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第2章 初めての旅
第30話 ハマカゼ村(前編)
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◇ ハマカゼ村 ◇
私たちは港町ペルモートに向かう途中、ハマカゼ村という小さな集落に立ち寄った。片眼鏡の情報によると、この村には30軒ほどの家と70人ほどの住人しかいないという。村の外側には木製の柵がめぐらされており、魔物の襲撃から村人たちを守っているらしい。
ハマカゼ村の人々は、畑で作物を育てたり、狩りで獲物を捕まえたりして生活している。サムさんはこの村のことをよく知っていて、ペルモートに行くときにはいつも寄っては商売するのだ。村人たちはサムさんから、村では手に入らない珍しいものを買って、楽しく暮らしていると教えてくれた。
サムさんの勧めもあり、私たちはこの村で一晩過ごすことにした。
私はサムさんや村人たちに案内されて村長の家へ向かった。建ち並ぶ家屋は質素で木造のものばかりだった。村人たちはエルフ族と似て尖った耳を持っていたが、ユーリさんとは肌色が異なっていた。片眼鏡で調べると、彼らは「ダークエルフ族」という種族だと分かった。
村長の家は、村の出入口から最も遠い場所にあり、二階建ての一際大きな建物だったため、すぐに見つけられた。私たちは、まずは村長に挨拶することにした。
「村長さん、いますかな?」最初に声を掛けたのは、この村に詳しいサムさんである。
しばらくして、村長と見られる男性が姿を現した。男性は、ダークエルフ族の長を務めており、外見は30代くらいに見えるが、実際は200歳を遥かに超えていた。
「おぉ。あなたは行商人の…。今日は見慣れない方々もいるようですな。」
「私と一緒にペルモートまで同行してくれている商人のレイさんと、リヨンさんです。」
「突然のご訪問、失礼いたしました。私は駆け出しの商人、サカモト・レイと申します。」
「お若いながらも、しっかりとされた方の様ですな。私はハマカゼ村の村長、ガラフと申します。王都からの旅は大変だったでしょう。心から歓迎いたします。当村は、この通り旅人の目を引く物はありませんが、ゆっくりとお寛ぎください。」
「ありがとうございます。」
「そうそう、ご客人。申し訳ないのですが、この村には宿屋がないのです。今夜は大したおもてなしはできませんが、私たちの家でお休みいただければと思います。」
「ありがとうございます。お世話になります。」
私は二階の一室を借りることになり、身体を蒸しタオルで拭ったり、旅の道具の手入れをしながら時間を過ごしていた。
「おーい!レイさん、降りて来て下さい!」
窓の外からサムさんの声が聞こえた。私は窓から顔を出して返事をした。
私は村長の家から外に出ると、そこには村長やサムさん、村人たちが火を囲んで酒盛りをしていた。
私はサムさんに招かれて火のそばに座った。リヨンさんは手伝いに行っていて、村の女性たちと一緒に料理しているようだった。村長や村の男性たちは既に酔っ払っていて、私もその輪に加わった。彼らは私たち旅人を歓迎するために特別な席を用意してくれたようだった。
「ミザーリア!お酒を持ってきてくれ!」ガラフさんは近くにいる娘さんに声をかけた。
そして、お酒を持って現れたのは、容姿の美しいダークエルフの女性だった。スタイル抜群の彼女は、前掛け姿のために、着衣がちょうど隠れて露出が多く見えており、大変色っぽい印象を受けた。
「初めまして、ミザーリアです。素敵なお客さんね!いらっしゃい。」
「私はサカモト・レイと申します。今日はお世話になります。」
「あ、そうそう。うちには最近、居候がいるんですよ。紹介しておきましょうか。ミミよ!」
「はいにゃ!」
村長に呼ばれて現れたのは、猫耳を持つ女性だった。彼女は亜人種のようで、容姿はほとんど人間と同じだが、猫のような耳としっぽが特徴的だった。彼女もリヨンさんやミザーリアさんに並ぶほどに美しく、自然に目を奪われてしまう。
(ミミか...。うちの黒猫と同じ名前だな。)
「この子は、少し前に森で見つかり、村の者が保護して連れてきたのです。以前の主人とは離ればなれになってしまったようで、かわいそうなので面倒を見ています。」
「にゃー!あなたは…!ご主人様にゃ!ご主人様~!」
「えっ!?」
猫娘のミミさんが突然私に抱きついてきた。私は突然のことに驚き、受け止めきれずに倒れてしまう。
「レイ様、大丈夫ですか!あなた、レイ様から離れなさい!!」
「嫌にゃ!にゃんのご主人様にゃ!」
「これ、ミミや。お客様に失礼だろう。少し落ち着きなさい。」
ガラフさんの一言に猫娘のミミさんも我に返った様子である。
「ごめんなさいにゃ。」
(ミミと言う名でご主人様?まさかね…。)
私は、この猫娘さんが気になり、片眼鏡で情報をチェックしてみた。
- 名前:ミミ
- 性別:女性
- 年齢:17歳
- 種族:猫神族(神獣)
- 職業:無職 (迷い人)
- 能力:爪や牙での攻撃、音波攻撃、魔法など。
- 特徴:サカモト・レイの飼い猫が異世界に来て神獣となった。人間の姿をしているが、猫の耳としっぽがあるのが特徴。好奇心旺盛で甘えん坊。主人に忠実で懐いている。
(うそだろ!?これはつまり、目の前にいる猫耳の少女は、俺が飼ってた黒猫のミミなのか!明らかに外見が違うけど…。)
驚愕すべき事実であるが、片眼鏡は神器であるため、この情報は正確であると断言せざるを得ない。
私は、かつて日本で唯一の家族だったミミが無事であることを知り、喜びが込み上げた。
(それにしてもあのミミがこんなに美しい女性に変わっているとは驚きだ。しかも神獣とはね…。)
タイゲンさんの話によれば、神力を持たなければ異世界間の移動は困難とのことなので、ミミが神獣であるならば理解できる話だ。
「ミミ、君は日本にいた時の黒猫のミミだったんだね。しかし、君と同じで、私も見た目が日本の頃とは変わってしまった。どうしてわかったんだい?」
「んー…。ご主人様の匂いかにゃ。匂いは昔のままだにゃ。」
(匂い?そんなもので人物を特定できるのだろうか?)
「クンクン」と反射的に自分の身体が臭わないか確かめてしまうが、正直わからない。
「レイさんでしたかな?ミミが言っていることは誠の話ですかな?あなたが主人なのだとか。」
「ええ。私も大変驚いておりますが、本当です。実を言いますと、私は迷い人でしてね。ミミは、私がこの世界にくる前に共に過ごしていた家族のような存在でした。」
「レイさんは迷い人でしたか…。ということは、ミミも迷い人だったのですな。ミミには身寄りもなく、一人きりでしたので、不憫に思っていたのです。ですが、主人が見つかって本当に良かった。ミミのことをお願いしますね。」
「えっ?ちょっと…」
「はて、何か問題でもありましたかな?」
「あっ、いえ。問題ありません。」
「わーい!やったにゃん。ご主人様とまた一緒にいられるにゃん。」
ミミは、喜びのあまり私に抱きついてきた。
(色々柔らかい感触が…。)
「こら、ミミさん。レイ様にくっつき過ぎですよ!離れてください!!」
「嫌にゃん!あなた、もしかしてご主人様の女なのかにゃ?」
「いえ、そんな…私などが恐れ多い…。」
「なら、問題ないのにゃ。」
「くっ…。」
(リヨンさんの表情が少し恐い…。なんか成り行きでミミを引き取ることになってしまった。しかし、元々は俺が世話していた訳なので、こちらでもちゃんと面倒みないとな。そうなると養えるだけの資金は必要になるだろう。)
そう思うと、改めて頑張らないといけないなと感じたのであった。
このまま、村長や村人たちと賑やかな宴会が始まった。日は完全に落ちたが、焚き火の明かりや、独自に改良した懐中魔灯の効果で周囲は充分な灯りに包まれていた。
男たちは飲んで騒いで、女たちは歌ったり踊ったりしながら会は大盛況となっていた。ダークエルフ族の方々は、心優しい方が多く、他種族である私やリヨンさんも次第に打ち解けて仲良く話すようになっていた。
「レイさん…ほら飲んで~!」
「もう飲めましぇん。」
私は、この世界にやってきて初めて宴会に参加した。日本ではあまり得意では無かった人との交流だったが、とても楽しいと感じていた。笑顔の絶えない村人たちに囲まれて、酔いつぶれるまで、楽しく過ごしたのであった…。
― to be continued ―
私たちは港町ペルモートに向かう途中、ハマカゼ村という小さな集落に立ち寄った。片眼鏡の情報によると、この村には30軒ほどの家と70人ほどの住人しかいないという。村の外側には木製の柵がめぐらされており、魔物の襲撃から村人たちを守っているらしい。
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「村長さん、いますかな?」最初に声を掛けたのは、この村に詳しいサムさんである。
しばらくして、村長と見られる男性が姿を現した。男性は、ダークエルフ族の長を務めており、外見は30代くらいに見えるが、実際は200歳を遥かに超えていた。
「おぉ。あなたは行商人の…。今日は見慣れない方々もいるようですな。」
「私と一緒にペルモートまで同行してくれている商人のレイさんと、リヨンさんです。」
「突然のご訪問、失礼いたしました。私は駆け出しの商人、サカモト・レイと申します。」
「お若いながらも、しっかりとされた方の様ですな。私はハマカゼ村の村長、ガラフと申します。王都からの旅は大変だったでしょう。心から歓迎いたします。当村は、この通り旅人の目を引く物はありませんが、ゆっくりとお寛ぎください。」
「ありがとうございます。」
「そうそう、ご客人。申し訳ないのですが、この村には宿屋がないのです。今夜は大したおもてなしはできませんが、私たちの家でお休みいただければと思います。」
「ありがとうございます。お世話になります。」
私は二階の一室を借りることになり、身体を蒸しタオルで拭ったり、旅の道具の手入れをしながら時間を過ごしていた。
「おーい!レイさん、降りて来て下さい!」
窓の外からサムさんの声が聞こえた。私は窓から顔を出して返事をした。
私は村長の家から外に出ると、そこには村長やサムさん、村人たちが火を囲んで酒盛りをしていた。
私はサムさんに招かれて火のそばに座った。リヨンさんは手伝いに行っていて、村の女性たちと一緒に料理しているようだった。村長や村の男性たちは既に酔っ払っていて、私もその輪に加わった。彼らは私たち旅人を歓迎するために特別な席を用意してくれたようだった。
「ミザーリア!お酒を持ってきてくれ!」ガラフさんは近くにいる娘さんに声をかけた。
そして、お酒を持って現れたのは、容姿の美しいダークエルフの女性だった。スタイル抜群の彼女は、前掛け姿のために、着衣がちょうど隠れて露出が多く見えており、大変色っぽい印象を受けた。
「初めまして、ミザーリアです。素敵なお客さんね!いらっしゃい。」
「私はサカモト・レイと申します。今日はお世話になります。」
「あ、そうそう。うちには最近、居候がいるんですよ。紹介しておきましょうか。ミミよ!」
「はいにゃ!」
村長に呼ばれて現れたのは、猫耳を持つ女性だった。彼女は亜人種のようで、容姿はほとんど人間と同じだが、猫のような耳としっぽが特徴的だった。彼女もリヨンさんやミザーリアさんに並ぶほどに美しく、自然に目を奪われてしまう。
(ミミか...。うちの黒猫と同じ名前だな。)
「この子は、少し前に森で見つかり、村の者が保護して連れてきたのです。以前の主人とは離ればなれになってしまったようで、かわいそうなので面倒を見ています。」
「にゃー!あなたは…!ご主人様にゃ!ご主人様~!」
「えっ!?」
猫娘のミミさんが突然私に抱きついてきた。私は突然のことに驚き、受け止めきれずに倒れてしまう。
「レイ様、大丈夫ですか!あなた、レイ様から離れなさい!!」
「嫌にゃ!にゃんのご主人様にゃ!」
「これ、ミミや。お客様に失礼だろう。少し落ち着きなさい。」
ガラフさんの一言に猫娘のミミさんも我に返った様子である。
「ごめんなさいにゃ。」
(ミミと言う名でご主人様?まさかね…。)
私は、この猫娘さんが気になり、片眼鏡で情報をチェックしてみた。
- 名前:ミミ
- 性別:女性
- 年齢:17歳
- 種族:猫神族(神獣)
- 職業:無職 (迷い人)
- 能力:爪や牙での攻撃、音波攻撃、魔法など。
- 特徴:サカモト・レイの飼い猫が異世界に来て神獣となった。人間の姿をしているが、猫の耳としっぽがあるのが特徴。好奇心旺盛で甘えん坊。主人に忠実で懐いている。
(うそだろ!?これはつまり、目の前にいる猫耳の少女は、俺が飼ってた黒猫のミミなのか!明らかに外見が違うけど…。)
驚愕すべき事実であるが、片眼鏡は神器であるため、この情報は正確であると断言せざるを得ない。
私は、かつて日本で唯一の家族だったミミが無事であることを知り、喜びが込み上げた。
(それにしてもあのミミがこんなに美しい女性に変わっているとは驚きだ。しかも神獣とはね…。)
タイゲンさんの話によれば、神力を持たなければ異世界間の移動は困難とのことなので、ミミが神獣であるならば理解できる話だ。
「ミミ、君は日本にいた時の黒猫のミミだったんだね。しかし、君と同じで、私も見た目が日本の頃とは変わってしまった。どうしてわかったんだい?」
「んー…。ご主人様の匂いかにゃ。匂いは昔のままだにゃ。」
(匂い?そんなもので人物を特定できるのだろうか?)
「クンクン」と反射的に自分の身体が臭わないか確かめてしまうが、正直わからない。
「レイさんでしたかな?ミミが言っていることは誠の話ですかな?あなたが主人なのだとか。」
「ええ。私も大変驚いておりますが、本当です。実を言いますと、私は迷い人でしてね。ミミは、私がこの世界にくる前に共に過ごしていた家族のような存在でした。」
「レイさんは迷い人でしたか…。ということは、ミミも迷い人だったのですな。ミミには身寄りもなく、一人きりでしたので、不憫に思っていたのです。ですが、主人が見つかって本当に良かった。ミミのことをお願いしますね。」
「えっ?ちょっと…」
「はて、何か問題でもありましたかな?」
「あっ、いえ。問題ありません。」
「わーい!やったにゃん。ご主人様とまた一緒にいられるにゃん。」
ミミは、喜びのあまり私に抱きついてきた。
(色々柔らかい感触が…。)
「こら、ミミさん。レイ様にくっつき過ぎですよ!離れてください!!」
「嫌にゃん!あなた、もしかしてご主人様の女なのかにゃ?」
「いえ、そんな…私などが恐れ多い…。」
「なら、問題ないのにゃ。」
「くっ…。」
(リヨンさんの表情が少し恐い…。なんか成り行きでミミを引き取ることになってしまった。しかし、元々は俺が世話していた訳なので、こちらでもちゃんと面倒みないとな。そうなると養えるだけの資金は必要になるだろう。)
そう思うと、改めて頑張らないといけないなと感じたのであった。
このまま、村長や村人たちと賑やかな宴会が始まった。日は完全に落ちたが、焚き火の明かりや、独自に改良した懐中魔灯の効果で周囲は充分な灯りに包まれていた。
男たちは飲んで騒いで、女たちは歌ったり踊ったりしながら会は大盛況となっていた。ダークエルフ族の方々は、心優しい方が多く、他種族である私やリヨンさんも次第に打ち解けて仲良く話すようになっていた。
「レイさん…ほら飲んで~!」
「もう飲めましぇん。」
私は、この世界にやってきて初めて宴会に参加した。日本ではあまり得意では無かった人との交流だったが、とても楽しいと感じていた。笑顔の絶えない村人たちに囲まれて、酔いつぶれるまで、楽しく過ごしたのであった…。
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