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273話・タイミング
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何故か、ライアさんの朝御飯をエルマーナさんと2人きりで持っていく事になり、ナニーさんから、出来たばかりの朝御飯を受け取る。
「じゃあ、ノーリ君。えっちゃん。ライアちゃんの朝御飯をお願いね。」
「はい。任せて下さい。」「頑張ります!!」
受け取った朝御飯をアイテムボックスにいれてから、
「それじゃあ、エルマーナさん。行きま… いや、行こうか?」
先程、エルマーナさんが泣いてしまい、それに慌てて敬語になってしまっていたが、エルマーナさんの希望でもあるし、友達にもなったので、そこら辺も気をつけていかないといけないと思い、言い直す。
「はい。お願いします、ノーリさん。」
返事をしてくれたエルマーナさんだけでなく、グラディウスさんやラウムさんたち皆で玄関まで移動し、4人に見送られながら、僕たちは、ライアさんの待つ巨木を目指して出発した。
◆
2人でライア様の元へむかう。
少し歩いた所で、
「そう言えば、エルマーナさんは、ライアさんと面識はあるの?」
とノーリさんが話しかけて下さる。
「はい、あります。ですが、何度か顔をあわせて、挨拶をしたぐらいですね。」
「そうなんだ。エルマーナさんから、ライアさんに話しかけたりしなかったの?」
「えっと、何度か話かけようとはしたんですが、やはり目上の方に話しかけるのに緊張してしまい、結局話しかけれなかったですね。」
「なる程ね。なんとなくその気持ちわかるかも。」
そんな話をしながら、私はあの事を聞く機会を伺っていた。
少しは、ノーリさんと打ち解けれたかなと思い、そろそろあの話を切り出そうとした所で、
「あ、そろそろ、ライアさんのいる場所につくよ。」
「!? あ、はい。分かりました。」
話を切り出そうとしたタイミングで、逆に話しかけられ少し驚いてしまう。
「どうかした?」
「え? あ、いや… その、久しぶりにライア様にお会いするので、少し緊張してしまって…」
正直に驚いたと言うのが何だか気恥ずかしく、そう答える。
「そうなんだ。どうする? 会う前に、少し休んでいく?」
「あ、いえ、そこまでして頂かなくても大丈夫です。」
完全に嘘と言う訳ではないが、私のせいで、只でさえ待たせているのに、これ以上待たせる訳にはいかない。
「そう? 無理しないでね。」
「はい、ありがとうございます。」
その後、結局話し出せずに、到着した。
「おはようございます、ライアさん。朝御飯を持ってきました。」
そうノーリさんが口を開くと、近くにあった木からライアさんが現れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(捕捉)
因みに、エルマーナからみたライアさんは、姉の知り合いというカテゴリーで、エルマーナとライアの関係は、ただの顔見知りですね。
「じゃあ、ノーリ君。えっちゃん。ライアちゃんの朝御飯をお願いね。」
「はい。任せて下さい。」「頑張ります!!」
受け取った朝御飯をアイテムボックスにいれてから、
「それじゃあ、エルマーナさん。行きま… いや、行こうか?」
先程、エルマーナさんが泣いてしまい、それに慌てて敬語になってしまっていたが、エルマーナさんの希望でもあるし、友達にもなったので、そこら辺も気をつけていかないといけないと思い、言い直す。
「はい。お願いします、ノーリさん。」
返事をしてくれたエルマーナさんだけでなく、グラディウスさんやラウムさんたち皆で玄関まで移動し、4人に見送られながら、僕たちは、ライアさんの待つ巨木を目指して出発した。
◆
2人でライア様の元へむかう。
少し歩いた所で、
「そう言えば、エルマーナさんは、ライアさんと面識はあるの?」
とノーリさんが話しかけて下さる。
「はい、あります。ですが、何度か顔をあわせて、挨拶をしたぐらいですね。」
「そうなんだ。エルマーナさんから、ライアさんに話しかけたりしなかったの?」
「えっと、何度か話かけようとはしたんですが、やはり目上の方に話しかけるのに緊張してしまい、結局話しかけれなかったですね。」
「なる程ね。なんとなくその気持ちわかるかも。」
そんな話をしながら、私はあの事を聞く機会を伺っていた。
少しは、ノーリさんと打ち解けれたかなと思い、そろそろあの話を切り出そうとした所で、
「あ、そろそろ、ライアさんのいる場所につくよ。」
「!? あ、はい。分かりました。」
話を切り出そうとしたタイミングで、逆に話しかけられ少し驚いてしまう。
「どうかした?」
「え? あ、いや… その、久しぶりにライア様にお会いするので、少し緊張してしまって…」
正直に驚いたと言うのが何だか気恥ずかしく、そう答える。
「そうなんだ。どうする? 会う前に、少し休んでいく?」
「あ、いえ、そこまでして頂かなくても大丈夫です。」
完全に嘘と言う訳ではないが、私のせいで、只でさえ待たせているのに、これ以上待たせる訳にはいかない。
「そう? 無理しないでね。」
「はい、ありがとうございます。」
その後、結局話し出せずに、到着した。
「おはようございます、ライアさん。朝御飯を持ってきました。」
そうノーリさんが口を開くと、近くにあった木からライアさんが現れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー作者より(捕捉)
因みに、エルマーナからみたライアさんは、姉の知り合いというカテゴリーで、エルマーナとライアの関係は、ただの顔見知りですね。
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