れてるしな」
卑猥な音を立て、密壺を刺激すれば、どんどん溢れていく。
(止まらねえな……)
溢してなるものかというように、トモはそれを丁寧に掬った。
舌を抜き、両手の指でその花弁を開いてみると、きれいな色をしたその場所がひくひくとしている。ゆっくりと中指を入れて抜き差しを繰り返せば、離したくないとでもいうように吸い付いてきた。
(やべえな……)
指で敏感な場所をかき回すと、聡子の腰が浮いた。
「どうした?」
「き……気持ち……」
「気持ちいいか?」
彼女が頷くのが見えた。
そっと指を抜いて、聡子の顔に自分の顔を近づける。
「なあ、俺がしてほしいこと、してもらってもいいか?」
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