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第3話 特技と自然魔法
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王都リーシアンから少し離れたルイン辺境伯領の領都ルインに帰ろうと、朝一番の馬車に乗っていた時、お金持ちという単純な理由で盗賊に襲われていた。
私たちは応戦するため、意気揚々と馬車の前に立ち塞がったのだが⋯⋯お母さんは杖を持ってきておらず、お父さんは武器すら持ってきていなく、挙げ句の果てに私は杖を卒業式後に無くしてしまっていた。お母さんの予備杖をお父さんが何故か持ってきていたんだけど⋯⋯昨夜、お父さんが細工をしたのが裏目に出てお母さんに杖を渡せなくなってしまった。
そう、つまりは私のデビュー戦が今決まってしまったのだ。
震える右手で杖を握りしめ、この高鳴る心臓の音を抑えつけた私は今、盗賊たちの目の前に立っている。
「あぁ? 子供に任せていいのかよ」
盗賊たちを束ねている一人の男は笑いながらルナエとカイルベルトを挑発し、ミーシャの方へ襲いかかる──
「死ぬことになるぜぇ⋯⋯親に見捨てられた白髪の嬢ちゃんよ!!」
「晶壁《しょうへき》展開!」
くっそこいつ⋯⋯! ただの魔力障壁じゃなくて魔力の結晶を壁にしてきやがった⋯⋯! しかも物理攻撃じゃ絶対割れない硬さしてやがる──
「あの盗賊相手に魔力晶壁は魔力の無駄使いよ」
「まあまあルナエ、魔法使いになって慢心していないのは良いことなんじゃないか?」
「それだったら全身に張るんじゃなくて、あの剣だけ止めれば下半身隙だらけだし、消費魔力も抑えられた」
「厳しいなぁ、ルナエは──」
さあ、こっからどうしよう、相手の攻撃は防いだけど所詮は頭の悪い盗賊だし⋯⋯なんてね。人に向かって本気で魔法使ったことないから分かんないけど、とりあえず──。
「『砂の檻』」
「なっ、なんだこれ! 一面砂に囲まれて⋯⋯!」
「風で吹き飛ばします! 『風の波』!」
これで⋯⋯っ! 砂が無くならない!?
「なら合体魔法だ! いくよダリーヌ!」
「うん!」
合体魔法⋯⋯これは破られるかも。確か二人の魔力を空気中にある酸素と一緒に混ぜ合わせて合体し、魔法そのものを膨張させる⋯⋯だったはず。
「風と雷の合体魔法!」
「「『豪雨雷』」」
「──遅い!『砂の槍』」
発動が私たちのより早い!? なんで──
「ぐわぁァァ⋯⋯!!」
「死ぬ⋯⋯なんて⋯⋯い⋯⋯や⋯⋯」
いらん置き土産残して逝きやがって!! どうすりゃこの魔法破れんだよ!! ⋯⋯あぁ⋯⋯見つけたぜ⋯⋯。
「『砂の檻』と『砂の槍』のコンボ! 上手いよミーシャ!」
たしかにカイルベルトの言う通り上手いけど、教科書通りの戦闘初心者って感じだわ、魔力の節約として『砂の檻』の砂を使って『砂の槍』を作っているつもりだろうけど、それじゃあ『砂の檻』に綻びが生じて──
「撃ちます! 『火炎弾』」
⋯⋯簡単に破壊される。
「今だ! 矢を放て!!」
矢が早い!? これじゃ避けるの間に合わない!
盗賊から放たれた五本の矢がミーシャを貫こうとした時──
「『熱風』」
馬車の方から白髪の女性がミーシャに向かって歩いてきた。
「矢が⋯⋯一瞬にして落ちた⋯⋯?」
「盗賊の誰かが特技を持ってるようね、確認しとくべきだったわ」
もしかしなくてもこれ! かっこいいお姉さんが助けてくれたヤツじゃん! いいところ見せない⋯⋯と? ⋯⋯ん?
「ってその声お母さんじゃん⋯⋯」
「悪かったわねお母さんで。でも助けて欲しいって言ったのミーシャじゃない」
そうだった⋯⋯戦いに夢中で忘れてた、ありがとうお母さん。
「それより相手に特技持ちがいるなら話は別よ、あとはお母さんに任せて」
特技って、生まれ持った才能を開花させたものか。才能があるのになんで盗賊なんかやってるんだ?
「でもお母さんの使える杖無いよ?」
「大丈夫、杖が無くてもあれぐらい勝てるから」
魔法学校で聞いたことがある。手から小規模な魔法を使用する生活魔法と、杖を介して強力な魔法を放つ以外に、熟練の魔法使いは杖を介せず手から強力な魔法を放つと⋯⋯ん? それだとお母さんかなり強い⋯⋯?
「分かった、頑張って」
ミーシャはルナエを信じて馬車まで戻ることを決め、カイルベルトと一緒に見守ることにした。
「残念だったな⋯⋯お前の自然魔法はもう通用しない!」
「それで? 答えは何かしら」
「ずっと考えていたよ⋯⋯お前の自然魔法はただの植物魔法の上位互換じゃないってな、植物の自然じゃないとしたらもう一つの自然、自然に何かを行うの自然だろ?」
自ずとそうなるってことは、不自然になるような事を起こせばいいってことだろ?
「さすが、当たりよ。だから何って話だけど」
「舐めてると殺すぞ」
「来なさいよ、盗賊に成り下がった馬鹿」
ルナエ⋯⋯ミーシャの前だぞ⋯⋯ミーシャに聞こえてたらどうするんだ⋯⋯。
「なんか相手のリーダーみたいな人、しかめっ面になってるよ?」
「あはは⋯⋯お母さんが何か言ったのかな?」
良かった⋯⋯聞こえてなかったみたい──
「ちっ⋯⋯! かかれお前ら!!」
そう合図した瞬間、ルナエに向かって一斉攻撃が仕掛けられた──
「特技! 『物体指示』」
『森眼』まずは盗賊たちの詳細な情報を⋯⋯一番後ろにいる弓持ちの女性か、『物体指示』の特技を有している人は⋯⋯隠蔽されてて分かりにくくなってるけど少し魔力が漏れてるわね。あとは⋯⋯リーダー以外特に強くないわね、常時自然魔法を使わなくても良さそうだわ。
「戦場で考え事は死を意味するぜ!!」
「おらァ!!」
「恨みは無いが死んでもらう!!」
「四対一でもズルとか言うなよなぁ!?」
前から『物体指示』で走るスピードを上げた剣と盾持ちが四人、その後ろから矢が五本と『火炎弾』ね。
「自然魔法」
「くっそ!」
「こいつまた⋯⋯!」
自然魔法とか言う聞いたこともない魔法使って、俺たちの攻撃をいとも簡単に躱《かわ》しやがって!
「『熱風』」
唱えた瞬間──全ての矢が勢いを無くし、地面に落ちる。
「お前らどけ、俺がやる!!」
『物体指示』でスピードを上げたリーダーがルナエに襲いかかる。
今のこいつはもう怖くねぇ⋯⋯ただの的だ──
「おっと、危ないわ」
自然魔法は確実に発動してる、ならこれで俺の勝ちだ⋯⋯!
「『風鈴弾』」
「風の⋯⋯爆弾⋯⋯だと⋯⋯!!」
やっぱり馬鹿よねこの子たち、上司に恵まれてたらもっと強くなれただろうに。
「自然魔法対策にわざと私に当てないよう剣を振ったところまでは良かったけど、遅すぎね。森眼で本命バレバレだし隙だらけ、今のあなたが自然魔法を無理やり突破するなら腕がちぎれるぐらい素早く剣を振らないと」
こいつには⋯⋯勝てない⋯⋯!! このままじゃ⋯⋯確実に死ぬ⋯⋯。
「降参だ⋯⋯ギルドに連れて行け」
「あらいいの?」
「逃げ切れたとしても俺らは殺される」
⋯⋯あなたたち本当に馬鹿。
「いいよなお前ら!!」
「リーダーがそういうなら⋯⋯」
「責任を持って私が連れていくわ、そこに倒れて気絶している仲間も一緒にね」
「あいつら死んでなかったのか⋯⋯!」
「私の娘が手加減していたおかげね」
杖持ちより杖持ってないこいつの方が強いとか⋯⋯ありえねぇだろ──
「終わったみたいだな」
「おかえりお母さん」
「ただいま。とりあえず一件落着よ、それとお母さんはこの盗賊たちを冒険者ギルドに連れていくわ、ちゃんと罪を償ってもらうためにね」
「分かった、俺たちはここで待っとくよ」
「ごめんねー!」
そう言ってルナエは盗賊たちを引き連れ、王都まで戻って行った。
「それじゃあ私は、お母さんが帰ってくるまで御者《ぎょしゃ》さんの旅の話でも聞こっかなー」
「助けてくれた礼だ、どんどん聞いてくれ!」
全く、ミーシャは切り替えが早いなぁ⋯⋯やっぱり将来が不安になってきた⋯⋯。
私たちは応戦するため、意気揚々と馬車の前に立ち塞がったのだが⋯⋯お母さんは杖を持ってきておらず、お父さんは武器すら持ってきていなく、挙げ句の果てに私は杖を卒業式後に無くしてしまっていた。お母さんの予備杖をお父さんが何故か持ってきていたんだけど⋯⋯昨夜、お父さんが細工をしたのが裏目に出てお母さんに杖を渡せなくなってしまった。
そう、つまりは私のデビュー戦が今決まってしまったのだ。
震える右手で杖を握りしめ、この高鳴る心臓の音を抑えつけた私は今、盗賊たちの目の前に立っている。
「あぁ? 子供に任せていいのかよ」
盗賊たちを束ねている一人の男は笑いながらルナエとカイルベルトを挑発し、ミーシャの方へ襲いかかる──
「死ぬことになるぜぇ⋯⋯親に見捨てられた白髪の嬢ちゃんよ!!」
「晶壁《しょうへき》展開!」
くっそこいつ⋯⋯! ただの魔力障壁じゃなくて魔力の結晶を壁にしてきやがった⋯⋯! しかも物理攻撃じゃ絶対割れない硬さしてやがる──
「あの盗賊相手に魔力晶壁は魔力の無駄使いよ」
「まあまあルナエ、魔法使いになって慢心していないのは良いことなんじゃないか?」
「それだったら全身に張るんじゃなくて、あの剣だけ止めれば下半身隙だらけだし、消費魔力も抑えられた」
「厳しいなぁ、ルナエは──」
さあ、こっからどうしよう、相手の攻撃は防いだけど所詮は頭の悪い盗賊だし⋯⋯なんてね。人に向かって本気で魔法使ったことないから分かんないけど、とりあえず──。
「『砂の檻』」
「なっ、なんだこれ! 一面砂に囲まれて⋯⋯!」
「風で吹き飛ばします! 『風の波』!」
これで⋯⋯っ! 砂が無くならない!?
「なら合体魔法だ! いくよダリーヌ!」
「うん!」
合体魔法⋯⋯これは破られるかも。確か二人の魔力を空気中にある酸素と一緒に混ぜ合わせて合体し、魔法そのものを膨張させる⋯⋯だったはず。
「風と雷の合体魔法!」
「「『豪雨雷』」」
「──遅い!『砂の槍』」
発動が私たちのより早い!? なんで──
「ぐわぁァァ⋯⋯!!」
「死ぬ⋯⋯なんて⋯⋯い⋯⋯や⋯⋯」
いらん置き土産残して逝きやがって!! どうすりゃこの魔法破れんだよ!! ⋯⋯あぁ⋯⋯見つけたぜ⋯⋯。
「『砂の檻』と『砂の槍』のコンボ! 上手いよミーシャ!」
たしかにカイルベルトの言う通り上手いけど、教科書通りの戦闘初心者って感じだわ、魔力の節約として『砂の檻』の砂を使って『砂の槍』を作っているつもりだろうけど、それじゃあ『砂の檻』に綻びが生じて──
「撃ちます! 『火炎弾』」
⋯⋯簡単に破壊される。
「今だ! 矢を放て!!」
矢が早い!? これじゃ避けるの間に合わない!
盗賊から放たれた五本の矢がミーシャを貫こうとした時──
「『熱風』」
馬車の方から白髪の女性がミーシャに向かって歩いてきた。
「矢が⋯⋯一瞬にして落ちた⋯⋯?」
「盗賊の誰かが特技を持ってるようね、確認しとくべきだったわ」
もしかしなくてもこれ! かっこいいお姉さんが助けてくれたヤツじゃん! いいところ見せない⋯⋯と? ⋯⋯ん?
「ってその声お母さんじゃん⋯⋯」
「悪かったわねお母さんで。でも助けて欲しいって言ったのミーシャじゃない」
そうだった⋯⋯戦いに夢中で忘れてた、ありがとうお母さん。
「それより相手に特技持ちがいるなら話は別よ、あとはお母さんに任せて」
特技って、生まれ持った才能を開花させたものか。才能があるのになんで盗賊なんかやってるんだ?
「でもお母さんの使える杖無いよ?」
「大丈夫、杖が無くてもあれぐらい勝てるから」
魔法学校で聞いたことがある。手から小規模な魔法を使用する生活魔法と、杖を介して強力な魔法を放つ以外に、熟練の魔法使いは杖を介せず手から強力な魔法を放つと⋯⋯ん? それだとお母さんかなり強い⋯⋯?
「分かった、頑張って」
ミーシャはルナエを信じて馬車まで戻ることを決め、カイルベルトと一緒に見守ることにした。
「残念だったな⋯⋯お前の自然魔法はもう通用しない!」
「それで? 答えは何かしら」
「ずっと考えていたよ⋯⋯お前の自然魔法はただの植物魔法の上位互換じゃないってな、植物の自然じゃないとしたらもう一つの自然、自然に何かを行うの自然だろ?」
自ずとそうなるってことは、不自然になるような事を起こせばいいってことだろ?
「さすが、当たりよ。だから何って話だけど」
「舐めてると殺すぞ」
「来なさいよ、盗賊に成り下がった馬鹿」
ルナエ⋯⋯ミーシャの前だぞ⋯⋯ミーシャに聞こえてたらどうするんだ⋯⋯。
「なんか相手のリーダーみたいな人、しかめっ面になってるよ?」
「あはは⋯⋯お母さんが何か言ったのかな?」
良かった⋯⋯聞こえてなかったみたい──
「ちっ⋯⋯! かかれお前ら!!」
そう合図した瞬間、ルナエに向かって一斉攻撃が仕掛けられた──
「特技! 『物体指示』」
『森眼』まずは盗賊たちの詳細な情報を⋯⋯一番後ろにいる弓持ちの女性か、『物体指示』の特技を有している人は⋯⋯隠蔽されてて分かりにくくなってるけど少し魔力が漏れてるわね。あとは⋯⋯リーダー以外特に強くないわね、常時自然魔法を使わなくても良さそうだわ。
「戦場で考え事は死を意味するぜ!!」
「おらァ!!」
「恨みは無いが死んでもらう!!」
「四対一でもズルとか言うなよなぁ!?」
前から『物体指示』で走るスピードを上げた剣と盾持ちが四人、その後ろから矢が五本と『火炎弾』ね。
「自然魔法」
「くっそ!」
「こいつまた⋯⋯!」
自然魔法とか言う聞いたこともない魔法使って、俺たちの攻撃をいとも簡単に躱《かわ》しやがって!
「『熱風』」
唱えた瞬間──全ての矢が勢いを無くし、地面に落ちる。
「お前らどけ、俺がやる!!」
『物体指示』でスピードを上げたリーダーがルナエに襲いかかる。
今のこいつはもう怖くねぇ⋯⋯ただの的だ──
「おっと、危ないわ」
自然魔法は確実に発動してる、ならこれで俺の勝ちだ⋯⋯!
「『風鈴弾』」
「風の⋯⋯爆弾⋯⋯だと⋯⋯!!」
やっぱり馬鹿よねこの子たち、上司に恵まれてたらもっと強くなれただろうに。
「自然魔法対策にわざと私に当てないよう剣を振ったところまでは良かったけど、遅すぎね。森眼で本命バレバレだし隙だらけ、今のあなたが自然魔法を無理やり突破するなら腕がちぎれるぐらい素早く剣を振らないと」
こいつには⋯⋯勝てない⋯⋯!! このままじゃ⋯⋯確実に死ぬ⋯⋯。
「降参だ⋯⋯ギルドに連れて行け」
「あらいいの?」
「逃げ切れたとしても俺らは殺される」
⋯⋯あなたたち本当に馬鹿。
「いいよなお前ら!!」
「リーダーがそういうなら⋯⋯」
「責任を持って私が連れていくわ、そこに倒れて気絶している仲間も一緒にね」
「あいつら死んでなかったのか⋯⋯!」
「私の娘が手加減していたおかげね」
杖持ちより杖持ってないこいつの方が強いとか⋯⋯ありえねぇだろ──
「終わったみたいだな」
「おかえりお母さん」
「ただいま。とりあえず一件落着よ、それとお母さんはこの盗賊たちを冒険者ギルドに連れていくわ、ちゃんと罪を償ってもらうためにね」
「分かった、俺たちはここで待っとくよ」
「ごめんねー!」
そう言ってルナエは盗賊たちを引き連れ、王都まで戻って行った。
「それじゃあ私は、お母さんが帰ってくるまで御者《ぎょしゃ》さんの旅の話でも聞こっかなー」
「助けてくれた礼だ、どんどん聞いてくれ!」
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