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65話・引っ越し前日

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 メゾンさんが、帰るとので、玄関までついていく。

「それじゃあ、ノーリ君、ソフィアちゃん、何かあったらすぐに家に来てね。」

「はい。ありがとうございました、メゾンさん。」

「ありがとうございました!!」

 メゾンさんが帰っていく。

「ソフィア。腹ごしらえした後は、軽く掃除からしていこうか?」

「うん!!」

 先程買ってきた、食べ物を食べた後、手分けして掃除をする。
 まぁそこまで、汚れなどもないし2人だった事もあり、すぐに終わった。
 掃除が終わったので、まずは、1階から作製した物を置いていく。
 ソフィアと話ながら、リビングに置く机やソファーの位置を決め、キッチンには、必要最低限の料理道具や調味料などを置いていく。客間は、今の所使う予定はないので、客間用の家具は、作製していない。まぁでも、今度時間がある時に、作製しとく予定だ。
 1階で、やる事を終えた為、

「次は、ソフィアの部屋に家具を置きにいこうか?」

「ううん… お兄ちゃんの部屋が先でいいよ?」

「そうか? なら、僕の部屋から置いていこうか。」

「はい!!」

 2階に上り、僕の部屋にむかう。
 家具を、アイテムボックスから取り出してから、自分の好きな配置で置いていく。昨日の内に、家具の置く位置を、あらかた決めていたのでその通りに置いていった。

「こんなものかな… それじゃあ、最後はソフィアの部だね。置く場所は、もう決めたかい?」

「うん!!」

 隣のソフィアの部屋に行き、ソフィアの言う通りに家具を置いていく。あれ、でもこの配置って…

「なぁ、ソフィア?」

「何、お兄ちゃん?」

「この配置って、僕と一緒じゃないか?」

「うん!! お兄ちゃんの見ていて、いいなぁと思って… ダメだった?」

 ソフィアは、そう言って不安そうな顔で見上げてくる。

「いや、ダメじゃないよ。でも、もし位置を変えたい時は、1人じゃ危ないから言うんだよ?」

「うん!! ありがとう、お兄ちゃん!!」

 ソフィアの部屋での家具の設置も終えたので、1階のリビングのソファーで休憩を取る。
 今日は、必要な物の買い出しと家具の設置のみの予定だったが、思ったよりも早く終わった為、休憩後は、ソフィアと一緒にダンジョンを散歩しながら、魔力草の採取をする。森林にしてから、ソフィアを連れてくるのは、初めてだったので、とても驚いていた。
 ある程度、時間がたったので、ダンジョンを出てから、ちゃんとした挨拶をする為に、ポリーナさんたちが待つ家へと帰った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者より(捕捉)

1F
ーーーーーーーーーーーーーーーー
|   |  |   | 1 |    |
|   |  |   |ーーー| 3  |
|   |  |   | 2 |    |
|   |  |   |   |    |
| 物置 階段 WC   お風呂場 |
|                 |
|                 |
ーリビングー    ーキッチンー
|     |    |      |
|     |    |      |
|     |    |      |
|     |    |      |
ーーーーーー 玄関 ーーーーーーー

※お風呂場 1→水風呂 2→サウナ 3→浴室&脱衣室
 キッチンは、食事スペースもあります

2F
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
|    |  |    |     |
|    |  |    |     |
|    |  |    |     |
|    |  |    |     |
| 客間   階段  部屋   部屋
|                |
|                |
|  部屋1  部屋2     部屋  
|     |     |      |
|     |     |      |
|     |     |      |
|     |     |      |
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

※ 1→ソフィアの部屋 2→ノーリの部屋
 2階の部屋数4→6へ変更してます。

家の構造は、大まかな物なので、変更するかも?
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