141 / 143
第五章 スライムとダンジョン
第一話 スライムと茜と真子と貴子
しおりを挟む
茜さんと真子さんと住み始めて1年が経過しました。最初は戸惑いましたが、人?は順応するものです。
家族たちも、購入できた市内の山の探索範囲を広げています。結界で覆ったら、いろいろと問題が発覚しました。不法投棄をしていた企業が発覚したり、盗んだ物が隠されていたり、高校生がいじめに使っていたり、いろいろ隠されていた物が世間に暴かれました。大変でしたが楽しい日々です。なんどか、行政からの呼出しもありました。高校生だった頃よりも充実しています。
1年でいろいろと世間が動きました。まずは、日本ギルドが解体したようです。日本ギルドを潰すのに、ギルド日本支部はきっかけを用意しただけで、それ以上は動きませんでした。それでも、崩壊が始まってからは早かったです。日本ギルドの不祥事に合わせて何人かの議員の不正も発覚して、一時はマスコミがギルド日本支部にも押し寄せて大変でした。大変だったのは、主に千明さんと舞さんだったのですが、私も真子さんも茜さんも駆り出されて対応に追われました。
ギルド日本支部は、研究所を備える世界屈指のギルドに成長しました。研究は、清水さんが中心になって進めています。面白い発見もありました。
私や家族の検査が進められました。それから、本来なら難しい”野鳥”もギルドが保証して、清水さんが認可を得たことで、正式に私が迎えることが出来ました。喜んだのは、ギブソンやデイジーたちでした。狸種もペットとして飼うのが難しいのですが、ラスカルたちと一緒に、家族として行政に認められました。ドーンや会津やフリップたちも、裏山に住み着いていると認めさせる事ができました。魔物になっているのは、まだ内緒です。
市内にも大きな拠点が出来ました。
私の家と茜さんと真子さんだけが住んでいる場所ですが、裏山?との間に三棟のマンションが建築されて、研究員や技術者の寮?として使われています。病院のスタッフも増えました。地域の人からは感謝されています。元々、私や家族の秘密が外に漏れないように作られた病院です。報酬の上乗せがないうえに、無駄なノルマがないのも病院の雰囲気がよくなっている理由なのかもしれません。
私たちの生活は・・・。”問題ない”とは言い切れないのですが、なんとかなっています。スライムの身体にも慣れて・・・。違いますね。スライムの状態で居る方が落ち着きます。不都合がない事を不都合に感じてしまっています。人の姿で過ごしている分体も不便を感じません。不思議なのですが、スライムの私と人の私は、別の人格?があるようにも思えるのです。それから、人の姿の私なのですが、人です。意味が解りませんよね?私もよくわかりません。でも、人なのです。病院で検査しても”人”として認識されます。不思議な事です。
現在も、人の私とスライムの私が存在します。
以前は、意識の入れ替え?が必要だったのですが、同時に存在していても、違和感がありません。
私の本体は、実家に居ます。
人の私は、”貴子”として静岡市内に住んでいます。学校にも通っています。
私と真子さんは、静岡工業の定時制に通い始めました。
全日制への編入も可能だと言われましたが、ギルドで仕事を請け負っている建前があるので、定時制にしました。茜さんも通おうとしましたが、円香さんに止められていました。
魔石を作る方法は、ギルドを通して発表されました。水見式の方法は、清水さんたちが確立しました。スキルを得ていない人でも、実行できる形に落とし込めています。アイテムボックスはギルド日本支部内で使う事に決まりました。便利なのですが、今のところ私にしか作ることが出来ないので、研究は続けますが、今の段階でギルドの外に出すのは危険だと判断されました。対策がない状態で、外部に公開してしまうといろいろと問題が発生しそうです。密輸の問題が解決できなければ、世間には出さないほうがいいだろうとワインズマンから指摘されました。ギルド本部には、宝箱形態のアイテムボックスを渡してあります。宝飾品を施した豪華バージョンです。
魔石にスキルを付与する方法も、ギルドから発表されました。円香さんや孔明さんは、危険性を論じていました。ギルド内での公開制限を付けて、情報を流しました。ワイズマンが各国に追試を依頼しました。追試結果は、円香さんや孔明さんが懸念していた状況にはなりませんでした。
どうやら、私やライが作るような魔石の生成は出来ないようです。スキルの付与も成功した人も少ない状況らしいです。そして、付与されたスキルも通常の利用に比べると、1割くらいの威力に抑えられてしまうようです。9割減では攻撃にはほぼ使えません。
武器として考えても、スタンガン程度なので、現在の危険性と比べても・・・。安全だとは言えませんが、既にある危険を越えない程度だと判断されたようです。日本では、政府の対応が間に合っていないので、ギルドが自主的に禁止としています。拘束力はありません。既に、日本では事故が発生しています。
あっ!
私を、スライムにした人は特定されました。スキルを付与した魔石を使った事件が発生して、その加害者が私をスライムにした人でした。鑑定を用いて確認をしました。
今、ギルドの・・・。正確には、私の家族が監視しています。復讐は、先送りにしました。彼からは、スキルを奪う予定です。
スキルを奪えないかと考えたのが、彼はスキルの能力を、正確に把握が出来ていないことや、これ以上の犠牲者を出さないためです。
どうやら彼は一線を越えてしまっているようです。状況証拠だけなのですが、母親とお兄さんを殺しているようです。どうやら、スライムにしてから殺しているので、死体が残っていないようなのです。元々、父親は家にも寄り付かないので、彼が言い訳として使った、”母親とお兄さんは家を出て行った”を信じているようです。円香さんが言うには、『”信じているというよりもどうでもいい”と思っている』らしいです。私には、どちらの気持ちも解らないです。
ライは、ギルドに居る時間が増えています。
私の所には、ライの分体が常に居るのですが、人のライは、ギルドで”いろいろ”な警戒に当たっています。
1年間で、ギルドに侵入を試みた人の数は、私が知っているだけで60名を越えています。毎週の様に、不法侵入がありました。最近は落ち着いていますが、それでもライがギルドに常駐していた方が安全だと判断しています。皆の眷属が、ライを補佐しています。最初は、眷属たちにも戸惑いがあったのですが、1年が過ぎて、安定しました。ライが居なくても大丈夫だと判断されれば、眷属だけでギルドを守ります。
大陸からやってきた人たちや、魔物が発生している国からも、日本の同盟国だと思われている国の人たちも居ます。もちろん、日本の企業に雇われた人や、政治業者や官僚に雇われた者たちも居ました。
目的は、単純に”金銭”の場合もありますが、殆どがスキルの情報や、ギルドに何かがあると思って侵入してきているようです。円香さんは呆れていました。特に酷いのが、日本の官僚たちの様です。権力を握った者たちが考えることは、愚かな事と決まっています。
スキルを得て不老不死になりたいようです。
不老は別にして、不死になって何がしたいのでしょうか?
この”不老不死”に関係して、私をスライムにした彼から、スキルを奪うことが検討されています。
家族の協力と、清水さんたちの研究から、スキルのランクと言うものが徐々に解ってきました。その中で、ユニークと呼んでもいいようなスキルは、同時期に、二人以上には”芽生えない”と予測されました。
円香さんの”破眼”が、家族の誰も持っていないことや、同じようなスキルである、真子さんが持つ”災眼”も誰も持っていません。
まだこれからの研究が必要だとは思いますが、彼を殺して私にスキルが移動すればいいのですが、そうならない場合に、別の人にスキルが芽生えてしまうと、問題になりそうなのです。
彼によって、私はスライムになってしまいました。
スライムになった事で、寿命から解き放たれた可能性があります。清水さんの研究でも、私は細胞分裂を意図しなければ行っていないようなのです。簡単に言えば、老化していないのです。まだ検証が始まったばかりなので、解らないことだらけですが、魔物になってしまうと、”老化”は発生しないと考えてよさそうです。家族たちも調べていますが、成長は”魔物としての成長”とリンクしていると考えられます。
権力欲が強く、不老不死を望むような人たちが、彼のスキルを知れば・・・。
そんなことにならないように、彼を監視しているのです。彼は、私のターゲットですが、私は彼を権力者や愚か者たちから守っているのです。
家族たちも、購入できた市内の山の探索範囲を広げています。結界で覆ったら、いろいろと問題が発覚しました。不法投棄をしていた企業が発覚したり、盗んだ物が隠されていたり、高校生がいじめに使っていたり、いろいろ隠されていた物が世間に暴かれました。大変でしたが楽しい日々です。なんどか、行政からの呼出しもありました。高校生だった頃よりも充実しています。
1年でいろいろと世間が動きました。まずは、日本ギルドが解体したようです。日本ギルドを潰すのに、ギルド日本支部はきっかけを用意しただけで、それ以上は動きませんでした。それでも、崩壊が始まってからは早かったです。日本ギルドの不祥事に合わせて何人かの議員の不正も発覚して、一時はマスコミがギルド日本支部にも押し寄せて大変でした。大変だったのは、主に千明さんと舞さんだったのですが、私も真子さんも茜さんも駆り出されて対応に追われました。
ギルド日本支部は、研究所を備える世界屈指のギルドに成長しました。研究は、清水さんが中心になって進めています。面白い発見もありました。
私や家族の検査が進められました。それから、本来なら難しい”野鳥”もギルドが保証して、清水さんが認可を得たことで、正式に私が迎えることが出来ました。喜んだのは、ギブソンやデイジーたちでした。狸種もペットとして飼うのが難しいのですが、ラスカルたちと一緒に、家族として行政に認められました。ドーンや会津やフリップたちも、裏山に住み着いていると認めさせる事ができました。魔物になっているのは、まだ内緒です。
市内にも大きな拠点が出来ました。
私の家と茜さんと真子さんだけが住んでいる場所ですが、裏山?との間に三棟のマンションが建築されて、研究員や技術者の寮?として使われています。病院のスタッフも増えました。地域の人からは感謝されています。元々、私や家族の秘密が外に漏れないように作られた病院です。報酬の上乗せがないうえに、無駄なノルマがないのも病院の雰囲気がよくなっている理由なのかもしれません。
私たちの生活は・・・。”問題ない”とは言い切れないのですが、なんとかなっています。スライムの身体にも慣れて・・・。違いますね。スライムの状態で居る方が落ち着きます。不都合がない事を不都合に感じてしまっています。人の姿で過ごしている分体も不便を感じません。不思議なのですが、スライムの私と人の私は、別の人格?があるようにも思えるのです。それから、人の姿の私なのですが、人です。意味が解りませんよね?私もよくわかりません。でも、人なのです。病院で検査しても”人”として認識されます。不思議な事です。
現在も、人の私とスライムの私が存在します。
以前は、意識の入れ替え?が必要だったのですが、同時に存在していても、違和感がありません。
私の本体は、実家に居ます。
人の私は、”貴子”として静岡市内に住んでいます。学校にも通っています。
私と真子さんは、静岡工業の定時制に通い始めました。
全日制への編入も可能だと言われましたが、ギルドで仕事を請け負っている建前があるので、定時制にしました。茜さんも通おうとしましたが、円香さんに止められていました。
魔石を作る方法は、ギルドを通して発表されました。水見式の方法は、清水さんたちが確立しました。スキルを得ていない人でも、実行できる形に落とし込めています。アイテムボックスはギルド日本支部内で使う事に決まりました。便利なのですが、今のところ私にしか作ることが出来ないので、研究は続けますが、今の段階でギルドの外に出すのは危険だと判断されました。対策がない状態で、外部に公開してしまうといろいろと問題が発生しそうです。密輸の問題が解決できなければ、世間には出さないほうがいいだろうとワインズマンから指摘されました。ギルド本部には、宝箱形態のアイテムボックスを渡してあります。宝飾品を施した豪華バージョンです。
魔石にスキルを付与する方法も、ギルドから発表されました。円香さんや孔明さんは、危険性を論じていました。ギルド内での公開制限を付けて、情報を流しました。ワイズマンが各国に追試を依頼しました。追試結果は、円香さんや孔明さんが懸念していた状況にはなりませんでした。
どうやら、私やライが作るような魔石の生成は出来ないようです。スキルの付与も成功した人も少ない状況らしいです。そして、付与されたスキルも通常の利用に比べると、1割くらいの威力に抑えられてしまうようです。9割減では攻撃にはほぼ使えません。
武器として考えても、スタンガン程度なので、現在の危険性と比べても・・・。安全だとは言えませんが、既にある危険を越えない程度だと判断されたようです。日本では、政府の対応が間に合っていないので、ギルドが自主的に禁止としています。拘束力はありません。既に、日本では事故が発生しています。
あっ!
私を、スライムにした人は特定されました。スキルを付与した魔石を使った事件が発生して、その加害者が私をスライムにした人でした。鑑定を用いて確認をしました。
今、ギルドの・・・。正確には、私の家族が監視しています。復讐は、先送りにしました。彼からは、スキルを奪う予定です。
スキルを奪えないかと考えたのが、彼はスキルの能力を、正確に把握が出来ていないことや、これ以上の犠牲者を出さないためです。
どうやら彼は一線を越えてしまっているようです。状況証拠だけなのですが、母親とお兄さんを殺しているようです。どうやら、スライムにしてから殺しているので、死体が残っていないようなのです。元々、父親は家にも寄り付かないので、彼が言い訳として使った、”母親とお兄さんは家を出て行った”を信じているようです。円香さんが言うには、『”信じているというよりもどうでもいい”と思っている』らしいです。私には、どちらの気持ちも解らないです。
ライは、ギルドに居る時間が増えています。
私の所には、ライの分体が常に居るのですが、人のライは、ギルドで”いろいろ”な警戒に当たっています。
1年間で、ギルドに侵入を試みた人の数は、私が知っているだけで60名を越えています。毎週の様に、不法侵入がありました。最近は落ち着いていますが、それでもライがギルドに常駐していた方が安全だと判断しています。皆の眷属が、ライを補佐しています。最初は、眷属たちにも戸惑いがあったのですが、1年が過ぎて、安定しました。ライが居なくても大丈夫だと判断されれば、眷属だけでギルドを守ります。
大陸からやってきた人たちや、魔物が発生している国からも、日本の同盟国だと思われている国の人たちも居ます。もちろん、日本の企業に雇われた人や、政治業者や官僚に雇われた者たちも居ました。
目的は、単純に”金銭”の場合もありますが、殆どがスキルの情報や、ギルドに何かがあると思って侵入してきているようです。円香さんは呆れていました。特に酷いのが、日本の官僚たちの様です。権力を握った者たちが考えることは、愚かな事と決まっています。
スキルを得て不老不死になりたいようです。
不老は別にして、不死になって何がしたいのでしょうか?
この”不老不死”に関係して、私をスライムにした彼から、スキルを奪うことが検討されています。
家族の協力と、清水さんたちの研究から、スキルのランクと言うものが徐々に解ってきました。その中で、ユニークと呼んでもいいようなスキルは、同時期に、二人以上には”芽生えない”と予測されました。
円香さんの”破眼”が、家族の誰も持っていないことや、同じようなスキルである、真子さんが持つ”災眼”も誰も持っていません。
まだこれからの研究が必要だとは思いますが、彼を殺して私にスキルが移動すればいいのですが、そうならない場合に、別の人にスキルが芽生えてしまうと、問題になりそうなのです。
彼によって、私はスライムになってしまいました。
スライムになった事で、寿命から解き放たれた可能性があります。清水さんの研究でも、私は細胞分裂を意図しなければ行っていないようなのです。簡単に言えば、老化していないのです。まだ検証が始まったばかりなので、解らないことだらけですが、魔物になってしまうと、”老化”は発生しないと考えてよさそうです。家族たちも調べていますが、成長は”魔物としての成長”とリンクしていると考えられます。
権力欲が強く、不老不死を望むような人たちが、彼のスキルを知れば・・・。
そんなことにならないように、彼を監視しているのです。彼は、私のターゲットですが、私は彼を権力者や愚か者たちから守っているのです。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる