134 / 178
第五章 共和国
第三十三話 エラー
しおりを挟む
次のダンジョンの攻略を考えている。
食料の供給元を先に狙おう。魔物の肉だけではなく、ダンジョン内から果物や野菜の採取ができる。
カルラからの情報では、狙っているダンジョンの現状、攻略を行っている階層は、47階層。
それなりに、深い階層を探索中だ。このダンジョンは、50階層が最下層だと予測されている。
攻略がストップしている理由が、40階層から下では食料がドロップしなくなり、物資が不足しだして、47階層で引き返したようだ。カルラが、軽く聞き込みをしてきてくれて判明した。40階層には、主が居るために、戻って採取を行うにしても、戦力配分が難しい。
俺たちなら、食料を大量に持ち込める。
準備は、既に整っている。
入口で足止めされてしまっている。
どうやら、攻略を行おうとしているダンジョンの中層でイレギュラーな魔物が発生しているようだ。
「旦那様」
「どうだった?」
「はい。許可は出ました」
「わかった。何か、条件が出たのか?」
「中層までの物資の輸送を頼まれました。まだ、了承はしていません」
「物資の量は?」
「保存食が1000名分です」
そこそこの量だな。
俺たちなら問題はないが・・・。持っていくだけのメリットが他に有れば・・・。
「メリットは?」
「ダンジョンへの入場の許可と、イレギュラーの情報です」
このダンジョンは攻略しておきたい。
共和国の首にナイフを突き付けることができる場所だ。残り2箇所は、一つはやはり食料がでるが、難易度がこのダンジョンよりも高い。もう一つは、鉱石が中心のダンジョンだ。そこは無視でいいと思っている余裕があれば、攻略を行うが、鉱石だけあっても食料を輸入しなければならない状況にあれば締め付けは可能だ。
「わかった。その話を受けよう」
「わかりました」
カルラが俺たちから離れて、別の集団に歩み寄った。
交渉を行っている。
「兄ちゃん」
「どうした?」
「イレギュラーはどうするの?」
「遭遇したら、倒す。でも、わざわざ見つける必要はない」
「え?」
「アル。俺たちの目的は?」
「あっ!」
「そうだ。攻略が完了して、ウーレンフートに組み込みが出来れば、イレギュラーの位置は把握できる。もしかしたら、排除が可能かもしれない」
「うん。わかった」
アルバンは納得したのか、武器の手入れを始めた。
一つだけ可能性が残っているけど、わざわざ説明しなくてもいいだろう。イレギュラーが、自然発生した物なら、俺の言った方法で消し去ることが可能だ。しかし、違った場合には、イレギュラーな存在が、本当にイレギュラーになってしまう可能性だってある。今、考えても解らない事は、考えても意味がない。実際に、イレギュラーな状況になった時に慌てないように、そんな可能性もあるとだけ思っておけばいい。
ダンジョンが、壮大なプログラムならどこかに不具合が入っていても不思議ではない。今回、それがヒットしただけなのかもしれない。
従って、イレギュラーな状況に、怒り狂っても前には進めない。幸いなことに、イレギュラーは徘徊型だ。回避することは可能だ。
「旦那様」
「ダンジョンの中までは、そのまま持っていこう」
「はい。許可証と、中層のキャンプへの指示書です」
「わかった。アル!」
「うん!」
アルバンが立ち上がって、俺たちのほうに来る。
荷物は、分担して持っていけばいい。どうせ、ダンジョンに入って、人の目がなくなれば、収納してしまえばいい。
持ってみると、重さよりも嵩張る感じが酷い。
確かに、これを持った状態で、戦闘は難しい。俺とカルラで持って、アルバンに遊撃として、エイダと一緒に近づいてくる魔物を討伐してもらったほうがよさそうだ。
「カルラ。アル。俺とカルラで荷物を持つ。アルとエイダで、中層までの魔物を頼む」
周りに聞こえるように宣言する。
荷物を持って、ダンジョンに潜るのは、俺たちだけではないようだ。他にも、何組か荷物を持っている。全員が届けなくても、大丈夫なようにはしているのだろう。中層で、イレギュラーを探している連中も上層や中層で狩りを行えば、物資には困らないだろう。他の者が持っている物は、武器や防具の補修に使う物資やポーションのようだ。分担するのなら、全部を分ければいいのに・・・。
俺が頭を悩ませる必要はない。
「行くぞ」
二人とエイダから、返事が貰えた。
荷物を持って、ダンジョンに向かう。カルラが、許可証を出した。門番?が確認して、扉が開けられる。
「カルラ。キャンプは何層だ?」
「私たちが物資を届けるのは、25層のセーフエリアです」
「わかった。飛ばすぞ」
荷物を担いで、人が少ない方向に走り出す。
3階層まで来たら、近くに人の気配が無くなったので、荷物を収納して俺とカルラも武器を取り出す。
アルバンが不満を口にする。
魔物が弱くて、手ごたえがなかったことや、エイダが索敵を行い、魔物が居ない方向に案内した為に、魔物とのエンカウントが少なかった。簡単に言えば、俺とカルラの手が塞がっている間に活躍が出来なかったのが不満だった。
些細な問題はあったが、中層に踏み込むと、人が増え始める。
中身は軽い物に入れ替えた袋だけを取り出した。何も背負っていないのは不自然だと考えたからだ。エイダが、人が居ない方向に案内したので、人との接触も最小限に抑えられた。
「旦那様」
「あぁ」
袋の中身を詰め込んで、キャンプ地に向かう。
キャンプには、いくつかのパーティーが休憩をしていた。
「カルラ。頼む」
「はい」
俺が出て行かなくても、カルラでも大丈夫だと言われている。
カルラもそのつもりで居たので、交渉はカルラに一任した。
雰囲気から問題はなさそうだ。
友好的とは言わないが、事務的に話が進んでいる。荷物を受け渡して、検品されているだけのようだ。
カルラが、相手から割符を貰っているので、これで大丈夫なのだろう。
「旦那様」
「問題は?」
「ありません。今後の予定を聞かれたので、打ち合わせ通りに答えました」
「承諾していたか?」
「はい」
「アル!休んだら、出発するぞ」
「うん!」
『マスター。イレギュラーの情報は?』
「そうだ。カルラ。イレギュラーの情報は?」
「はい。何人かは確認しているようです。40階層の階層主が中層を徘徊しているようです」
「主?階層の?部屋から出ていると言うのか?」
「はい。そして、イレギュラーは、黒い靄を纏っているという情報があります。階層を越えて、追尾してくるので、見つかったら、階層を越えても全力で逃げるように助言を受けました」
「そうか・・・」
黒い靄が気になる。
40階層の主なら、たしかに中層を主戦場にしている者だと捕捉されたら対応が難しい。ダンジョンへの入場が規制される意味はある。階層を越えて追尾してくるのも気になる。人の・・・。悪意のような物を感じるが、考えすぎか?
「カルラ姉ちゃん。階層主ってことは、40階層の階層主は居ないの?」
そういえば、階層主が居なくなったと判断されているのだとしたら、40階層はどうなっている?
イレギュラーの存在が際立っているが、下層で何かが発生している可能性すらある。
「居ないことが、確認されている。下層への侵入は、禁止されていませんが、推奨もされていません」
推奨されていない。自己責任だろう。俺たちには都合がいい。自己都合でも、下層に足を踏み入れることができれば、そのまま攻略を行える。
「兄ちゃん。イレギュラーを倒しても、階層主だとしたら、復活するよね?」
「そうだな」
「それなら、ほら、兄ちゃんが、アルトワでやったように、ボスを変えちゃえば?」
「!!そうだな」
討伐は考えていなかったが、討伐を行ってから、階層主に挑戦を行えば、”黒い靄”の謎が解ける可能性がある。
攻略後に、ボスを変えても、同じようにイレギュラーになるのなら、ダンジョンになにか仕掛けが施されている可能性が高い。全部をサーチするのに、やはり攻略をしなければならない。同じ手間なら、攻略してから考えればいい。
もし、何も仕掛けがされていなければ、アルトワダンジョンでもイレギュラーが産まれて来る可能性がある。それだけは避けたい。
食料の供給元を先に狙おう。魔物の肉だけではなく、ダンジョン内から果物や野菜の採取ができる。
カルラからの情報では、狙っているダンジョンの現状、攻略を行っている階層は、47階層。
それなりに、深い階層を探索中だ。このダンジョンは、50階層が最下層だと予測されている。
攻略がストップしている理由が、40階層から下では食料がドロップしなくなり、物資が不足しだして、47階層で引き返したようだ。カルラが、軽く聞き込みをしてきてくれて判明した。40階層には、主が居るために、戻って採取を行うにしても、戦力配分が難しい。
俺たちなら、食料を大量に持ち込める。
準備は、既に整っている。
入口で足止めされてしまっている。
どうやら、攻略を行おうとしているダンジョンの中層でイレギュラーな魔物が発生しているようだ。
「旦那様」
「どうだった?」
「はい。許可は出ました」
「わかった。何か、条件が出たのか?」
「中層までの物資の輸送を頼まれました。まだ、了承はしていません」
「物資の量は?」
「保存食が1000名分です」
そこそこの量だな。
俺たちなら問題はないが・・・。持っていくだけのメリットが他に有れば・・・。
「メリットは?」
「ダンジョンへの入場の許可と、イレギュラーの情報です」
このダンジョンは攻略しておきたい。
共和国の首にナイフを突き付けることができる場所だ。残り2箇所は、一つはやはり食料がでるが、難易度がこのダンジョンよりも高い。もう一つは、鉱石が中心のダンジョンだ。そこは無視でいいと思っている余裕があれば、攻略を行うが、鉱石だけあっても食料を輸入しなければならない状況にあれば締め付けは可能だ。
「わかった。その話を受けよう」
「わかりました」
カルラが俺たちから離れて、別の集団に歩み寄った。
交渉を行っている。
「兄ちゃん」
「どうした?」
「イレギュラーはどうするの?」
「遭遇したら、倒す。でも、わざわざ見つける必要はない」
「え?」
「アル。俺たちの目的は?」
「あっ!」
「そうだ。攻略が完了して、ウーレンフートに組み込みが出来れば、イレギュラーの位置は把握できる。もしかしたら、排除が可能かもしれない」
「うん。わかった」
アルバンは納得したのか、武器の手入れを始めた。
一つだけ可能性が残っているけど、わざわざ説明しなくてもいいだろう。イレギュラーが、自然発生した物なら、俺の言った方法で消し去ることが可能だ。しかし、違った場合には、イレギュラーな存在が、本当にイレギュラーになってしまう可能性だってある。今、考えても解らない事は、考えても意味がない。実際に、イレギュラーな状況になった時に慌てないように、そんな可能性もあるとだけ思っておけばいい。
ダンジョンが、壮大なプログラムならどこかに不具合が入っていても不思議ではない。今回、それがヒットしただけなのかもしれない。
従って、イレギュラーな状況に、怒り狂っても前には進めない。幸いなことに、イレギュラーは徘徊型だ。回避することは可能だ。
「旦那様」
「ダンジョンの中までは、そのまま持っていこう」
「はい。許可証と、中層のキャンプへの指示書です」
「わかった。アル!」
「うん!」
アルバンが立ち上がって、俺たちのほうに来る。
荷物は、分担して持っていけばいい。どうせ、ダンジョンに入って、人の目がなくなれば、収納してしまえばいい。
持ってみると、重さよりも嵩張る感じが酷い。
確かに、これを持った状態で、戦闘は難しい。俺とカルラで持って、アルバンに遊撃として、エイダと一緒に近づいてくる魔物を討伐してもらったほうがよさそうだ。
「カルラ。アル。俺とカルラで荷物を持つ。アルとエイダで、中層までの魔物を頼む」
周りに聞こえるように宣言する。
荷物を持って、ダンジョンに潜るのは、俺たちだけではないようだ。他にも、何組か荷物を持っている。全員が届けなくても、大丈夫なようにはしているのだろう。中層で、イレギュラーを探している連中も上層や中層で狩りを行えば、物資には困らないだろう。他の者が持っている物は、武器や防具の補修に使う物資やポーションのようだ。分担するのなら、全部を分ければいいのに・・・。
俺が頭を悩ませる必要はない。
「行くぞ」
二人とエイダから、返事が貰えた。
荷物を持って、ダンジョンに向かう。カルラが、許可証を出した。門番?が確認して、扉が開けられる。
「カルラ。キャンプは何層だ?」
「私たちが物資を届けるのは、25層のセーフエリアです」
「わかった。飛ばすぞ」
荷物を担いで、人が少ない方向に走り出す。
3階層まで来たら、近くに人の気配が無くなったので、荷物を収納して俺とカルラも武器を取り出す。
アルバンが不満を口にする。
魔物が弱くて、手ごたえがなかったことや、エイダが索敵を行い、魔物が居ない方向に案内した為に、魔物とのエンカウントが少なかった。簡単に言えば、俺とカルラの手が塞がっている間に活躍が出来なかったのが不満だった。
些細な問題はあったが、中層に踏み込むと、人が増え始める。
中身は軽い物に入れ替えた袋だけを取り出した。何も背負っていないのは不自然だと考えたからだ。エイダが、人が居ない方向に案内したので、人との接触も最小限に抑えられた。
「旦那様」
「あぁ」
袋の中身を詰め込んで、キャンプ地に向かう。
キャンプには、いくつかのパーティーが休憩をしていた。
「カルラ。頼む」
「はい」
俺が出て行かなくても、カルラでも大丈夫だと言われている。
カルラもそのつもりで居たので、交渉はカルラに一任した。
雰囲気から問題はなさそうだ。
友好的とは言わないが、事務的に話が進んでいる。荷物を受け渡して、検品されているだけのようだ。
カルラが、相手から割符を貰っているので、これで大丈夫なのだろう。
「旦那様」
「問題は?」
「ありません。今後の予定を聞かれたので、打ち合わせ通りに答えました」
「承諾していたか?」
「はい」
「アル!休んだら、出発するぞ」
「うん!」
『マスター。イレギュラーの情報は?』
「そうだ。カルラ。イレギュラーの情報は?」
「はい。何人かは確認しているようです。40階層の階層主が中層を徘徊しているようです」
「主?階層の?部屋から出ていると言うのか?」
「はい。そして、イレギュラーは、黒い靄を纏っているという情報があります。階層を越えて、追尾してくるので、見つかったら、階層を越えても全力で逃げるように助言を受けました」
「そうか・・・」
黒い靄が気になる。
40階層の主なら、たしかに中層を主戦場にしている者だと捕捉されたら対応が難しい。ダンジョンへの入場が規制される意味はある。階層を越えて追尾してくるのも気になる。人の・・・。悪意のような物を感じるが、考えすぎか?
「カルラ姉ちゃん。階層主ってことは、40階層の階層主は居ないの?」
そういえば、階層主が居なくなったと判断されているのだとしたら、40階層はどうなっている?
イレギュラーの存在が際立っているが、下層で何かが発生している可能性すらある。
「居ないことが、確認されている。下層への侵入は、禁止されていませんが、推奨もされていません」
推奨されていない。自己責任だろう。俺たちには都合がいい。自己都合でも、下層に足を踏み入れることができれば、そのまま攻略を行える。
「兄ちゃん。イレギュラーを倒しても、階層主だとしたら、復活するよね?」
「そうだな」
「それなら、ほら、兄ちゃんが、アルトワでやったように、ボスを変えちゃえば?」
「!!そうだな」
討伐は考えていなかったが、討伐を行ってから、階層主に挑戦を行えば、”黒い靄”の謎が解ける可能性がある。
攻略後に、ボスを変えても、同じようにイレギュラーになるのなら、ダンジョンになにか仕掛けが施されている可能性が高い。全部をサーチするのに、やはり攻略をしなければならない。同じ手間なら、攻略してから考えればいい。
もし、何も仕掛けがされていなければ、アルトワダンジョンでもイレギュラーが産まれて来る可能性がある。それだけは避けたい。
0
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説
謎の能力【壁】で始まる異世界スローライフ~40才独身男のちょっとエッチな異世界開拓記! ついでに世界も救っとけ!~
骨折さん
ファンタジー
なんか良く分からない理由で異世界に呼び出された独身サラリーマン、前川 来人。
どうやら神でも予見し得なかった理由で死んでしまったらしい。
そういった者は強い力を持つはずだと来人を異世界に呼んだ神は言った。
世界を救えと来人に言った……のだが、来人に与えられた能力は壁を生み出す力のみだった。
「聖剣とか成長促進とかがよかったんですが……」
来人がいるのは魔族領と呼ばれる危険な平原。危険な獣や人間の敵である魔物もいるだろう。
このままでは命が危ない! チート【壁】を利用して生き残ることが出来るのか!?
壁だぜ!? 無理なんじゃない!?
これは前川 来人が【壁】という力のみを使い、サバイバルからのスローライフ、そして助けた可愛い女の子達(色々と拗らせちゃってるけど)とイチャイチャしたり、村を作ったりしつつ、いつの間にか世界を救うことになったちょっとエッチな男の物語である!
※☆がついているエピソードはちょっとエッチです。R15の範囲内で書いてありますが、苦手な方はご注意下さい。
※カクヨムでは公開停止になってしまいました。大変お騒がせいたしました。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした
宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。
聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。
「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」
イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。
「……どうしたんだ、イリス?」
アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。
だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。
そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。
「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」
女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる