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第3章 覚醒編
第69話 硫黄山(後編)
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◇ 飛竜の巣穴 ◇
「やあー!『電光石火!』」
「どりゃー!」
二人は、五メートル級の飛竜と戦闘中だった。飛竜は、身体から体液が溢れ、片翼は切り落とされ、満身創痍だった。二人とも飛竜相手に強すぎる…。
普通ならトドメを刺して素材にすることなど躊躇うことはない。しかし、今回の飛竜の行動は、子と自分が生きて行くの為の食料の確保をしたに過ぎない。私は、弱肉強食が自然の摂理で、仕方のないことだと、ちゃんとわかっているつもりだ。
でも、私は知ってしまった以上、このまま殺してしまうのは、どうしても居た堪れない気がしていた。
「リヨンさん、アッシュさん!ストップです!」
「レイ様!良くご無事で!」
「主よ!大丈夫だったか!?少し待て。今トドメを刺す。」
「飛竜を殺さないで下さい!!」
「何っ!?」
私は、飛竜を守ろうと両手を広げて二人の前に立ちはだかった。
「えっ、レイ様どうしてですか?この飛竜は、レイ様を酷い目に合わせたのですよ!」
瀕死の重症を負った飛竜は、身体を引きづりながら巣穴の奥へ移動している。飛竜が向かっているのは、雛竜の所だ。この母竜が倒れれば、雛竜は生きて行けないだろう。母竜は、命を懸けて雛竜を守ろうとしているのが伺い知れる。
「二人ともわかりますか?この飛竜は、そこの雛竜達の母竜です。子供達を守る為に私を攫ったのです。母竜が死ねば、雛竜達も生きては行けません。私はこの通り無事ですから、ここは私に免じて許してください。」
「ムム…。話はわかるが、主よ、甘いな。しかし、主が決めたのであればその判断に従おう。だが、また主に牙剥けば、躊躇わずに倒すぞ!」
「私もアッシュさんと同意見です。レイ様のお命が最優先です。ですが、これ以上の反撃がないのであれば刃をしまうと致します。」
「ありがとうございます!」
二人とも戦闘態勢を解除してくれた。
飛竜は、雛竜の寝床に到達していた。母竜は、巨体を利用して雛竜に危害が加わわぬ様、蹲るように腰を降ろした。戦闘は終わったが、母竜は、かなりの出血と損傷だ。このままでは持たないだろう…。
「やるか…。」
私は、決心する。私は、二人の攻撃で切り落とされた片翼をひとまずタイゲンカバンに収納し、飛竜の元へ移動することにした。
《キェェェーー!》
母竜は、最後の足掻きで私を威嚇するべく奇声をあげる。しかし、攻撃しようとはしない…。いや、力が尽きて攻撃もできないのだ。私は、タイゲンカバンから先程しまった飛竜の片翼と、高品質ポーションを五本取り出した。
「レイ様、な、何を!?」
二人にはおかしな行動に見えるかも知れないな。私は切り落とされた片翼を手に取ると、本来あるべき場所に繋ぎ合わせた。高品質ポーションを傷口に振りかけると、切断面が発光した。すると…
「ば、馬鹿な!?」
二人は、私が飛竜を治癒している行動に驚いている様子だ。再び飛竜が暴れ始めれば、私に危険が及ぶだろう。二人は、武器を構えて、いつでも戦える状態に準備している。
私は、そんな二人の様子を知りつつも、気にすることなく、ポーションで治療を進めていく…。
母竜も自分の回復を悟っているものの、もう私を襲う気は無いらしく、私の行動をただ見届けているだけのようだ。
「よし、こんなもんだろう。」
私は、治療を終えるとタイゲンカバンを取り出して、この前戦闘で倒したマウントウルフ15匹全てを取り出して、母竜の前に置いておく…。
「雛竜の食料がちゃんとあれば、もう攻撃して来ないよな?」
言葉が理解できる訳はないだろうが、私は母竜にそう言った。母竜は、マウントウルフを咥えると、雛竜に与えているようだ。雛竜も久々の食料に興奮しているようである。
「レイ様!」
「なるほどな。見事だ。」
「二人とも、ごめんなさい。助けてくれてありがとうございます。」
私は、二人に向き合ってニカッと微笑んだ。二人もホッとした様子で緊張した空気が綻んでいった。
丁度その時だった…。
突然、激しい閃光が辺りを包んだ。私の勾玉の首飾りが発光したようだ。しかし、光はすぐに治まった。勾玉を見ると、前の世界の文字で『壱』と石に表示されていた。この『壱』がどんな意味を成すのかはわからないが、私の中で何かが変わったのだろうと予想はついていた。
『飛竜の友の称号を獲得。』
突然、脳裏にメッセージが浮かび上がってきた。「飛竜の友?称号?何のことだろう?」と疑問に思い、脳内ウインドウで調べてみた。
この称号は、神が『神の子』に与える恩恵の一つだそうだ。そして、この称号を得た者は、称号に付随した効果や能力に目覚めるということらしい。
飛竜の友になった覚えはないが、自分の取った行動により、この称号の取得に繋がったのではないだろうか?
『人間よ…礼を言う。命を救って頂き、心から感謝する。そして襲ったことをお詫びする。』
「あれ?この声は?」
私の言葉に、リヨンさんも、アッシュさんもキョトンと私を見つめている。どうやら私にしか聞こえていないらしい。以前タイゲンさんと話したみたいに思念伝達のようなものかも知れないな。
そして、私は…
『いえ、構いません。子供達の食料の為なのでしょう。それがわかったので、私はあなたを助けたのです。』
『感謝する。いつかあなたが困った時には、力になるとここに誓おう。』
(なるほどな…。飛竜の友。飛竜と意思疎通を可能にし、友好の証となる効果があるんだな。称号。凄いな。しかし、これは神から与えられたものなので、他人に知られると危険かもしれない…。)
とりあえず、一段落着いたので、今あったことをリヨンさんとアッシュさんには説明しておいた。
〘 俄に信じ難い。〙
これが二人の認識だったが、母竜が王都まで送ってくれるという話になり、背中に乗って移動した時には、流石の二人も信じるしか無くなったようである。
飛竜の背中は、ゴツゴツと固く、逞しかった。初めての空の移動は、息を呑むほどの高さや速さに目を見張った。
私は、恐怖と興奮が入り混じった感覚に心臓が高鳴っていた。激しい空圧には、二人が展開した『シールドスキル』が役に立ってくれていた。山々を滑走して見た景色は、絶景で最高の経験となった。
◇ 王都北の平野 ◇
王都に飛竜で降り立つのは、様々な問題が起こりそうだったので、とりあえず手前の平野で下ろして貰い、母竜とはここで別れた。馬車で三日も掛かったのに、数十分で到着となり、空の旅の素晴らしさを実感したのだった。
必要な材料も揃ったことだし、王都に着いたら、私だけの銃の製造を始めるとしよう。とても楽しみだ。しかし、それはもう少しだけ先の話…。
― to be continued ―
「やあー!『電光石火!』」
「どりゃー!」
二人は、五メートル級の飛竜と戦闘中だった。飛竜は、身体から体液が溢れ、片翼は切り落とされ、満身創痍だった。二人とも飛竜相手に強すぎる…。
普通ならトドメを刺して素材にすることなど躊躇うことはない。しかし、今回の飛竜の行動は、子と自分が生きて行くの為の食料の確保をしたに過ぎない。私は、弱肉強食が自然の摂理で、仕方のないことだと、ちゃんとわかっているつもりだ。
でも、私は知ってしまった以上、このまま殺してしまうのは、どうしても居た堪れない気がしていた。
「リヨンさん、アッシュさん!ストップです!」
「レイ様!良くご無事で!」
「主よ!大丈夫だったか!?少し待て。今トドメを刺す。」
「飛竜を殺さないで下さい!!」
「何っ!?」
私は、飛竜を守ろうと両手を広げて二人の前に立ちはだかった。
「えっ、レイ様どうしてですか?この飛竜は、レイ様を酷い目に合わせたのですよ!」
瀕死の重症を負った飛竜は、身体を引きづりながら巣穴の奥へ移動している。飛竜が向かっているのは、雛竜の所だ。この母竜が倒れれば、雛竜は生きて行けないだろう。母竜は、命を懸けて雛竜を守ろうとしているのが伺い知れる。
「二人ともわかりますか?この飛竜は、そこの雛竜達の母竜です。子供達を守る為に私を攫ったのです。母竜が死ねば、雛竜達も生きては行けません。私はこの通り無事ですから、ここは私に免じて許してください。」
「ムム…。話はわかるが、主よ、甘いな。しかし、主が決めたのであればその判断に従おう。だが、また主に牙剥けば、躊躇わずに倒すぞ!」
「私もアッシュさんと同意見です。レイ様のお命が最優先です。ですが、これ以上の反撃がないのであれば刃をしまうと致します。」
「ありがとうございます!」
二人とも戦闘態勢を解除してくれた。
飛竜は、雛竜の寝床に到達していた。母竜は、巨体を利用して雛竜に危害が加わわぬ様、蹲るように腰を降ろした。戦闘は終わったが、母竜は、かなりの出血と損傷だ。このままでは持たないだろう…。
「やるか…。」
私は、決心する。私は、二人の攻撃で切り落とされた片翼をひとまずタイゲンカバンに収納し、飛竜の元へ移動することにした。
《キェェェーー!》
母竜は、最後の足掻きで私を威嚇するべく奇声をあげる。しかし、攻撃しようとはしない…。いや、力が尽きて攻撃もできないのだ。私は、タイゲンカバンから先程しまった飛竜の片翼と、高品質ポーションを五本取り出した。
「レイ様、な、何を!?」
二人にはおかしな行動に見えるかも知れないな。私は切り落とされた片翼を手に取ると、本来あるべき場所に繋ぎ合わせた。高品質ポーションを傷口に振りかけると、切断面が発光した。すると…
「ば、馬鹿な!?」
二人は、私が飛竜を治癒している行動に驚いている様子だ。再び飛竜が暴れ始めれば、私に危険が及ぶだろう。二人は、武器を構えて、いつでも戦える状態に準備している。
私は、そんな二人の様子を知りつつも、気にすることなく、ポーションで治療を進めていく…。
母竜も自分の回復を悟っているものの、もう私を襲う気は無いらしく、私の行動をただ見届けているだけのようだ。
「よし、こんなもんだろう。」
私は、治療を終えるとタイゲンカバンを取り出して、この前戦闘で倒したマウントウルフ15匹全てを取り出して、母竜の前に置いておく…。
「雛竜の食料がちゃんとあれば、もう攻撃して来ないよな?」
言葉が理解できる訳はないだろうが、私は母竜にそう言った。母竜は、マウントウルフを咥えると、雛竜に与えているようだ。雛竜も久々の食料に興奮しているようである。
「レイ様!」
「なるほどな。見事だ。」
「二人とも、ごめんなさい。助けてくれてありがとうございます。」
私は、二人に向き合ってニカッと微笑んだ。二人もホッとした様子で緊張した空気が綻んでいった。
丁度その時だった…。
突然、激しい閃光が辺りを包んだ。私の勾玉の首飾りが発光したようだ。しかし、光はすぐに治まった。勾玉を見ると、前の世界の文字で『壱』と石に表示されていた。この『壱』がどんな意味を成すのかはわからないが、私の中で何かが変わったのだろうと予想はついていた。
『飛竜の友の称号を獲得。』
突然、脳裏にメッセージが浮かび上がってきた。「飛竜の友?称号?何のことだろう?」と疑問に思い、脳内ウインドウで調べてみた。
この称号は、神が『神の子』に与える恩恵の一つだそうだ。そして、この称号を得た者は、称号に付随した効果や能力に目覚めるということらしい。
飛竜の友になった覚えはないが、自分の取った行動により、この称号の取得に繋がったのではないだろうか?
『人間よ…礼を言う。命を救って頂き、心から感謝する。そして襲ったことをお詫びする。』
「あれ?この声は?」
私の言葉に、リヨンさんも、アッシュさんもキョトンと私を見つめている。どうやら私にしか聞こえていないらしい。以前タイゲンさんと話したみたいに思念伝達のようなものかも知れないな。
そして、私は…
『いえ、構いません。子供達の食料の為なのでしょう。それがわかったので、私はあなたを助けたのです。』
『感謝する。いつかあなたが困った時には、力になるとここに誓おう。』
(なるほどな…。飛竜の友。飛竜と意思疎通を可能にし、友好の証となる効果があるんだな。称号。凄いな。しかし、これは神から与えられたものなので、他人に知られると危険かもしれない…。)
とりあえず、一段落着いたので、今あったことをリヨンさんとアッシュさんには説明しておいた。
〘 俄に信じ難い。〙
これが二人の認識だったが、母竜が王都まで送ってくれるという話になり、背中に乗って移動した時には、流石の二人も信じるしか無くなったようである。
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◇ 王都北の平野 ◇
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