大喜利3答から始まる物語

DZ

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3問目「タクシーがなかなか止まってくれません。どうして?」

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「タクシーがなかなか止まってくれません。どうして?」

A.顔がタイプじゃなかったから

A.どのタクシーも「前のタクシーを追って!
」って言われてる

A.エイリアンが侵略してきているので、それどころではないから

「タクシー!」

一台のタクシーが止まったが、私の顔を見た途端に走り出した。

「あっ!ちょっと!……えぇ?おーい!タクシー!」

一台のタクシーが止まったが、また私の顔を見た途端に走り出した。

「おい!ちょっと!待ってって!なんで走っていっちゃうんだ?……もしかして俺の顔がタイプじゃないのか?」

私は冗談を言い、気を紛らわした。

またタクシーが来た。私は止めようと手を上げたが「賃送」と表示されていたので手を下ろした。そのタクシーをよく見たら何やら人型だが人ではない何かが乗っていた。

「何だったんだろうあれ。」

そう思った瞬間、その後ろから二十台程のタクシーが烈を連ねて前のタクシーを追いかける。

「なんだなんだ!?」

これは何事だと思いスマホを開いたところ

「エイリアン、地球に潜伏か」

というネットニュースが入ってきた。

「そんな非科学的な…」

とは思ったが、さっき何かわからないものを見たばかりなので少し信じている自分もいた。

そこに一台のタクシーがやってきた。

「タクシー!」

一台のタクシーが止まった。そしてドアが開いた。やっとである。

「良かった!やっと止まりましたよー。」

「あれ?何回か乗車拒否されたのですか?」

「なんか俺の顔を見たら皆通り過ぎちゃったんですよ。もしかして俺の顔が運転手のタイプじゃなかったのかなって!まぁ、そんなことないですよね!」

「へぇ、そうだったんですか。私の星ではけっこうイケメンな方だと思いますけどね。」

「…………星?」
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