35 / 46
【幸成編】
7.クリスマスイブ
しおりを挟む
クリスマスイブの夜。
桃子は、安藤龍太郎と引き合わされた。
六歳年上の龍太郎は、幸成とも同じ年である。
女遊びをしている龍太郎だ。
しかし同じ女遊びをしているのに、幸成や慶孝と違って嫌悪があった。
(鶴丸たちは割り切ってる、相手も。でもこの人は……わたしと結婚したいって言ってるくらいなんだから、そういう不義理は駄目なんじゃないの)
ライトアップをされた、市内の公園に来ていた。
味のわからない庶民の高校生には馴染みのない、そんなレストランで食事をしたあと、散歩がてらここに来たのだ。来園客がとても多い。
高校二年生が行くような店でもないし、腹が満たされた感覚はない。
「安藤さんは、恋人がいるんじゃないんですか」
「いないよ」
「前に……」
夜見掛けたことを伝えた。
「ああ、僕は、桃子さんのボディガードと同じでですよ」
「ボディガード?」
なんのことだろう、と首を傾げる。
「あなたの運転手ですよ」
鶴丸のことらしかった。
「抱きたい時に好きな女を抱いて満足する。それと同じですよ」
「なっ……」
確かに鶴丸もそうだろうけど、と頷きたいのをぐっと堪える。
「あの人は、それでもちゃんと仕事してます。わたしをフォローしてくれます」
「……そのようですね。僕は、あなたと結婚する前には、ちゃんと清算しますからご安心ください。でも正式に婚約するまでは、僕は好きにさせてもらいます。あなたもそれまでは自由に恋愛を楽しんでくださいね」
龍太郎は桃子に近づき、髪を掬った。
ぞわり、とした。
龍太郎は顔はいいが、蛇のような男だと感じた。
鶴丸は狼のようで、松田は子犬のようだ。二人ともいざという時には頼りになる空気があるのに、この安藤龍太郎という男は、細い目でこちらを見て、空気も冷たいものがまとっており、何を考えているのかがわからない。
「あなたが自分だけを見てほしいと言うのなら、考えますよ」
「なっ……」
その手を振り払った。
キザなやつ、と桃子は牙をむき出しにした。
「わたしはあなたとは結婚しない」
「それは困ります」
「なんで」
「あなたがいないと、草村を継げない」
「は? わたしがいなくったって、養子縁組でもすればいいでしょ」
若頭のお父さんに口添えしてもらえばいい、と吐き捨てた。
「娘がいるんだから婿入りすればいい話だ」
「……あの、言っておきますけど、わたし、あの人の娘じゃないから。勝手に娘だって、まつりあげてるだけだからね」
「いや? 君は草村孝蔵氏の娘だよ?」
「わたしのお父さんは別の人だから」
「?」
龍太郎はきょとんとしている。
「君の父親は草村孝蔵で間違いないって聞いたけど」
「……違うよ。わたしのお父さんは、向井誠二って人のはずだから」
「……むかい、せいじ? うーん、俺の親父は『草村孝蔵の娘に間違いない』って言ってたんだけどな」
「……安藤さんが?」
怪訝な顔をする桃子に、
「おっと、僕は口を滑らせてしまったかな」
と不敵に笑った。
(……ムカつく)
「帰る」
「送るよ」
「結構。自分で帰る」
「襲われたらどうするんだい」
「鶴丸を呼ぶからいい」
じゃ、と桃子は一応は頭を下げ、その場を去った。
迎えに来てほしい、と言われた場所まで幸成はやってきた。
駐車場に車を停めると、公園の入口まで走った。
「終わられましたか」
「うん」
桃子は大人しく待っていた。
心なしか元気がなさそうな桃子、
「……どうかされましたか」
形式的に尋ねた。
今まで会っていた相手のことを思うと、元気はなくなるだろう。
「ううん、なんでもない。帰ろう」
十七歳の桃子に、結婚という現実はまだ未知の話だ。
(気丈だな)
「お嬢、ちょっと寄り道しましょうか」
今日はクリスマスイブなのだ。
街にはカップルや家族が溢れている。
幸成はお守りのつもりだったが、これはデートに見えるだろう。
「お嬢、行きましょうか」
と幸成は促す。
桃子は先程訪れた場所だが、二人は園内に入った。
人が増えてきたようだ。桃子達が来た時にはさほど人は多くはなかったという。
イベント会場は、イルミネーションやツリーの現物客で溢れるている。
人混みのなか、
「お嬢、はぐれますよ」
と彼女から目を離さないように注意をした。
桃子とはぐれてしまった時は、必死になって探し、見つけた時はほっとしたものだ。
イベント会場を抜け、出口に向かう通路のベンチに座っていた。
「よかった……」
思わず抱き締めた幸成だ。
その幸成を見上げる桃子の顔は驚いている。
「ちょ、ちょっと」
幸成がこんなことをしてくるとは思わなかった桃子は戸惑ったようだ。
「心配させないでくださいよ」
怒ろうと顔を近づけていくと、桃子は目を閉じた。
キスをされると思ったのだろう。
寸前で思いとどまり、
「お嬢」
と声をかけた。
目を開けた桃子の唇に、幸成は人差し指を自分の唇に当てて、その後そっと当てようとした。
「待って」
前にされたことをされると察したのか、桃子は今度は自分の唇に人差し指の腹を当て、そして幸成の唇に当てた。
「……こ、これくらいは許して」
幸成は驚いた。
二人は見つめ合った。
「ごめん、嫌だったよね」
泣きそうな顔になっていた桃子は、バッグからハンカチを出し、幸成の唇を拭おうと手を伸ばした。ぱしっ、とその手首を掴んだ幸成は、
「拭わないでください」
と言った。
「このままで構いません」
「……わかった」
彼女は頷き、ハンカチをしまった。
帰り道、二人は手を繋いで歩く。
どちらともなく、自然と手を繋いでいた。
「鶴丸」
「はい」
「わたしと……」
「お嬢と……」
「……なんでもない」
「何ですか」
「なんでもないよ」
別にいいや、と桃子は言った。
「帰ろう。遅くなったらあの人に文句言われる。あの人と会ってたのは知ってるだろうけど、どうせ報告が行ってるだろうし、遅いって言われるんだから。……鶴丸と一緒だから大丈夫だと思うけど」
(それがマズいんじゃないのか)
幸成は思った。
龍太郎のほうから、今日のことも報告が既に行っていれば、桃子が寄り道をして帰っているのは明らかだ。まあ自分が誘ったことを正直に言えばいいだけの話だと思った。
「お嬢」
「ん?」
「お嬢は俺が欲しいですか?」
「え……」
立ち止まり、桃子を見下ろした。
まっすぐに幸成を見つめ、桃子は、
「欲しい。……鶴丸は遊びだと思っていいから、わたしは、欲しい……」
ゆっくり言葉を選んだようだった。
「お嬢は俺に本気だから駄目ですね」
「えっ」
「そもそも、十八歳未満との性行為は法律違反ですよ」
「え!?」
「さ、帰りましょうか」
目をぱちぱちさせる桃子を尻目に、幸成は口元緩めながら前を向いた。
桃子は、安藤龍太郎と引き合わされた。
六歳年上の龍太郎は、幸成とも同じ年である。
女遊びをしている龍太郎だ。
しかし同じ女遊びをしているのに、幸成や慶孝と違って嫌悪があった。
(鶴丸たちは割り切ってる、相手も。でもこの人は……わたしと結婚したいって言ってるくらいなんだから、そういう不義理は駄目なんじゃないの)
ライトアップをされた、市内の公園に来ていた。
味のわからない庶民の高校生には馴染みのない、そんなレストランで食事をしたあと、散歩がてらここに来たのだ。来園客がとても多い。
高校二年生が行くような店でもないし、腹が満たされた感覚はない。
「安藤さんは、恋人がいるんじゃないんですか」
「いないよ」
「前に……」
夜見掛けたことを伝えた。
「ああ、僕は、桃子さんのボディガードと同じでですよ」
「ボディガード?」
なんのことだろう、と首を傾げる。
「あなたの運転手ですよ」
鶴丸のことらしかった。
「抱きたい時に好きな女を抱いて満足する。それと同じですよ」
「なっ……」
確かに鶴丸もそうだろうけど、と頷きたいのをぐっと堪える。
「あの人は、それでもちゃんと仕事してます。わたしをフォローしてくれます」
「……そのようですね。僕は、あなたと結婚する前には、ちゃんと清算しますからご安心ください。でも正式に婚約するまでは、僕は好きにさせてもらいます。あなたもそれまでは自由に恋愛を楽しんでくださいね」
龍太郎は桃子に近づき、髪を掬った。
ぞわり、とした。
龍太郎は顔はいいが、蛇のような男だと感じた。
鶴丸は狼のようで、松田は子犬のようだ。二人ともいざという時には頼りになる空気があるのに、この安藤龍太郎という男は、細い目でこちらを見て、空気も冷たいものがまとっており、何を考えているのかがわからない。
「あなたが自分だけを見てほしいと言うのなら、考えますよ」
「なっ……」
その手を振り払った。
キザなやつ、と桃子は牙をむき出しにした。
「わたしはあなたとは結婚しない」
「それは困ります」
「なんで」
「あなたがいないと、草村を継げない」
「は? わたしがいなくったって、養子縁組でもすればいいでしょ」
若頭のお父さんに口添えしてもらえばいい、と吐き捨てた。
「娘がいるんだから婿入りすればいい話だ」
「……あの、言っておきますけど、わたし、あの人の娘じゃないから。勝手に娘だって、まつりあげてるだけだからね」
「いや? 君は草村孝蔵氏の娘だよ?」
「わたしのお父さんは別の人だから」
「?」
龍太郎はきょとんとしている。
「君の父親は草村孝蔵で間違いないって聞いたけど」
「……違うよ。わたしのお父さんは、向井誠二って人のはずだから」
「……むかい、せいじ? うーん、俺の親父は『草村孝蔵の娘に間違いない』って言ってたんだけどな」
「……安藤さんが?」
怪訝な顔をする桃子に、
「おっと、僕は口を滑らせてしまったかな」
と不敵に笑った。
(……ムカつく)
「帰る」
「送るよ」
「結構。自分で帰る」
「襲われたらどうするんだい」
「鶴丸を呼ぶからいい」
じゃ、と桃子は一応は頭を下げ、その場を去った。
迎えに来てほしい、と言われた場所まで幸成はやってきた。
駐車場に車を停めると、公園の入口まで走った。
「終わられましたか」
「うん」
桃子は大人しく待っていた。
心なしか元気がなさそうな桃子、
「……どうかされましたか」
形式的に尋ねた。
今まで会っていた相手のことを思うと、元気はなくなるだろう。
「ううん、なんでもない。帰ろう」
十七歳の桃子に、結婚という現実はまだ未知の話だ。
(気丈だな)
「お嬢、ちょっと寄り道しましょうか」
今日はクリスマスイブなのだ。
街にはカップルや家族が溢れている。
幸成はお守りのつもりだったが、これはデートに見えるだろう。
「お嬢、行きましょうか」
と幸成は促す。
桃子は先程訪れた場所だが、二人は園内に入った。
人が増えてきたようだ。桃子達が来た時にはさほど人は多くはなかったという。
イベント会場は、イルミネーションやツリーの現物客で溢れるている。
人混みのなか、
「お嬢、はぐれますよ」
と彼女から目を離さないように注意をした。
桃子とはぐれてしまった時は、必死になって探し、見つけた時はほっとしたものだ。
イベント会場を抜け、出口に向かう通路のベンチに座っていた。
「よかった……」
思わず抱き締めた幸成だ。
その幸成を見上げる桃子の顔は驚いている。
「ちょ、ちょっと」
幸成がこんなことをしてくるとは思わなかった桃子は戸惑ったようだ。
「心配させないでくださいよ」
怒ろうと顔を近づけていくと、桃子は目を閉じた。
キスをされると思ったのだろう。
寸前で思いとどまり、
「お嬢」
と声をかけた。
目を開けた桃子の唇に、幸成は人差し指を自分の唇に当てて、その後そっと当てようとした。
「待って」
前にされたことをされると察したのか、桃子は今度は自分の唇に人差し指の腹を当て、そして幸成の唇に当てた。
「……こ、これくらいは許して」
幸成は驚いた。
二人は見つめ合った。
「ごめん、嫌だったよね」
泣きそうな顔になっていた桃子は、バッグからハンカチを出し、幸成の唇を拭おうと手を伸ばした。ぱしっ、とその手首を掴んだ幸成は、
「拭わないでください」
と言った。
「このままで構いません」
「……わかった」
彼女は頷き、ハンカチをしまった。
帰り道、二人は手を繋いで歩く。
どちらともなく、自然と手を繋いでいた。
「鶴丸」
「はい」
「わたしと……」
「お嬢と……」
「……なんでもない」
「何ですか」
「なんでもないよ」
別にいいや、と桃子は言った。
「帰ろう。遅くなったらあの人に文句言われる。あの人と会ってたのは知ってるだろうけど、どうせ報告が行ってるだろうし、遅いって言われるんだから。……鶴丸と一緒だから大丈夫だと思うけど」
(それがマズいんじゃないのか)
幸成は思った。
龍太郎のほうから、今日のことも報告が既に行っていれば、桃子が寄り道をして帰っているのは明らかだ。まあ自分が誘ったことを正直に言えばいいだけの話だと思った。
「お嬢」
「ん?」
「お嬢は俺が欲しいですか?」
「え……」
立ち止まり、桃子を見下ろした。
まっすぐに幸成を見つめ、桃子は、
「欲しい。……鶴丸は遊びだと思っていいから、わたしは、欲しい……」
ゆっくり言葉を選んだようだった。
「お嬢は俺に本気だから駄目ですね」
「えっ」
「そもそも、十八歳未満との性行為は法律違反ですよ」
「え!?」
「さ、帰りましょうか」
目をぱちぱちさせる桃子を尻目に、幸成は口元緩めながら前を向いた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
完結【R―18】様々な情事 短編集
秋刀魚妹子
恋愛
本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。
タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。
好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。
基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。
同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。
※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。
※ 更新は不定期です。
それでは、楽しんで頂けたら幸いです。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
異常性癖者たちー三人で交わる愛のカタチー
フジトサクラ
恋愛
「あぁぁッ…しゃちょ、おねがっ、まって…」
特注サイズの大きなベッドに四つん這いになった女は、息も絶え絶えに後ろを振り返り、目に涙を浮かべて懇願する。
「ほら、自分ばかり感じていないで、ちゃんと松本のことも気持ちよくしなさい」
凛の泣き顔に己の昂りを感じながらも、律動を少し緩め、凛が先程からしがみついている男への奉仕を命じる。
ーーーーーーーーーーーーーーー
バイセクシャルの東條を慕い身をも捧げる松本と凛だが、次第に惹かれあっていく二人。
異常な三角関係だと自覚しつつも、三人で交わる快楽から誰も抜け出すことはできない。
複雑な想いを抱えながらも、それぞれの愛のカタチを築いていく…
ーーーーーーーーーーーーーーー
強引で俺様気質の東條立城(38歳)
紳士で優しい松本隼輝(35歳)
天真爛漫で甘えんぼな堂坂凛(27歳)
ドSなオトナの男2人にひたすら愛されるエロキュン要素多めです♡
母の日 母にカンシャを
れん
恋愛
母の日、普段は恥ずかしくて言えない、日ごろの感謝の気持ちを込めて花束を贈ったら……まさか、こうなるとは思わなかった。
※時事ネタ思いつき作品です。
ノクターンからの転載。全9話。
性描写、近親相姦描写(母×子)を含みます。
苦手な方はご注意ください。
表紙は画像生成AIで出力しました
【R18】今夜、私は義父に抱かれる
umi
恋愛
封じられた初恋が、時を経て三人の男女の運命を狂わせる。メリバ好きさんにおくる、禁断のエロスファンタジー。
一章 初夜:幸せな若妻に迫る義父の魔手。夫が留守のある夜、とうとう義父が牙を剥き──。悲劇の始まりの、ある夜のお話。
二章 接吻:悪夢の一夜が明け、義父は嫁を手元に囲った。が、事の最中に戻ったかに思われた娘の幼少時代の記憶は、夜が明けるとまた元通りに封じられていた。若妻の心が夫に戻ってしまったことを知って絶望した義父は、再び力づくで娘を手に入れようと──。
【共通】
*中世欧州風ファンタジー。
*立派なお屋敷に使用人が何人もいるようなおうちです。旦那様、奥様、若旦那様、若奥様、みたいな。国、服装、髪や目の色などは、お好きな設定で読んでください。
*女性向け。女の子至上主義の切ないエロスを目指してます。
*一章、二章とも、途中で無理矢理→溺愛→に豹変します。二章はその後闇落ち展開。思ってたのとちがう(スン)…な場合はそっ閉じでスルーいただけると幸いです。
*ムーンライトノベルズ様にも旧バージョンで投稿しています。
※同タイトルの過去作『今夜、私は義父に抱かれる』を改編しました。2021/12/25
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる