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39話・帰還
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僕は、そのまま倒れこんだ。
このまま、寝てしまおうかとも思ったが、一応まだ森の中なので、諦めた。
でも、少し位このまま休んでおこうかと、思ったが、
ガサガサ
音がした方を横目で見ると、数匹のゴブリンが草むらから、出てきた。
「やばっ…」
体を起こそうとするも、思ったより体への疲労があるようで、二重付与の剣を杖がわりにして、立つ事がやっとだった。
「「「グギャギャ」」」
ゴブリンたちにも、僕がろくに動けない事に気づいたのか、笑いながら、ジリジリと寄ってくる。
限界まで引き付けてから、聖剣で倒そうかと思ったが、
「「ウィンドカッター!!」」
真横から放たれた風の刃が、ゴブリンたちを切り刻み、光の粒子になって消えていった。
魔法が放たれた方を、見てみると、
「「ノーリ(さん)、大丈夫ですか!!」」
シャーロットとアネモスさんがいた。
「2人とも、どうしてここ… うおっ!!」
2人が、走り寄ってきて、そのまま飛び付いてくる。
立っているだけで、ギリギリだったので、そのまま後ろに倒れてしまう。
「痛たたた…」
疲れきった今、2人が上に乗っているので身動きがとれない。首だけ、浮かせてから、
「それにしても、2人がどうしてここに? 街に戻ったんじゃないのか?」
気になった事を、聞いてみる。
「「助けにきました!!」」
2人は、声を揃えて言う。
まぁ、確かに助かったけど、
「2人で「あ、ちゃんと他の人もいますよ!!」」
浮かせた首で周りを見てみると、バレッタさんや他にも鎧姿の騎士たちがいた。
「森を出たら、バレッタたちに会ったので、そのままノーリを助けに来たんです!!」
たぶん、シャーロットの捜索に来たんだろう。
「そうか、ありがとう2人とも。でも、街の方は?」
「それも、大丈夫です!!」
シャーロットがそう言ってくる。
「だ… 大丈夫? それは、いったいどういう…」
「ノーリさん、ゴブリンたちは粗方、討伐されたそうです!!」
アネモスさんが、そう教えてくれる。
「討伐… そうか、それは良かった… でも、まだここが安全になった訳じゃあないから、急いで戻らないと、だから、2人とも上から降りて貰ってもいいか?」
「「ご… ごめんなさい!!」」
2人は、顔を真っ赤にしながら、上から降りてくれる。降りたのを確認してから立ち上がろうとするが、まだ回復しきれていないようで、支えなしだと体を起こす事で、精一杯だった。
「ノーリ君、良かったら回復薬をどうぞ?」
バレッタさんが、手渡してくれる。
「ありがとうございます、バレッタさん。」
受け取った、回復薬を飲み干す。幾分か回復した。
回復したので、立ち上がろうとすると、スッと2つの手が差し出された。シャーロットとアネモスさんだ。
「ありがとう、シャーロット、アネモスさん。」
僕は、2人の手を借りて、立ち上がった。
その後は、騎士たちの護衛のもと街へと帰っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで、第一章完です。
第二章的なものは、他の作品を投稿しながら、のんびりと投稿していこうと思います。
このまま、寝てしまおうかとも思ったが、一応まだ森の中なので、諦めた。
でも、少し位このまま休んでおこうかと、思ったが、
ガサガサ
音がした方を横目で見ると、数匹のゴブリンが草むらから、出てきた。
「やばっ…」
体を起こそうとするも、思ったより体への疲労があるようで、二重付与の剣を杖がわりにして、立つ事がやっとだった。
「「「グギャギャ」」」
ゴブリンたちにも、僕がろくに動けない事に気づいたのか、笑いながら、ジリジリと寄ってくる。
限界まで引き付けてから、聖剣で倒そうかと思ったが、
「「ウィンドカッター!!」」
真横から放たれた風の刃が、ゴブリンたちを切り刻み、光の粒子になって消えていった。
魔法が放たれた方を、見てみると、
「「ノーリ(さん)、大丈夫ですか!!」」
シャーロットとアネモスさんがいた。
「2人とも、どうしてここ… うおっ!!」
2人が、走り寄ってきて、そのまま飛び付いてくる。
立っているだけで、ギリギリだったので、そのまま後ろに倒れてしまう。
「痛たたた…」
疲れきった今、2人が上に乗っているので身動きがとれない。首だけ、浮かせてから、
「それにしても、2人がどうしてここに? 街に戻ったんじゃないのか?」
気になった事を、聞いてみる。
「「助けにきました!!」」
2人は、声を揃えて言う。
まぁ、確かに助かったけど、
「2人で「あ、ちゃんと他の人もいますよ!!」」
浮かせた首で周りを見てみると、バレッタさんや他にも鎧姿の騎士たちがいた。
「森を出たら、バレッタたちに会ったので、そのままノーリを助けに来たんです!!」
たぶん、シャーロットの捜索に来たんだろう。
「そうか、ありがとう2人とも。でも、街の方は?」
「それも、大丈夫です!!」
シャーロットがそう言ってくる。
「だ… 大丈夫? それは、いったいどういう…」
「ノーリさん、ゴブリンたちは粗方、討伐されたそうです!!」
アネモスさんが、そう教えてくれる。
「討伐… そうか、それは良かった… でも、まだここが安全になった訳じゃあないから、急いで戻らないと、だから、2人とも上から降りて貰ってもいいか?」
「「ご… ごめんなさい!!」」
2人は、顔を真っ赤にしながら、上から降りてくれる。降りたのを確認してから立ち上がろうとするが、まだ回復しきれていないようで、支えなしだと体を起こす事で、精一杯だった。
「ノーリ君、良かったら回復薬をどうぞ?」
バレッタさんが、手渡してくれる。
「ありがとうございます、バレッタさん。」
受け取った、回復薬を飲み干す。幾分か回復した。
回復したので、立ち上がろうとすると、スッと2つの手が差し出された。シャーロットとアネモスさんだ。
「ありがとう、シャーロット、アネモスさん。」
僕は、2人の手を借りて、立ち上がった。
その後は、騎士たちの護衛のもと街へと帰っていった。
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ここで、第一章完です。
第二章的なものは、他の作品を投稿しながら、のんびりと投稿していこうと思います。
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