ある1人の復讐劇

カサカサ

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第1の復讐劇

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復讐するにもどいつから殺せばいいか…
そうだ、1番力のないCからにしよう。
悠生はスマホを取り出し電話帳を開く。決して自分からかけることはないだろうと思っていた番号をタッチする。
プルルルッガチャ

「んだよ?お前から電話なんて珍しいじゃねえか」

「いやぁ、少し用事がありまして…」

「ちょうどよかった。俺もお前に用があったんだよ。色々とあってイライラしてんだよ…ここまで言えばわかるよなぁ?」

「はい、いつも通りの額でいいですか?」

「あぁよろしく頼むよ、いつもの公園で23時にな」

電話がきれた
ちょうどいいな…今日殺してやる。


「チッ、おっせーなアイツ」

ドスッ
急に後頭部に強い打撃をくらいそのままCは倒れ込んだ。


「うーん、ん?どこだここ?」

「やっと目が覚めたんですか…」

「んだよ!悠生何のつもりだ!?」

椅子に固定され身動きが取れないでいた。

「一つ質問します。真奈についてどう思いますか?」 

「真奈?あぁアイツか、まったくイジメられたぐらいで自殺すんなよな。お陰でこっちが迷惑だぜ…」

「そうですか…………このクズがっ」

そう言って悠生は手に持っていたナイフを太ももに突き立てる。
グサッ

「イッテェ、何しやがんだよ」

「少しは真奈の気持ちがわかりましたか?Cお前はこれの何倍も辛い事を真奈にずっとやってきたんですよ。」

Cは自分の置かれている状況をやっと理解した。

「う、嘘だよなぁ悠生?な、なぁ真奈の事は悪かった…だから助けてくれ、な、頼むよ」

「何を言ってるんです?お前達は真奈がやめてって言ってやめたか?やめてないよな。助けてって言って助けたか?助けてないよな。だからお前が助けを求める権利はねぇよ」

そう言って悠生は何度も何度も同じところにナイフを刺し続けた。刺すたびにCが悲鳴をあげる。 

「だずげで…ぐだざい…おねがいじまず。だずげで…ぐだざい…」

「あーもー五月蝿いなぁ、クズの分際で。何かもう飽きたわ、死ねよ」

ナイフを高らかに振り上げCの心臓に思いっ切り突き刺した。

「ぐぶぁっ、だずげで…ぐだざい……だず…げでぐだ……ざい………だず……げ………で」

「あーあぁ、死んじゃった………………まったくつまらないなぁ」

悠生は上を見上げる

「真奈、待っててね。すぐに他の奴らも血祭りに上げてやるから」

悠生の右腕は返り血で真紅に染まっていた。
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