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第8章 ヴァロン王国遠征
第241話 美少女ハーレム
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ジャンの指示に従い、まだ明るいのに足を止められる事となってしまったので、久々にニーナと訓練する事になった。
というのも、ドロシーに実践訓練をしようと思っていたら、「これ以上激しくされたら、どうなるか分からないッス」という、よく分からない理由で断られてしまったからなのだが。
「隊長さん。ボクが完全復活してから訓練してもらうのは初めてですよね?」
「あれ? そうだっけ? とはいえ、ニーナの剣は何度か見せてもらっているはずだけど」
「そうですね。でも、やっぱり直接隊長さんと剣を交えたいじゃないですか。勝てないのは分かっているけど、胸を貸してもらいますねっ!」
いや、むしろ胸を貸して欲しいのは俺の方なんだが。
その大きなGランクの胸を越える者には、未だに会った事が無いしね。
……っと、ふざけていると怒られそうなので、早速具現化魔法で刃の無い剣を二本作り、一本をニーナに渡す。
「じゃあ、久しぶりにやるか」
「お願いします!」
宿泊する事にした宿の庭で、俺とニーナが対峙すると、ドロシーとプリシラに、クレアが真剣な様子で、ジット俺たちを見ている。
一方、ユーリヤはお菓子を与えたので、ベンチに座って大人しくキャンディを舐めている。
ニーナ、せめてユーリヤがキャンディを舐め終わるまでは、持ちこたえてくれよなっ!
「隊長っ! 行きますっ!」
「どこからでも、かかって来い!」
ニーナが下段に剣を構え、真っ直ぐに突っ込んできた。
ちなみに、大きな胸は殆ど揺れていない。
「剣技――飄風剣!」
おっと、初手から剣技を繰り出してきた。
魔法系クラスのため、俺には使えない剣技を使えるニーナが羨ましい。
だが、自分では使えないものの、この剣技は知っているんだよ。
つむじ風のように、下から上にすくい上げるように、かつ回転を加えて斬り上げ、仮に防御されたとしても相手を浮かせる技なんだけど、受け手に力があれば技を潰せてしまう。
こんな風に。
「とぉっ!」
ニーナが剣を振り上げた所を、上から叩き潰すようにして、剣を振るう。
俺とニーナで、そもそも腕力に差がある上に、振り下ろす力と振りあげる力では、当然振り下ろす力の方が強い。
結果、ニーナの剣が地面に叩きつけられる。
ニーナは地面にめり込んだ剣を手を離して捨てれば良かったのだが、必死に抜こうとしているで、
「た、隊長っ! ま、真面目にやってくださいよーっ!」
「いや、俺は大真面目だが?」
「で、でも、だったら、どうしてボクの……そ、その、胸を……」
「前にも言っただろ? ニーナの胸は目立つ。なので、当然狙われる。その狙われた時に、動じない為の訓練だっ!」
「そ、そんなぁー」
ニーナは不満そうにしているけれど、そもそも剣を離さなかった時点で、実戦なら斬られているからね?
その代わりに、おっぱいを揉まれるだけで済んでいるのだから、命拾いしていると思って欲しいんだけど。
ちなみに、ニーナの剣を叩きつけた時点で、ちゃんと計算しており、ユーリヤには俺の背中しか見えないように少し身体を動かしている。
これで、ユーリヤには俺が何をしているか分からないはずで、悪影響を与えていないハズだっ!
「ニーナ。いいなぁ……」
「えっ!? ドロシー……貴方、今何と言ったのです?」
「えぇっ!? な、何もっ!? 何も言ってないッス! 本当ッス!」
ニーナの胸を触っていたらドロシーの呟きが聞こえてきた。
その気持ちは俺も分かる。
本当は俺だって、剣技を使えるものなら使いたいしね。
だけど、ドロシーは俺と違って魔法クラスではないので、まだ可能性があるはずだ。
気配を読めるようになったら、ジェーンに巨乳剣術の指南を頼んでみよう。
『ヘンリーさんは、時々……いえ、かなり勿体無い事をしていますよね』
(ん? 何がだ?)
『いえ、もう良いんです。諦めましたから。それより、そろそろニーナさんの胸を触るのは止めてあげたらどうですか? プリシラさんの視線が物凄く厳しくなってますよ?』
アオイに言われて少し視線を動かすと……何故か、物凄く怒ってる!?
あれ? 一瞬、好感度が上がったと思ったのに、ダダ下がり!?
「あー、こほん。では、今日の特訓は、この辺で終わろうか」
「ふぇ? 隊長さん、調子でも悪いんですか? 今までの経験からすると、稽古をつけてくれる時は、いつもボクの胸をもっともーっと長い時間触るのに」
「ち、違うぞっ! それはニーナの胸が気持ち良過ぎる……じゃなくて、いつもと同じくらいだってば。というか今日も、これまでのも、ちゃんと意味のある訓練だからな!?」
突き刺さるようなプリシラの視線に怯えながらも、必死でニーナの話を誤魔化していると、それとは全く違う、熱い視線が向けられていた。
「あ、あの……今のも。今のも特訓なんでしょうかっ!」
「ジャン? もちろん特訓だけど?」
「な、なんと……ボクっ娘、ドM少女、ツンデレ少女、従順少女に褐色美幼女……よく見たら、美少女ハーレムじゃないですかぁぁぁっ! 羨ましいぃぃぃっ!」
ボクっ娘と褐色美幼女は、ニーナとユーリヤだと分かるが、後は誰の事だろうか。
もしかして、ツンデレはプリシラの事か? 違うぞ? プリシラはツンだけだからな?
内心でジャンに突っ込みを入れていると、
「にーに。はーれむってなーに?」
キャンディを食べ終えたユーリヤが、俺の傍で服を引っ張りながら、小さな顔を見上げて聞いてくる。
可愛いユーリヤに、余計な言葉を教えるなよぉぉぉっ!
というのも、ドロシーに実践訓練をしようと思っていたら、「これ以上激しくされたら、どうなるか分からないッス」という、よく分からない理由で断られてしまったからなのだが。
「隊長さん。ボクが完全復活してから訓練してもらうのは初めてですよね?」
「あれ? そうだっけ? とはいえ、ニーナの剣は何度か見せてもらっているはずだけど」
「そうですね。でも、やっぱり直接隊長さんと剣を交えたいじゃないですか。勝てないのは分かっているけど、胸を貸してもらいますねっ!」
いや、むしろ胸を貸して欲しいのは俺の方なんだが。
その大きなGランクの胸を越える者には、未だに会った事が無いしね。
……っと、ふざけていると怒られそうなので、早速具現化魔法で刃の無い剣を二本作り、一本をニーナに渡す。
「じゃあ、久しぶりにやるか」
「お願いします!」
宿泊する事にした宿の庭で、俺とニーナが対峙すると、ドロシーとプリシラに、クレアが真剣な様子で、ジット俺たちを見ている。
一方、ユーリヤはお菓子を与えたので、ベンチに座って大人しくキャンディを舐めている。
ニーナ、せめてユーリヤがキャンディを舐め終わるまでは、持ちこたえてくれよなっ!
「隊長っ! 行きますっ!」
「どこからでも、かかって来い!」
ニーナが下段に剣を構え、真っ直ぐに突っ込んできた。
ちなみに、大きな胸は殆ど揺れていない。
「剣技――飄風剣!」
おっと、初手から剣技を繰り出してきた。
魔法系クラスのため、俺には使えない剣技を使えるニーナが羨ましい。
だが、自分では使えないものの、この剣技は知っているんだよ。
つむじ風のように、下から上にすくい上げるように、かつ回転を加えて斬り上げ、仮に防御されたとしても相手を浮かせる技なんだけど、受け手に力があれば技を潰せてしまう。
こんな風に。
「とぉっ!」
ニーナが剣を振り上げた所を、上から叩き潰すようにして、剣を振るう。
俺とニーナで、そもそも腕力に差がある上に、振り下ろす力と振りあげる力では、当然振り下ろす力の方が強い。
結果、ニーナの剣が地面に叩きつけられる。
ニーナは地面にめり込んだ剣を手を離して捨てれば良かったのだが、必死に抜こうとしているで、
「た、隊長っ! ま、真面目にやってくださいよーっ!」
「いや、俺は大真面目だが?」
「で、でも、だったら、どうしてボクの……そ、その、胸を……」
「前にも言っただろ? ニーナの胸は目立つ。なので、当然狙われる。その狙われた時に、動じない為の訓練だっ!」
「そ、そんなぁー」
ニーナは不満そうにしているけれど、そもそも剣を離さなかった時点で、実戦なら斬られているからね?
その代わりに、おっぱいを揉まれるだけで済んでいるのだから、命拾いしていると思って欲しいんだけど。
ちなみに、ニーナの剣を叩きつけた時点で、ちゃんと計算しており、ユーリヤには俺の背中しか見えないように少し身体を動かしている。
これで、ユーリヤには俺が何をしているか分からないはずで、悪影響を与えていないハズだっ!
「ニーナ。いいなぁ……」
「えっ!? ドロシー……貴方、今何と言ったのです?」
「えぇっ!? な、何もっ!? 何も言ってないッス! 本当ッス!」
ニーナの胸を触っていたらドロシーの呟きが聞こえてきた。
その気持ちは俺も分かる。
本当は俺だって、剣技を使えるものなら使いたいしね。
だけど、ドロシーは俺と違って魔法クラスではないので、まだ可能性があるはずだ。
気配を読めるようになったら、ジェーンに巨乳剣術の指南を頼んでみよう。
『ヘンリーさんは、時々……いえ、かなり勿体無い事をしていますよね』
(ん? 何がだ?)
『いえ、もう良いんです。諦めましたから。それより、そろそろニーナさんの胸を触るのは止めてあげたらどうですか? プリシラさんの視線が物凄く厳しくなってますよ?』
アオイに言われて少し視線を動かすと……何故か、物凄く怒ってる!?
あれ? 一瞬、好感度が上がったと思ったのに、ダダ下がり!?
「あー、こほん。では、今日の特訓は、この辺で終わろうか」
「ふぇ? 隊長さん、調子でも悪いんですか? 今までの経験からすると、稽古をつけてくれる時は、いつもボクの胸をもっともーっと長い時間触るのに」
「ち、違うぞっ! それはニーナの胸が気持ち良過ぎる……じゃなくて、いつもと同じくらいだってば。というか今日も、これまでのも、ちゃんと意味のある訓練だからな!?」
突き刺さるようなプリシラの視線に怯えながらも、必死でニーナの話を誤魔化していると、それとは全く違う、熱い視線が向けられていた。
「あ、あの……今のも。今のも特訓なんでしょうかっ!」
「ジャン? もちろん特訓だけど?」
「な、なんと……ボクっ娘、ドM少女、ツンデレ少女、従順少女に褐色美幼女……よく見たら、美少女ハーレムじゃないですかぁぁぁっ! 羨ましいぃぃぃっ!」
ボクっ娘と褐色美幼女は、ニーナとユーリヤだと分かるが、後は誰の事だろうか。
もしかして、ツンデレはプリシラの事か? 違うぞ? プリシラはツンだけだからな?
内心でジャンに突っ込みを入れていると、
「にーに。はーれむってなーに?」
キャンディを食べ終えたユーリヤが、俺の傍で服を引っ張りながら、小さな顔を見上げて聞いてくる。
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