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第9章 ドワーフ婚姻試練
第301話 脱ぎたてパンツ
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「じゃあ、エリー、ポピー、ロレッタちゃんの三名は、子供たちを頼む。何かあればエリザベスに相談してくれ」
「はーい。ハー君、頑張るねー」
「了解しましたー」
初授業という事で、三人に声を掛けたんだけど、ロレッタちゃんだけは顔を赤らめたままで、無言だった。
やはりさっきのが色々まずかったのだろうか……って、やたらとスカートを気にしているけど、まさかパンツを履いていない!?
あの温かいパンツが脱ぎたてだとして、替えの下着を履きに行っていないのか!?
とりあえず急いで部屋に戻るように言おうとしたところで、
「では、ここからは私、パメラ先生に任せてっ! さぁ三人とも。私の学校へ行くわよっ!」
どこからともなくパメラが現れ、子供たちと三人を強引に連れて行ってしまった。
まぁ、まだ村の子供達には開放していなくて、この屋敷にいる幼女たちだけが対象だから、大丈夫だとは思うけど……大丈夫だよな!?
周囲にユーリヤを含め、誰も居なくなったので、ポケットに入れていたロレッタの脱ぎたてパンツを取り出し、ちょっとだけ……ちょっとだけクンカクンカしてみようと思った所で、
「ヘンリー。待たせたな! 超特急で依頼されたマジックアイテムを完成させたぞ!」
「おぉぉぉっ!? ……と、父さんか。あ、ありがとう」
「中々大変でしたが、大丈夫だと思います」
父さんとクレアが現れた。
「ん? ヘンリー、今何か白い物をポケットに仕舞わなかったか?」
「え!? あ、あぁ、ハンカチだよ。ハンカチ。じゃあ、マジックアイテムも完成した事だし、早速エルフの村へ行って、出発日を調整してくるよ」
「そうだな。是非、そう願いたい。流石にこの歳になって完徹は辛いから、少しだけ仮眠してくる。また後で起こしてくれ」
そう言って、父さんが自室へと戻って行く。
良かった。ロレッタちゃんのパンツをクンカクンカしようとしていた事はバレていないみたいだ。
「ヘンリー様……」
「クレアもお疲れ様。クレアも徹夜だったのか?」
「いえ、私は早朝に起きて、完成後の試験を担当していたので、睡眠はちゃんと取っています」
「そうか。でも、何にせよ、ありがとう。急な依頼に対応してくれて」
「いえいえ。それよりヘンリー様。どうぞ、こちらをお納めください」
そう言って、クレアが俺の手にピンク色の温かい布を置く。
……嫌な予感がしながらも、それが何かと確認し、
「クレア……これは?」
「私がいます脱いだばかりのパンツです。どうぞ、お好きなだけ嗅いでください」
「ちょ、ちょっと待った! どうして俺がそんな事を……」
「ヘンリー様。お義父さんは気付かなかったようですが、私はしっかりパンツをポケットへ入れるところを見ています。それに私はヘンリー様の妻ですし、パンツくらいいくらでも提供いたしますよ。それに、私としては妻なのですから、パンツだけとは言わず、ダイレクトに……って、あら? ヘンリー様!? ヘンリー様っ!?」
クレアの脱ぎたてパンツを手に、思わず逃げ出してしまった。
くっ……今まで領主として頑張っていたのに、ここへ来て些細なミスで変態の烙印を押されてしまうのかっ!
『あの、今までも既に変態と認識されているも思いますよ? 手遅れかと』
(アオイは俺の事を一から十まで知っているからそう思えるかもしれないけど、他のメンバーはきっと俺の事を尊敬の眼差しで見ていたと思うんだ。その俺のイメージが崩れてしまったんだぞ!?)
『あの、私以外の女性陣も、皆気付いていると思いますよ。特に、胸とか凝視されたら、秒で分かりますし』
アオイがよく分からない事を言っているけれど、それはさて置き、一人でエルフの村へと瞬間移動する。
気持ちを切り替え、ダークエルフの長であるヨセフィーナさんの元へ。
「ヨセフィーナさん。先日話したマーメイドの件なんですが、一先ず水の中で呼吸出来る方法を得たので、都合の良い時に案内して欲しいのですが」
「おぉ、流石は婿殿。人間でありながら、水中での呼吸を可能にしてくるとは。では、早速行こう。早めに既成事実を作っておきたいからな」
「ん? ヨセフィーナさん、既成事実とは?」
「おっと、何でもない。では、私の女カティを連れて行っておくれ。場所はカティに教えてあるから」
そう言って、ヨセフィーナさんが奥に消え、少し待つとカティを連れて来て……って、既に水着だとっ!?
しかも、おっぱいが零れ落ちそうな程強調された、水着じゃなくて紐じゃないのか!? という、激しく際どい格好だ。
「ヘンリーさん。どうぞ、末長く宜しくお願い致しますね」
「こちらこそ……って、末長く? まぁもちろんエルフの村とは仲良くしたいと思っているけど」
「婿殿。細かい事は気にせんで良い。では、行って参るが良い」
何故か、随分と急かされ、後日出発予定のつもりだったのだが、今からマーメイドの所へ行く事になってしまった。
「はーい。ハー君、頑張るねー」
「了解しましたー」
初授業という事で、三人に声を掛けたんだけど、ロレッタちゃんだけは顔を赤らめたままで、無言だった。
やはりさっきのが色々まずかったのだろうか……って、やたらとスカートを気にしているけど、まさかパンツを履いていない!?
あの温かいパンツが脱ぎたてだとして、替えの下着を履きに行っていないのか!?
とりあえず急いで部屋に戻るように言おうとしたところで、
「では、ここからは私、パメラ先生に任せてっ! さぁ三人とも。私の学校へ行くわよっ!」
どこからともなくパメラが現れ、子供たちと三人を強引に連れて行ってしまった。
まぁ、まだ村の子供達には開放していなくて、この屋敷にいる幼女たちだけが対象だから、大丈夫だとは思うけど……大丈夫だよな!?
周囲にユーリヤを含め、誰も居なくなったので、ポケットに入れていたロレッタの脱ぎたてパンツを取り出し、ちょっとだけ……ちょっとだけクンカクンカしてみようと思った所で、
「ヘンリー。待たせたな! 超特急で依頼されたマジックアイテムを完成させたぞ!」
「おぉぉぉっ!? ……と、父さんか。あ、ありがとう」
「中々大変でしたが、大丈夫だと思います」
父さんとクレアが現れた。
「ん? ヘンリー、今何か白い物をポケットに仕舞わなかったか?」
「え!? あ、あぁ、ハンカチだよ。ハンカチ。じゃあ、マジックアイテムも完成した事だし、早速エルフの村へ行って、出発日を調整してくるよ」
「そうだな。是非、そう願いたい。流石にこの歳になって完徹は辛いから、少しだけ仮眠してくる。また後で起こしてくれ」
そう言って、父さんが自室へと戻って行く。
良かった。ロレッタちゃんのパンツをクンカクンカしようとしていた事はバレていないみたいだ。
「ヘンリー様……」
「クレアもお疲れ様。クレアも徹夜だったのか?」
「いえ、私は早朝に起きて、完成後の試験を担当していたので、睡眠はちゃんと取っています」
「そうか。でも、何にせよ、ありがとう。急な依頼に対応してくれて」
「いえいえ。それよりヘンリー様。どうぞ、こちらをお納めください」
そう言って、クレアが俺の手にピンク色の温かい布を置く。
……嫌な予感がしながらも、それが何かと確認し、
「クレア……これは?」
「私がいます脱いだばかりのパンツです。どうぞ、お好きなだけ嗅いでください」
「ちょ、ちょっと待った! どうして俺がそんな事を……」
「ヘンリー様。お義父さんは気付かなかったようですが、私はしっかりパンツをポケットへ入れるところを見ています。それに私はヘンリー様の妻ですし、パンツくらいいくらでも提供いたしますよ。それに、私としては妻なのですから、パンツだけとは言わず、ダイレクトに……って、あら? ヘンリー様!? ヘンリー様っ!?」
クレアの脱ぎたてパンツを手に、思わず逃げ出してしまった。
くっ……今まで領主として頑張っていたのに、ここへ来て些細なミスで変態の烙印を押されてしまうのかっ!
『あの、今までも既に変態と認識されているも思いますよ? 手遅れかと』
(アオイは俺の事を一から十まで知っているからそう思えるかもしれないけど、他のメンバーはきっと俺の事を尊敬の眼差しで見ていたと思うんだ。その俺のイメージが崩れてしまったんだぞ!?)
『あの、私以外の女性陣も、皆気付いていると思いますよ。特に、胸とか凝視されたら、秒で分かりますし』
アオイがよく分からない事を言っているけれど、それはさて置き、一人でエルフの村へと瞬間移動する。
気持ちを切り替え、ダークエルフの長であるヨセフィーナさんの元へ。
「ヨセフィーナさん。先日話したマーメイドの件なんですが、一先ず水の中で呼吸出来る方法を得たので、都合の良い時に案内して欲しいのですが」
「おぉ、流石は婿殿。人間でありながら、水中での呼吸を可能にしてくるとは。では、早速行こう。早めに既成事実を作っておきたいからな」
「ん? ヨセフィーナさん、既成事実とは?」
「おっと、何でもない。では、私の女カティを連れて行っておくれ。場所はカティに教えてあるから」
そう言って、ヨセフィーナさんが奥に消え、少し待つとカティを連れて来て……って、既に水着だとっ!?
しかも、おっぱいが零れ落ちそうな程強調された、水着じゃなくて紐じゃないのか!? という、激しく際どい格好だ。
「ヘンリーさん。どうぞ、末長く宜しくお願い致しますね」
「こちらこそ……って、末長く? まぁもちろんエルフの村とは仲良くしたいと思っているけど」
「婿殿。細かい事は気にせんで良い。では、行って参るが良い」
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