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214話・ライアとの話
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朝食後、グラディウスさんは言ってた通り、眠ってしまった。その為、自然とライアさんと2人きり的な感じになってしまう。特に会話もなく進んでいると、
「ねぇ…」
ライアさんから話しかけてきた。
「はい、何でしょうか?」
先程、朝食を終えたばかりだけど、また、果物でも欲しいのかなと思いながら返事すると、
「あなたから、同族の気配を感じるのだけど、どうして?」
「!?」
思っていなかった質問に、驚いてしまい、
「き… 気のせいじゃないですかね。」
そう返事をするのがやっとだった。
「そう…」
そのまま、気まずい空気が流れるが、
「なら、聞き方を変える…」
またしても、ライアさんから話しかけてくる。
「あなたは、同族に悪さを働く者?」
「それは、絶対にないです!!」
ライアさんの質問にやや声を荒らげながら答えてしまい、すぐその事に気付き、
「すみません… 突然大きな声を出したりして…」
「気にしないで… それだけ聞ければ充分…」
「そうですか… なら僕からも、聞きたい事があるのですがいいですか?」
「構わない… なに?」
「僕が嘘をついて、ライアさんの同族であるドライアドに悪さを働いているとは思わないんですか?」
「そればかりは、信じるしかない…」
「そうなんですね… ならもし、僕が悪さを働いていたと言ったらどうするつもりだったんですか?」
「そうね… グラディウスをけしかける…」
「!? それは、大変な事ですね。」
「そうね… それで、さっき言った事は嘘なの?」
「先程の話を聞いて、嘘だと言える勇気はないですし、こればかりは信じて貰うしかないですが、嘘はついてないです。」
「分かった… 信じる…」
「ありがとうございます、ライアさん。」
その後、たわいない話をしながら、進んでいき、ライアさんとの距離が少し縮んだ気がする。
◆
突然の大きな声で目が覚め、すぐに周りを確認するが、特に何があった様子もなく、ただライアとノーリ君が話をしていただけだった。
何となく、寝たふりをしながら2人の会話を聞いてみる。話の流れから、ライアがあの事について尋ねたみたいだ。
私も、ノーリ君が嘘をついていないと思うが、悪さを働いていないと言いきる感じ、やはりドライアドに会った事がある可能性が高くなった。
あの話が終わった後は、何気ない話をしていたので、まだ少し眠い話はそれを子守唄代わりにして、眠りについた。
◆
特に変わった事が起きる事なく進んでいき、ライアさんが言っていた3日目に入り、そろそろ到着するとの事だった。
「ねぇ…」
ライアさんから話しかけてきた。
「はい、何でしょうか?」
先程、朝食を終えたばかりだけど、また、果物でも欲しいのかなと思いながら返事すると、
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「!?」
思っていなかった質問に、驚いてしまい、
「き… 気のせいじゃないですかね。」
そう返事をするのがやっとだった。
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またしても、ライアさんから話しかけてくる。
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「僕が嘘をついて、ライアさんの同族であるドライアドに悪さを働いているとは思わないんですか?」
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「!? それは、大変な事ですね。」
「そうね… それで、さっき言った事は嘘なの?」
「先程の話を聞いて、嘘だと言える勇気はないですし、こればかりは信じて貰うしかないですが、嘘はついてないです。」
「分かった… 信じる…」
「ありがとうございます、ライアさん。」
その後、たわいない話をしながら、進んでいき、ライアさんとの距離が少し縮んだ気がする。
◆
突然の大きな声で目が覚め、すぐに周りを確認するが、特に何があった様子もなく、ただライアとノーリ君が話をしていただけだった。
何となく、寝たふりをしながら2人の会話を聞いてみる。話の流れから、ライアがあの事について尋ねたみたいだ。
私も、ノーリ君が嘘をついていないと思うが、悪さを働いていないと言いきる感じ、やはりドライアドに会った事がある可能性が高くなった。
あの話が終わった後は、何気ない話をしていたので、まだ少し眠い話はそれを子守唄代わりにして、眠りについた。
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特に変わった事が起きる事なく進んでいき、ライアさんが言っていた3日目に入り、そろそろ到着するとの事だった。
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