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第2章 初めての旅
第35話 商業ギルド ペルモート支部
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◇ 商業ギルドマスター 執務室 ◇
新商品の『超純塩』が商業ギルドで認められ、商談のためにギルドマスターの執務室に案内された私は、扉を開けると、小柄ながらも気品に満ちた女性が立っているのを見つけた。
彼女のブロンズ色の髪は華やかに輝いており、整った身なりからは洗練された知性を感じた。彼女の案内で豪華な椅子に座った私は、彼女と向き合った。
「サカモト・レイ様ですね。お越しいただき、誠にありがとうございます。私は商会長のミューレ・ミュールと申します。」
「はじめまして。ギルドマスターさんは、ご家名がおありなのですね?」
「はい。私はミュール家の出身で、貴族の血筋です。」
「そうでしたか。これは失礼致しました。それでは、話を始めていただけますか?」
「かしこまりました。サカモト様がお持ちになった『超純塩』は、これまで取り扱ったことのない高品質なものです。可能であれば、出所や製法について教えていただけませんか?」
「ミューレ様。申し訳ございません。この塩に関しては、『商家の秘密』となっており、お教えすることはできません。ただし、私もしくはエチゴヤ以外からは、この『超純塩』が流通することはありません。その点については、お約束いたします。」
私が答えると、僅かにミューレさんの瞳が輝いた風に感じられた。
「サカモト様は、お察しがよろしくて大変助かります。そちら以外からの流通がないことが確認できましたので、私の懸念は払拭されました。では、契約に入りましょう。この書類をご確認ください。」
(これは、まさに契約書だな。)
専属契約に基づき、この『超純塩』に関しては、当ギルド以外で販売や契約しないという主要な条件が記されています。一キログラムにつき大銅貨二枚の価格が設定されており、流通状況に応じて価格改定の可能性がある場合は、事前に通知し合意を得た上で改定されることが明記されています。規定に違反した場合は、反則金として金貨100枚の支払いが求められます。
契約書を熟読した私は、相手方が提示した内容に何ら問題がないと判断し、サインした。
「問題ありません。サインしましたので、ご確認ください。」
「ありがとうございます。サカモト様、商談は成立しました。追加の依頼がある場合は、どのように進めればよいでしょうか?」
「そうですね…王都のミキモト・ミリモルが私の身元引受け人でございます。私は、そのミルモル邸を拠点としております。彼女の使用人のフリンが、私の商品を管理しておりますので、必要があれば、彼にお申し付け下さい。」
「ありがとうございます!そうでしたか…ミルモル様の…。承知しました。では、商業ギルドの倉庫にて超純塩を引き取らせて頂きます。商品を改めさせて頂いた後に、お代をお支払い致します。」
ミューレさんに続いて倉庫へ移動する。
◇ 商業ギルド 1F 倉庫 ◇
「これで1000キログラム全てになります。」
「これだけの量を一瞬で!?あなたは、一体何者なのですか?」
「ミューレさん。やだなぁ。私は普通の商人ですよ。ですが、秘密を守って頂けるのであれば、少しだけお教えしますよ。」
「ええ。もちろんです。商売は、信用と信頼が重要です。私が見聞きしたことは、外部に漏らさないと固くお約束致します。」
「わかりました。単純ですが、理由はこれになります。」
私は、タイゲンカバンをミューレさんに見せた。
「ええと、サカモト様。私にはこのカバンを見せて頂いても意味が良くわからないのですけど…。」
「そ、そうですよね。あの、このカバンは普通のカバンではなくて、マジックバックです。ですから、一度に大量の塩の運搬が可能だったのです。」
「マジックバックですって!?そういう存在があることは耳にしたことがありますが、実際に所有されている方には初めてお会いしました。そもそも、おとぎ話とか架空の物だと思っていましたから。ですが、それで納得しました。教えて下さってありがとうございます。」
(商業ギルドマスターでも見たことがないとは…。マジックバックはそこまでレアなアイテムだったとは知らなかったな。王都のヨンスとは違い、まともなギルマスで良かった。彼女は信頼できそうだ。)
10キロ単位で袋に入れて準備はしていたものの、超純塩の量が量なだけに、商業ギルドの事務員が総出で商品の確認を急いでいる。
「1000キログラム、確かに納品致しました。お代の方は、一キロ大銅貨二枚との査定結果でしたので、合計金貨20枚となります。どうぞお確かめ下さい。」
金貨はリヨンさんが受け取り、ミミと間違いがないかを確認をしている。その後、リヨンさんから会釈の合図を頂いた。
「問題ありません。この度は取り引きして頂いてありがとうございました。」
私はミューレさんと握手を交わして商業ギルドを後にした。やはり、塩などの調味料も品質が良いとかなりの値がつくんだなと改めて感じた。超純塩の件は、帰宅したらフリン君に説明しないとね。
高額の取引は、想像以上に緊張した。しかし、沢山の資金を入手できたので大満足だ。今回、タイゲンカバンは大活躍してくれた。
◇ 露店街 ◇
本日の主役は、エチゴヤの出店である。王都を出発する前に、素材屋のメサやゲーツ工房、ガスト工房、そしてミルモルさんのお弟子さんなど、多くの方々の協力を得て商品の準備が間に合った。彼らのためにも、私たちは頑張る覚悟だ。
ミミには客の呼び込みを、リヨンさんには会計をお願いし、私は水の試飲やアイテムの紹介など、エチゴヤメンバーで協力しながら進めることにした。
最初は客が立ち止まることはなかったが、新しい商法、『試飲』の効果は絶大だった。何故ならば、この世界では無料で試飲させる店など存在しないからである。
良く冷えたブランド水を飲んだ者は、水ながらもその芳醇な味わいが鮮明に伝わることだろう。通りすがりの人々は、無料でこの美味な水を味わえることを知り、最初は試飲のために列ができた。お客さんの呼び込み役のミミは、やがて列の整理に追われることとなっていた。
「エチゴヤの水は試飲無料だってね。雑味のない透明な水で、喉ごしも抜群で非常に美味しいらしいわよ。」
「そうだな。旨み以外の不純物が取り除かれた特別な水なんだって。超純水という特別な水らしい。」
試飲の評判が広まり、呼び込みは大成功を収めた。
「皆さん、お集まりください。この街ではなかなかお目にかかれない、上質なポーションや魔法ポーション。持ち運びや収納にも困らない、竈に代わる王都の新しい魔道具の魔コンロ。そして、夜道でも明るく照らすことのできる魔道具の懐中魔灯。どれも王都のエチゴヤでしか手に入らない優れものですよ!」
当初は、エチゴヤの商品に対して、無関心の方が多かった。しかし、試飲の列の方々や、列に興味を持って集まった人たちが、商品の説明に耳を傾けるようになった。そして、何と言っても私の卓越したスキル『弁舌』が自動的に発動し、一気に風向きが変わった。
「超純水を売ってくれ!彼女にプレゼントしたいんだ。」「おい、この魔コンロって使い方が分からないんだけど。」「うちのパーティは怪我人が多いからポーションを売ってくれ!」「おい、俺にも売ってくれよ。」「懐中魔灯か。欲しいな。」
今度は、会計を待つ人々の間に長蛇の列ができた。これには、私たちエチゴヤも予想外の展開だった。しかし、三人で協力し合って対応し、開始からわずか1時間30分で用意した商品が全て完売した。
「もう動けないにゃん。疲れたにゃあ...。」
「ミミ、初めての出店の対応だったけど、よく頑張ってくれたよ。ありがとう。」
そう言ってミミの頭を撫でてあげた。
「えへへ。」
「レイ様。私も頑張りましたよ。」
(あれ?リヨンさんがアピールしてくるのは、珍しいな。ああ。もしかして…。)
私は、ミミにしたようにリヨンさんの頭も優しく撫でてあげたのである。
「うふふ。」
「あっ、リヨンもやって貰っているにゃ!」
「ミミさんも私も頑張ったからですよ。」
「うん。そうにゃん。みんな頑張ったにゃん。」
「じゃあ、ご褒美に美味しい物を食べて帰りましょうか?」
私たちエチゴヤは、後片付けをして、三人仲良く食事して宿へ帰ったのであった…。
― to be continued ―
新商品の『超純塩』が商業ギルドで認められ、商談のためにギルドマスターの執務室に案内された私は、扉を開けると、小柄ながらも気品に満ちた女性が立っているのを見つけた。
彼女のブロンズ色の髪は華やかに輝いており、整った身なりからは洗練された知性を感じた。彼女の案内で豪華な椅子に座った私は、彼女と向き合った。
「サカモト・レイ様ですね。お越しいただき、誠にありがとうございます。私は商会長のミューレ・ミュールと申します。」
「はじめまして。ギルドマスターさんは、ご家名がおありなのですね?」
「はい。私はミュール家の出身で、貴族の血筋です。」
「そうでしたか。これは失礼致しました。それでは、話を始めていただけますか?」
「かしこまりました。サカモト様がお持ちになった『超純塩』は、これまで取り扱ったことのない高品質なものです。可能であれば、出所や製法について教えていただけませんか?」
「ミューレ様。申し訳ございません。この塩に関しては、『商家の秘密』となっており、お教えすることはできません。ただし、私もしくはエチゴヤ以外からは、この『超純塩』が流通することはありません。その点については、お約束いたします。」
私が答えると、僅かにミューレさんの瞳が輝いた風に感じられた。
「サカモト様は、お察しがよろしくて大変助かります。そちら以外からの流通がないことが確認できましたので、私の懸念は払拭されました。では、契約に入りましょう。この書類をご確認ください。」
(これは、まさに契約書だな。)
専属契約に基づき、この『超純塩』に関しては、当ギルド以外で販売や契約しないという主要な条件が記されています。一キログラムにつき大銅貨二枚の価格が設定されており、流通状況に応じて価格改定の可能性がある場合は、事前に通知し合意を得た上で改定されることが明記されています。規定に違反した場合は、反則金として金貨100枚の支払いが求められます。
契約書を熟読した私は、相手方が提示した内容に何ら問題がないと判断し、サインした。
「問題ありません。サインしましたので、ご確認ください。」
「ありがとうございます。サカモト様、商談は成立しました。追加の依頼がある場合は、どのように進めればよいでしょうか?」
「そうですね…王都のミキモト・ミリモルが私の身元引受け人でございます。私は、そのミルモル邸を拠点としております。彼女の使用人のフリンが、私の商品を管理しておりますので、必要があれば、彼にお申し付け下さい。」
「ありがとうございます!そうでしたか…ミルモル様の…。承知しました。では、商業ギルドの倉庫にて超純塩を引き取らせて頂きます。商品を改めさせて頂いた後に、お代をお支払い致します。」
ミューレさんに続いて倉庫へ移動する。
◇ 商業ギルド 1F 倉庫 ◇
「これで1000キログラム全てになります。」
「これだけの量を一瞬で!?あなたは、一体何者なのですか?」
「ミューレさん。やだなぁ。私は普通の商人ですよ。ですが、秘密を守って頂けるのであれば、少しだけお教えしますよ。」
「ええ。もちろんです。商売は、信用と信頼が重要です。私が見聞きしたことは、外部に漏らさないと固くお約束致します。」
「わかりました。単純ですが、理由はこれになります。」
私は、タイゲンカバンをミューレさんに見せた。
「ええと、サカモト様。私にはこのカバンを見せて頂いても意味が良くわからないのですけど…。」
「そ、そうですよね。あの、このカバンは普通のカバンではなくて、マジックバックです。ですから、一度に大量の塩の運搬が可能だったのです。」
「マジックバックですって!?そういう存在があることは耳にしたことがありますが、実際に所有されている方には初めてお会いしました。そもそも、おとぎ話とか架空の物だと思っていましたから。ですが、それで納得しました。教えて下さってありがとうございます。」
(商業ギルドマスターでも見たことがないとは…。マジックバックはそこまでレアなアイテムだったとは知らなかったな。王都のヨンスとは違い、まともなギルマスで良かった。彼女は信頼できそうだ。)
10キロ単位で袋に入れて準備はしていたものの、超純塩の量が量なだけに、商業ギルドの事務員が総出で商品の確認を急いでいる。
「1000キログラム、確かに納品致しました。お代の方は、一キロ大銅貨二枚との査定結果でしたので、合計金貨20枚となります。どうぞお確かめ下さい。」
金貨はリヨンさんが受け取り、ミミと間違いがないかを確認をしている。その後、リヨンさんから会釈の合図を頂いた。
「問題ありません。この度は取り引きして頂いてありがとうございました。」
私はミューレさんと握手を交わして商業ギルドを後にした。やはり、塩などの調味料も品質が良いとかなりの値がつくんだなと改めて感じた。超純塩の件は、帰宅したらフリン君に説明しないとね。
高額の取引は、想像以上に緊張した。しかし、沢山の資金を入手できたので大満足だ。今回、タイゲンカバンは大活躍してくれた。
◇ 露店街 ◇
本日の主役は、エチゴヤの出店である。王都を出発する前に、素材屋のメサやゲーツ工房、ガスト工房、そしてミルモルさんのお弟子さんなど、多くの方々の協力を得て商品の準備が間に合った。彼らのためにも、私たちは頑張る覚悟だ。
ミミには客の呼び込みを、リヨンさんには会計をお願いし、私は水の試飲やアイテムの紹介など、エチゴヤメンバーで協力しながら進めることにした。
最初は客が立ち止まることはなかったが、新しい商法、『試飲』の効果は絶大だった。何故ならば、この世界では無料で試飲させる店など存在しないからである。
良く冷えたブランド水を飲んだ者は、水ながらもその芳醇な味わいが鮮明に伝わることだろう。通りすがりの人々は、無料でこの美味な水を味わえることを知り、最初は試飲のために列ができた。お客さんの呼び込み役のミミは、やがて列の整理に追われることとなっていた。
「エチゴヤの水は試飲無料だってね。雑味のない透明な水で、喉ごしも抜群で非常に美味しいらしいわよ。」
「そうだな。旨み以外の不純物が取り除かれた特別な水なんだって。超純水という特別な水らしい。」
試飲の評判が広まり、呼び込みは大成功を収めた。
「皆さん、お集まりください。この街ではなかなかお目にかかれない、上質なポーションや魔法ポーション。持ち運びや収納にも困らない、竈に代わる王都の新しい魔道具の魔コンロ。そして、夜道でも明るく照らすことのできる魔道具の懐中魔灯。どれも王都のエチゴヤでしか手に入らない優れものですよ!」
当初は、エチゴヤの商品に対して、無関心の方が多かった。しかし、試飲の列の方々や、列に興味を持って集まった人たちが、商品の説明に耳を傾けるようになった。そして、何と言っても私の卓越したスキル『弁舌』が自動的に発動し、一気に風向きが変わった。
「超純水を売ってくれ!彼女にプレゼントしたいんだ。」「おい、この魔コンロって使い方が分からないんだけど。」「うちのパーティは怪我人が多いからポーションを売ってくれ!」「おい、俺にも売ってくれよ。」「懐中魔灯か。欲しいな。」
今度は、会計を待つ人々の間に長蛇の列ができた。これには、私たちエチゴヤも予想外の展開だった。しかし、三人で協力し合って対応し、開始からわずか1時間30分で用意した商品が全て完売した。
「もう動けないにゃん。疲れたにゃあ...。」
「ミミ、初めての出店の対応だったけど、よく頑張ってくれたよ。ありがとう。」
そう言ってミミの頭を撫でてあげた。
「えへへ。」
「レイ様。私も頑張りましたよ。」
(あれ?リヨンさんがアピールしてくるのは、珍しいな。ああ。もしかして…。)
私は、ミミにしたようにリヨンさんの頭も優しく撫でてあげたのである。
「うふふ。」
「あっ、リヨンもやって貰っているにゃ!」
「ミミさんも私も頑張ったからですよ。」
「うん。そうにゃん。みんな頑張ったにゃん。」
「じゃあ、ご褒美に美味しい物を食べて帰りましょうか?」
私たちエチゴヤは、後片付けをして、三人仲良く食事して宿へ帰ったのであった…。
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