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セーブデータ7「見ず知らずの人が一人犠牲になったのにね。」

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ジャイアントクマをなんやかんやで倒し、ダイニーノ町に着いた二人は職業を決めるべくスマイル神殿に行ったのであった。

クロス「ジャイアントクマとの戦いをなんやかんやって言ったぞ。」

にこり「見ず知らずの人が一人犠牲になったのにね。」

クロス「とりあえず行こうか。早く職業選びたいもんな。」

にこり「たかはしさん。あなたの功績はなんやかんやととりあえずで片付けられましたよ。」



クロス「ここか。スマイル神殿。」

にこり「そうね。見るからに神殿みたいな建物だね。」

クロス「すいませーん。職業を選びたいんですけどー。」

「フォッフォッフォッフォッ。」

クロス「すごい笑い方。」

にこり「おじいさんでしか聞かない笑い方。」

ショブ「我輩の名前はショブ。スマイル神殿の神官だ。」

クロス「我輩て。」

にこり「生きててどのタイミングで我輩に変える瞬間があるの?高3ぐらい?」

ショブ「見たところ二人ともまだ職業についておらんようじゃな。」

クロス「はい。だからここに来ました。私たちを職業に就かせてください!」

ショブ「よかろう。それが我輩の仕事じゃからな。」

クロス「じゃからなて。」

にこり「生きててどのタイミングで語尾にじゃをつける瞬間があるの?52くらい?」

ショブ「ではこの職業一覧からなりたい職業を選ぶがいい。」

クロス「一覧とかあるんだ。見やすいな。」

にこり「なるほどね。剣士、盗賊、魔法使い、僧侶、格闘家。RPGっぽいな。」

クロス「ガンマンとかもあるんだ。へぇ~。」

にこり「ん?でもなんか聞いたことない職業もあるよ?薬品研究家?」

ショブ「それは薬品を調合し、その薬品で回復したり相手にダメージを与えたりする職業じゃ。」

にこり「なるほどなるほど。」

クロス「じゃあこの占い師ってのは?」

ショブ「モンスターを占ってマイナスなことを言うことで、ショックを与えて能力を下げるっていう職業じゃ。」

クロス「攻撃力はないなぁ。」

にこり「この料理研究家は?」

ショブ「モンスターをフライパンで殴ったり包丁で切ったりして戦う職業じゃ。」

にこり「料理しろよ!」

クロス「なんなら一番攻撃力ありそうだな。」

ショブ「で?結局職業は何にするんじゃ?」

クロス「俺は攻撃したいから……」

にこり「私はサポートに回りたいかな~。」

「これで!」

こうして二人は、料理研究家と薬品研究家になりました。

クロス「えっそれ!?」

にこり「こっちのセリフよ!」
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