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あやかしのお姫様③
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チャペルの外に集まっているのは飾り気のないスーツを着た人ばかり。華やかなレセプションの装いと異なり、裏方に徹するスタッフはビジネスモード一色。
祝福の言葉が飛び交う事はなく、不安そうに成り行きを見守っている。
「店選びに不満があるとは申しておらぬ!」
「そういう態度が駄々をこねている、と言っているのです」
「ならば、おぬし一人で行けばよかろう」
「男一人で訪ねる場所じゃありませんので」
人垣の中心で騒いでいるのが新郎新婦様らしい。
ボウッという音と共に青白い炎が上がるのが見え、悲鳴があがる光景は事件現場のようだった。異例づくしのチャペルに尻込みしてしまう。
(あっ!?)
遠巻きにひっそり眺めていたのに。
一人のスタッフと目が合い、「衣装店の者がお迎えに上がりました!」と叫ばれてしまう。
その場に居る人達の視線が集中して足が竦んだ。
「衣装店のスタッフ?」
訝しげな女性の声が聞こえる。今のが新婦の中堂様か……ちょっと怖そう。
叫んだ女性スタッフは私と店長の顔を交互に眺め、私の腕を掴むとそのまま前進。
「えっ、ちょっと!?」
海を真っ二つに分けたお話のように、スーツを着た人達はサッと場所を開ける。
視線が突き刺さる中、最前列まで来てしまった。背中に手を添えられ、グイッと前に押し出される。
「この子は唯一、人間のスタッフでして」
「人間…」
何故か中堂様からキッと睨まれ、冷や汗が止まらない。
新婦は妖狐の一族の姫君、中堂 花緒様。
純白の雪に溶けたようなさらさらした髪。頭の上には髪と同色の狐耳があり、ふさふさしたしっぽも生えている。
気の強そうなつり目で、仁王立ちしていると貫禄がある。華やかな顔立ちの美人で、スタイルの良さもあってモデルさんみたい。
その近くにいるのが新郎の芦屋 真朱様。
長めの前髪で、少し垂れた目尻に鼻筋の通った綺麗なお顔。甘さもありながら、育ちの良さそうな品の良さを感じさせる。
均整の取れた体つきで背も高い。
並ぶと絵になる二人であり、その一帯だけ、キラキラと光が舞っているようだった。
(こっちに来る!?)
私の元まで来た中堂様はポツリと呟き、気付くと羽交い締めにされている。
「近寄るでない! 小娘がどうなっても良いのか」
こうして私は、どういう訳か人質になってしまった。
◆◆◆
「大人しく立ち去るなら手荒な真似をするつもりは無い。気にせず仕事に戻ると良い」
裏を返せば完全に立ち去るまでは警戒態勢を解くつもりはない、という意味である。
人質体験なんてそうそうないけど。それ以上に、さっき言われた言葉の衝撃が上回っていた。
鈍臭そうだが仕方あるまい。
ご指摘のとおり、要領の良い方ではないけど。だからって、わざわざ本人を前にして言わなくても良いのでは?
うっかり口から出ちゃうほど鈍そうに見えたのか、と思うと更にダメージが上乗せされる。
「やけに静かだと思ったら、あの口うるさい方はどうしたんです?」
「騒ぐと分かっている者を連れて来るわけなかろう」
「賢明な判断ですね」
「何を悠長に構えておる! 立ち去れと言うのはおぬしにも言うておるのじゃ!」
この位置からはスタッフ達の表情がよく見える。
お二人の一挙一動に視線が集中し、叱られた子供が親の機嫌を窺うように、不安げで落ち着かない。
確かに中堂様はお怒りだけど。
冷静にお二人のやり取りを聞いていると、芦屋様の言う“駄々っ子”という表現がしっくりくる。
(言うほど怖いあやかしじゃ無さそうなのに)
陰陽師の芦屋様は分からなくもない。でも、だれ彼構わず攻撃したわけでもないし。
(身の危険という観点で言うなら、雪女の血を引く杏梨ちゃんの方が怖かった)
(あれ? 人間側としては、あやかしを恐れる方が自然なのか)
「ことを穏便に済ませたいのなら、わらわの話が終わるまで適当な場所で時間を潰せ。良いな?」
「僕、新郎なんですけど」
「そういう事でしたら、芦屋様の衣装からお選びになるのはどうでしょう?」
「叔父さん!?」
お二人のやり取りが強烈で、今の今まで存在を忘れていた。
うっかり叔父さん呼びしちゃったけど、こんな危機的状況で気にしてなどいられない。姪が人質に取られていると言うのに、呑気に名刺を渡し始める。
新郎の芦屋様は私をチラッと見ると、顔の良さをフルに活かした笑顔を浮かべる。
夏の暑さを忘れるくらい爽やかな、それでいて逆らう事は許されない圧がすごい。
「貴女にとっては災難だと思いますが、彼女の気が済むまで付き合って頂けますか?」
「……はい」
淡い期待は脆くも崩れさる。どうやら私がお狐様のお相手をするのは芦屋様・スタッフの総意であり、決定事項らしい。
チャペルのスタッフに至っては助けに入るどころか、人身供養とばかりに安堵した表情を浮かべる。
「もし盗み聞きするような術を仕掛けたら、その時は小娘が丸焼きになると思え」
「丸焼き!?」
畏れ多くもタメ口でギョッとする。
あやかしの、それもお姫様のお相手をするだけでも荷が重いのに。たまたま人間だったと言うだけで焼かれるなんてあんまりだ。
「話が違うんですけど!?」
「動くな。本当に燃やされたいのか?」
「ひっ!?」
やれやれ……と呆れる芦屋様は、立ち去り際に何かのお札を取り出し、それを宙に放った。
お札は凧揚げのように高く上がると、空中で光の粒となり、私と中堂様に淡い光が降り注ぐ。
軽く新婦様を見つめると、新郎様は叔父さんと共に衣装店へと歩き出した。
全く動じない叔父さんに呆気にとられつつ、スタッフ達はサッと道を開け、二人が横断歩道を渡り終えるのを眺める。
中堂様が咳払いをすると、顔を見合わせたスタッフ達は一人、また一人とチャペルへ戻っていく。
何人かは心配そうに振り返り、私を気にかけてくれたけど。沈痛な表情を向けられると、お葬式みたいで縁起でもないから止めて欲しい。
祝福の言葉が飛び交う事はなく、不安そうに成り行きを見守っている。
「店選びに不満があるとは申しておらぬ!」
「そういう態度が駄々をこねている、と言っているのです」
「ならば、おぬし一人で行けばよかろう」
「男一人で訪ねる場所じゃありませんので」
人垣の中心で騒いでいるのが新郎新婦様らしい。
ボウッという音と共に青白い炎が上がるのが見え、悲鳴があがる光景は事件現場のようだった。異例づくしのチャペルに尻込みしてしまう。
(あっ!?)
遠巻きにひっそり眺めていたのに。
一人のスタッフと目が合い、「衣装店の者がお迎えに上がりました!」と叫ばれてしまう。
その場に居る人達の視線が集中して足が竦んだ。
「衣装店のスタッフ?」
訝しげな女性の声が聞こえる。今のが新婦の中堂様か……ちょっと怖そう。
叫んだ女性スタッフは私と店長の顔を交互に眺め、私の腕を掴むとそのまま前進。
「えっ、ちょっと!?」
海を真っ二つに分けたお話のように、スーツを着た人達はサッと場所を開ける。
視線が突き刺さる中、最前列まで来てしまった。背中に手を添えられ、グイッと前に押し出される。
「この子は唯一、人間のスタッフでして」
「人間…」
何故か中堂様からキッと睨まれ、冷や汗が止まらない。
新婦は妖狐の一族の姫君、中堂 花緒様。
純白の雪に溶けたようなさらさらした髪。頭の上には髪と同色の狐耳があり、ふさふさしたしっぽも生えている。
気の強そうなつり目で、仁王立ちしていると貫禄がある。華やかな顔立ちの美人で、スタイルの良さもあってモデルさんみたい。
その近くにいるのが新郎の芦屋 真朱様。
長めの前髪で、少し垂れた目尻に鼻筋の通った綺麗なお顔。甘さもありながら、育ちの良さそうな品の良さを感じさせる。
均整の取れた体つきで背も高い。
並ぶと絵になる二人であり、その一帯だけ、キラキラと光が舞っているようだった。
(こっちに来る!?)
私の元まで来た中堂様はポツリと呟き、気付くと羽交い締めにされている。
「近寄るでない! 小娘がどうなっても良いのか」
こうして私は、どういう訳か人質になってしまった。
◆◆◆
「大人しく立ち去るなら手荒な真似をするつもりは無い。気にせず仕事に戻ると良い」
裏を返せば完全に立ち去るまでは警戒態勢を解くつもりはない、という意味である。
人質体験なんてそうそうないけど。それ以上に、さっき言われた言葉の衝撃が上回っていた。
鈍臭そうだが仕方あるまい。
ご指摘のとおり、要領の良い方ではないけど。だからって、わざわざ本人を前にして言わなくても良いのでは?
うっかり口から出ちゃうほど鈍そうに見えたのか、と思うと更にダメージが上乗せされる。
「やけに静かだと思ったら、あの口うるさい方はどうしたんです?」
「騒ぐと分かっている者を連れて来るわけなかろう」
「賢明な判断ですね」
「何を悠長に構えておる! 立ち去れと言うのはおぬしにも言うておるのじゃ!」
この位置からはスタッフ達の表情がよく見える。
お二人の一挙一動に視線が集中し、叱られた子供が親の機嫌を窺うように、不安げで落ち着かない。
確かに中堂様はお怒りだけど。
冷静にお二人のやり取りを聞いていると、芦屋様の言う“駄々っ子”という表現がしっくりくる。
(言うほど怖いあやかしじゃ無さそうなのに)
陰陽師の芦屋様は分からなくもない。でも、だれ彼構わず攻撃したわけでもないし。
(身の危険という観点で言うなら、雪女の血を引く杏梨ちゃんの方が怖かった)
(あれ? 人間側としては、あやかしを恐れる方が自然なのか)
「ことを穏便に済ませたいのなら、わらわの話が終わるまで適当な場所で時間を潰せ。良いな?」
「僕、新郎なんですけど」
「そういう事でしたら、芦屋様の衣装からお選びになるのはどうでしょう?」
「叔父さん!?」
お二人のやり取りが強烈で、今の今まで存在を忘れていた。
うっかり叔父さん呼びしちゃったけど、こんな危機的状況で気にしてなどいられない。姪が人質に取られていると言うのに、呑気に名刺を渡し始める。
新郎の芦屋様は私をチラッと見ると、顔の良さをフルに活かした笑顔を浮かべる。
夏の暑さを忘れるくらい爽やかな、それでいて逆らう事は許されない圧がすごい。
「貴女にとっては災難だと思いますが、彼女の気が済むまで付き合って頂けますか?」
「……はい」
淡い期待は脆くも崩れさる。どうやら私がお狐様のお相手をするのは芦屋様・スタッフの総意であり、決定事項らしい。
チャペルのスタッフに至っては助けに入るどころか、人身供養とばかりに安堵した表情を浮かべる。
「もし盗み聞きするような術を仕掛けたら、その時は小娘が丸焼きになると思え」
「丸焼き!?」
畏れ多くもタメ口でギョッとする。
あやかしの、それもお姫様のお相手をするだけでも荷が重いのに。たまたま人間だったと言うだけで焼かれるなんてあんまりだ。
「話が違うんですけど!?」
「動くな。本当に燃やされたいのか?」
「ひっ!?」
やれやれ……と呆れる芦屋様は、立ち去り際に何かのお札を取り出し、それを宙に放った。
お札は凧揚げのように高く上がると、空中で光の粒となり、私と中堂様に淡い光が降り注ぐ。
軽く新婦様を見つめると、新郎様は叔父さんと共に衣装店へと歩き出した。
全く動じない叔父さんに呆気にとられつつ、スタッフ達はサッと道を開け、二人が横断歩道を渡り終えるのを眺める。
中堂様が咳払いをすると、顔を見合わせたスタッフ達は一人、また一人とチャペルへ戻っていく。
何人かは心配そうに振り返り、私を気にかけてくれたけど。沈痛な表情を向けられると、お葬式みたいで縁起でもないから止めて欲しい。
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