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セーブデータ9「お前は誰と喋ってんの?」

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色々口論した二人、とりあえず今日は宿屋でゆっくりするみたいです。

にこり「あぁ~!疲れた~!早く宿屋に行こうよ~!」

クロス「買い物ぐらいで疲れてたらこの先かなりキツいと思うけどね。」

にこり「でも疲れたんだから休ませてよ!」

クロス「しょうがないなぁ。じゃあ行くか。」

にこり「やったぁ!」




クロス「すいませ~ん。」

宿屋主人「いらっしゃいませ。」

クロス「ここに泊まりたいんですけど二部屋空いてたりしますか?」

宿屋主人「あっ、空いてますよ。お一人ずつお泊まりですか?」

クロス「あっ、はい。そうです。」

宿屋主人「では明日のこの時間までご宿泊でよろしいでしょうか?」

クロス「はい。あっ、ちなみに料金っていくらぐらいですかね。」

宿屋主人「料金ですか。料金はこのぐらいになりますね。」

クロス「あっ、想定してたより安いですね!」

宿屋主人「そう言ってくれると嬉しいです。この宿は(他の宿よりも少しでも安く!)を目標にしているので、料金の方は頑張らさせていただいています。あっ、安くしているといってもサービスもより良いものを提供しています。」

クロス「それなら安心です。では大人二名で。」

宿屋主人「かしこまりました。料金の方は今お支払いいただいてもよろしいでしょうか。」

クロス「わかりました。じゃあこれで。」

宿屋主人「ありがとうございます。お部屋の方なんですが、203号室と204号室になります。」

クロス「わかりました。」

宿屋主人「あとお風呂は1階にあります。ちなみにここに書いてある時間は清掃中で入ることができないのでお気をつけください。」

クロス「わかりました。ありがとうございます。」

宿屋主人「夜ご飯の方はいつ頃お持ちしましょうか。」

クロス「夜ご飯か。いつぐらいがいい?」

にこり「お腹空いたから30分後ぐらいでもいいよ。」

クロス「じゃあそれで。」

宿屋主人「かしこまりました。では30分後あたりにお持ちいたします。」

クロス「ありがとうございます。」

宿屋主人「こちらが203号室、こちらが204号室の鍵です。ではどうぞ、ごゆっくりしていってくださいね。」

クロス「ありがとうございます。にこり、部屋に行くぞ。」

にこり「!!!!!」

クロス「は?」

にこり「やったわ!ついにやりやがったわ!何にも起こらない回ができてしまった!」

クロス「何言ってんの?」

にこり「こんなの読んでても面白くないじゃない!!!」

クロス「宿屋の主人と普通の会話しただけだろ。」

にこり「それが問題なのよ!」

クロス「もう、お前も疲れてんな。早く部屋行くぞ。203号室と204号室どっちがいい?」

にこり「ごめんなさい皆さん!普通の会話をお届けしてしまって!」

クロス「お前は誰と喋ってんの?」
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