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21話・話し合い
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依頼の報告を済ませると、Dランクにランクアップしたので、ギルドカードを更新してから、マオの家へとむかった。
◆
家の前につくと、
「お疲れ様、セウン」
「お疲れ様です、セウンさん」
「お疲れ様なのじゃ」
3人が待ってくれていた。
「あぁ、お疲れ様。それにしても、わざわざ外で待ってくれていたのか、悪いな」
「こっちから、お願いして来て貰ったから気にしなくていいのじゃ。ご飯も、用意してあるから、食べながら、話を聞かせてほしいのじゃ!!」
「あぁ、構わないよ」
「それじゃあ、家に戻るのじゃ!!」
4人で、家の中に入り、ご飯を食べながら、俺は今日聞いた話を3人に教える。一応、誰から聞いたのかは、それとなくぼかしておく。マレンさんじたい情報屋をやっているのだから別に教えてもいいとは思うのだが、マオたちがルナに絡まれる可能性がありそうだから止めておいた。
「なら、その鬼人の男はどこかへ行ってしまい今は、その村にはいないんじゃな」
「みたいだな…」
「セウンさん、その村に生き残っている方はいないんですか?」
「悪い、そこまで詳しくは聞いてない…」
「そうですか…」
「大丈夫よ、シェーン。そこは、私の方から掛け合って、騎士団を派遣して貰っているから、もし生き残っている方がいたら保護する手筈だから」
「そうでしたね… もし、怪我している方が教えて下さい、回復してみせますから!!」
「分かったわ。その時は、お願いね、シェーン」
「はい。任せて下さい!!」
少し元気がないようにみえたが、シエルのお陰で、元に戻ったように思える。
「それにしても、シエルは、そんな事をしてくれていたんだな」
「私の国で起こった事なんだから、当然よ!!」
「そうだな」
「それで、セウン。その鬼人の男は、ここに来る可能性が高いんじゃな?」
「完全に来るとまでは言えないが、その可能性は高いんじゃないか」
「それで、鬼人の男がいつ来るかは、分かっているのかの?」
「いや、そこは分からないな。でも、俺は近々来るんじゃないかなと思ってるよ」
「何故そう思うんじゃ?」
「まぁ、一番の理由は、勘だけど、好んで破壊する奴が、長い間待つとは思えない」
「なるほどの…」
「それに、そんな急にここを攻めるのも理由があるような気がするんだよな」
「どういう事じゃ?」
「この時期に、この国で何があると思う?」
「まさか、オークションかの!!」
俺は頭を縦にふる。
「まぁ、でも可能性の話だけどな」
「そうじゃの… まぁ、でも頭のすみにでも止めておくのじゃ」
「まぁ、それでいいと思うぞ。それじゃあ、俺はそろそろ帰らせて貰うな」
話の区切りもついたので、片付けを終わらせてから、宿屋に戻った。
◆
家の前につくと、
「お疲れ様、セウン」
「お疲れ様です、セウンさん」
「お疲れ様なのじゃ」
3人が待ってくれていた。
「あぁ、お疲れ様。それにしても、わざわざ外で待ってくれていたのか、悪いな」
「こっちから、お願いして来て貰ったから気にしなくていいのじゃ。ご飯も、用意してあるから、食べながら、話を聞かせてほしいのじゃ!!」
「あぁ、構わないよ」
「それじゃあ、家に戻るのじゃ!!」
4人で、家の中に入り、ご飯を食べながら、俺は今日聞いた話を3人に教える。一応、誰から聞いたのかは、それとなくぼかしておく。マレンさんじたい情報屋をやっているのだから別に教えてもいいとは思うのだが、マオたちがルナに絡まれる可能性がありそうだから止めておいた。
「なら、その鬼人の男はどこかへ行ってしまい今は、その村にはいないんじゃな」
「みたいだな…」
「セウンさん、その村に生き残っている方はいないんですか?」
「悪い、そこまで詳しくは聞いてない…」
「そうですか…」
「大丈夫よ、シェーン。そこは、私の方から掛け合って、騎士団を派遣して貰っているから、もし生き残っている方がいたら保護する手筈だから」
「そうでしたね… もし、怪我している方が教えて下さい、回復してみせますから!!」
「分かったわ。その時は、お願いね、シェーン」
「はい。任せて下さい!!」
少し元気がないようにみえたが、シエルのお陰で、元に戻ったように思える。
「それにしても、シエルは、そんな事をしてくれていたんだな」
「私の国で起こった事なんだから、当然よ!!」
「そうだな」
「それで、セウン。その鬼人の男は、ここに来る可能性が高いんじゃな?」
「完全に来るとまでは言えないが、その可能性は高いんじゃないか」
「それで、鬼人の男がいつ来るかは、分かっているのかの?」
「いや、そこは分からないな。でも、俺は近々来るんじゃないかなと思ってるよ」
「何故そう思うんじゃ?」
「まぁ、一番の理由は、勘だけど、好んで破壊する奴が、長い間待つとは思えない」
「なるほどの…」
「それに、そんな急にここを攻めるのも理由があるような気がするんだよな」
「どういう事じゃ?」
「この時期に、この国で何があると思う?」
「まさか、オークションかの!!」
俺は頭を縦にふる。
「まぁ、でも可能性の話だけどな」
「そうじゃの… まぁ、でも頭のすみにでも止めておくのじゃ」
「まぁ、それでいいと思うぞ。それじゃあ、俺はそろそろ帰らせて貰うな」
話の区切りもついたので、片付けを終わらせてから、宿屋に戻った。
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