祝福をもたらす聖獣と彼の愛する宝もの

魔法に長けた侯爵家の子息でありながら、祝福が得られず魔法が使えない無能「紋なし」。
誰からも蔑まれるヨアンは、ある日白昼夢を見る。
それは前世。そこでもらった「言葉」が今のヨアンにも生きる理由をくれた。

生き方を変えようと決意するも、ヨアンは家族にも嫌われている。
学園の騎士科卒業後は王国騎士団に入団予定のヨアンだったが、死刑宣告に等しい進路が告げられてしまった。
それは王宮神殿騎士。1200年前に契約した聖獣のお世話役は、現在とても危険が伴うという。
だがそこで出会った聖獣の姿は、なんと前世で希望の言葉をくれた人だった。

聖獣は前世の出会いを覚えていないようで、祝福を受け取れないヨアンに冷たい態度。
けれど前世の最後は失敗だったと思っているヨアンはそれを嘆いていられない。

今世こそは聖獣の役に立ちたい。そう決意するヨアンだが、聖獣もまた深刻な問題を抱えていることを知った。



☆神の子である聖獣×聖獣の祝福が受け取れない騎士

☆R18はタイトルに※をつけます