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第2517話 平和な午後
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シンラたちが戻った後のシリウス君は、オヤツ前の5倍くらいは勢いを増して水を出している気がする。
いくら魔力の消費が抑えられているとはいえ、ある一定ラインを超えると、急激に魔力消費が大きくなるのに、そんなに無茶をしても大丈夫なのか心配になってしまう。
俺の無茶な魔法といえばメテオだけど、あれもラインを越えているのでかなりの魔力消費をしてしまう。それをするだけの価値はあって、あの魔法で街1つを簡単に吹き飛ばしている。
隕石ほどの速度は出せない分、質量でカバーしたような魔法だからな。
早くマッピングできるのはありがたいけど、無茶をさせてシリウス君が倒れた! なんてことになれば、俺は子どもたちに何を言われるか分からないから、本当に無理をしないで欲しい。
夕食を子どもたちが持って来てくれたら、シリウス君の活躍を教えてあげよう。
今のマッピング状況をカメラに収め、子どもたちが来たらマップ先生を見せて、どれだけ活躍したか見せてあげれば、それだけで子どもたちは褒めてくれるだろう。
排出限界以上の水が送り込まれているせいか、俺のコアルームを囲んでいる壁から外に出る道の水がえぐい事になっているのが分かる。
球状なので上に行けば行くほど水の勢いがなくなるはずなのだが、まったく関係ないと言わんばかりに、一番高い位置にある出口から、ダムの放水のように水があふれている。あまりにも勢いが強かったせいで、普通なら水がいかないであろう、上の階まで水が吹きあがっている。
これ、メグちゃんも一緒にいたら、更にすごい事になっていたんだろうな。あ~せめてダゴンでもいれば、もう少し楽ができたのに……あいつ呼ぶためには、途方もないDPが必要だから無理だな。
そういえば魔物のリポップは、Aランクまで変わらず24時にリポップするようだ。入ってくるDPの動きで何となくわかった事だ。
子どもたちがいなくなったので、映画の観賞を再開する。
シリーズ物で見ているので、4作目を見始めた。5作目は、夕食の時間にぶつかるので、さすがに見ながら食べるとなると、シルキーたちが怒るから……適当なグルメ番組でも流す準備をしておくかな。
特に何かがあるわけでもなく、映画鑑賞をしているシリウス君が、ドキドキワクワクしている様子を観察しながら俺も一緒に映画を見ている。
シリウス君の感情で水の量が変わったりするのが面白かった。ドキッとすると瞬間的に大量に水が出るのだが、落ち着くまで水の量は減ったりする。他にもハラハラしていると、度合いによって水の強さが変わる。
特に車がすごいスピードで走って、爆発がどかどか起こるところでは、ドキッとした瞬間と同じくらいの量が出ていたのが興味深かった。
映画も終わり、グルメ番組に変えると、違う意味でテンションが上がってしまったシリウス君……特に、お肉の会ということで、育て方の紹介などが終わり、捌かれた牛肉が出てきた時の水の量は、過去一で多かったんじゃないだろうか?
俺はDPで出し続けているから、一定の量しか出せないけど、シリウス君のは魔法だからな……それにしても、感情であそこまで水の量が変わるんだから不思議だ。
怒りで色々なリミットが外れると、魔法の威力とかがあがったりすることがあるけど、またそれとは違う方法で威力があがるのは興味深い。消費量が前後で大して変わらないことを考えると、有効に使えれば便利な手段として確立できるのかな。
特に、土木工事何かは、命のやり取りの中で行われるものでは無いから、常に高いパフォーマンスを維持できる方法があるのであれば、かなり効率が上げられるのではないだろうか? そうすれば、負担が減るから重労働でも時間が短縮できるだろう。
まぁ、ここらへんはライムあたりに話をして、ディストピアで研究してもらいますかね。街の特性上、魔法を使える人が多くいるので、手の空いた人に給金を出して手伝ってもらう……ということが簡単にできるんだよね。便利だな。
厚い肉が焼かれる映像って、色んな意味で暴力的だよな……お昼も食べおやつも食べて、あまり動いていないのに、その絵を見るだけでお腹が空いてくるのだから不思議だ。
シリウス君を見れば、口の端から涎を垂らしている。
これは、ブラウニーたちにお願いする方がいいかな?
そんなことを考えていると、ブラウニーたちがコアルームで料理の準備を始めた。誰かが俺たちの様子を見ていたのだろう。鉄板を持ち出して、お肉も目の前に準備してくれたのだ。
俺は左手をコアルームの外に突き出して水を召喚しているので、俺はこの場で食べられるように工夫をしてもらった。シリウス君は水を操れるので、どこにいても問題な為、子どもたちの近くへ移動している。
心遣いが嬉しいね。ステーキだと自分で切らないといけないのだが、食べやすいようにサイコロステーキにしてくれたり、一口大にした食材を使ってくれるのでとても食べやすい。ご飯も片手で食べられるように、お皿の下に滑り止めがついている物を使ってくれている。
シンラたちは、ステーキよりハンバーグがいいみたいだな。ミーシャたちは、食べ応えのあるステーキの方がいいようだ。上の子と下の子で好みが分かれているな。
シンラたちがハンバーグを選ぶ理由は、多分肉汁だと思っている。あの子たちは、肉汁とソールがお皿に余ると、お米を投入して混ぜて食べるくらいだからな。食べ方自体は褒められないが、食べ方は綺麗なのでブラウニーたちも見逃している。
シンラたちはガツガツ食べるから汚いと思われがちだが、口の周りを汚してもお皿の上や机を最近は、ほとんど汚さないで食べるのだ。これで、お米とかをこぼしていたら、ブラウニーたちに怒られるけど、そういう事がないので問題なしとされている。
ちなみにシリウス君は、小さくなって食べていたのだが……自分より大きな肉の塊にかぶりついていたよ。
いくら魔力の消費が抑えられているとはいえ、ある一定ラインを超えると、急激に魔力消費が大きくなるのに、そんなに無茶をしても大丈夫なのか心配になってしまう。
俺の無茶な魔法といえばメテオだけど、あれもラインを越えているのでかなりの魔力消費をしてしまう。それをするだけの価値はあって、あの魔法で街1つを簡単に吹き飛ばしている。
隕石ほどの速度は出せない分、質量でカバーしたような魔法だからな。
早くマッピングできるのはありがたいけど、無茶をさせてシリウス君が倒れた! なんてことになれば、俺は子どもたちに何を言われるか分からないから、本当に無理をしないで欲しい。
夕食を子どもたちが持って来てくれたら、シリウス君の活躍を教えてあげよう。
今のマッピング状況をカメラに収め、子どもたちが来たらマップ先生を見せて、どれだけ活躍したか見せてあげれば、それだけで子どもたちは褒めてくれるだろう。
排出限界以上の水が送り込まれているせいか、俺のコアルームを囲んでいる壁から外に出る道の水がえぐい事になっているのが分かる。
球状なので上に行けば行くほど水の勢いがなくなるはずなのだが、まったく関係ないと言わんばかりに、一番高い位置にある出口から、ダムの放水のように水があふれている。あまりにも勢いが強かったせいで、普通なら水がいかないであろう、上の階まで水が吹きあがっている。
これ、メグちゃんも一緒にいたら、更にすごい事になっていたんだろうな。あ~せめてダゴンでもいれば、もう少し楽ができたのに……あいつ呼ぶためには、途方もないDPが必要だから無理だな。
そういえば魔物のリポップは、Aランクまで変わらず24時にリポップするようだ。入ってくるDPの動きで何となくわかった事だ。
子どもたちがいなくなったので、映画の観賞を再開する。
シリーズ物で見ているので、4作目を見始めた。5作目は、夕食の時間にぶつかるので、さすがに見ながら食べるとなると、シルキーたちが怒るから……適当なグルメ番組でも流す準備をしておくかな。
特に何かがあるわけでもなく、映画鑑賞をしているシリウス君が、ドキドキワクワクしている様子を観察しながら俺も一緒に映画を見ている。
シリウス君の感情で水の量が変わったりするのが面白かった。ドキッとすると瞬間的に大量に水が出るのだが、落ち着くまで水の量は減ったりする。他にもハラハラしていると、度合いによって水の強さが変わる。
特に車がすごいスピードで走って、爆発がどかどか起こるところでは、ドキッとした瞬間と同じくらいの量が出ていたのが興味深かった。
映画も終わり、グルメ番組に変えると、違う意味でテンションが上がってしまったシリウス君……特に、お肉の会ということで、育て方の紹介などが終わり、捌かれた牛肉が出てきた時の水の量は、過去一で多かったんじゃないだろうか?
俺はDPで出し続けているから、一定の量しか出せないけど、シリウス君のは魔法だからな……それにしても、感情であそこまで水の量が変わるんだから不思議だ。
怒りで色々なリミットが外れると、魔法の威力とかがあがったりすることがあるけど、またそれとは違う方法で威力があがるのは興味深い。消費量が前後で大して変わらないことを考えると、有効に使えれば便利な手段として確立できるのかな。
特に、土木工事何かは、命のやり取りの中で行われるものでは無いから、常に高いパフォーマンスを維持できる方法があるのであれば、かなり効率が上げられるのではないだろうか? そうすれば、負担が減るから重労働でも時間が短縮できるだろう。
まぁ、ここらへんはライムあたりに話をして、ディストピアで研究してもらいますかね。街の特性上、魔法を使える人が多くいるので、手の空いた人に給金を出して手伝ってもらう……ということが簡単にできるんだよね。便利だな。
厚い肉が焼かれる映像って、色んな意味で暴力的だよな……お昼も食べおやつも食べて、あまり動いていないのに、その絵を見るだけでお腹が空いてくるのだから不思議だ。
シリウス君を見れば、口の端から涎を垂らしている。
これは、ブラウニーたちにお願いする方がいいかな?
そんなことを考えていると、ブラウニーたちがコアルームで料理の準備を始めた。誰かが俺たちの様子を見ていたのだろう。鉄板を持ち出して、お肉も目の前に準備してくれたのだ。
俺は左手をコアルームの外に突き出して水を召喚しているので、俺はこの場で食べられるように工夫をしてもらった。シリウス君は水を操れるので、どこにいても問題な為、子どもたちの近くへ移動している。
心遣いが嬉しいね。ステーキだと自分で切らないといけないのだが、食べやすいようにサイコロステーキにしてくれたり、一口大にした食材を使ってくれるのでとても食べやすい。ご飯も片手で食べられるように、お皿の下に滑り止めがついている物を使ってくれている。
シンラたちは、ステーキよりハンバーグがいいみたいだな。ミーシャたちは、食べ応えのあるステーキの方がいいようだ。上の子と下の子で好みが分かれているな。
シンラたちがハンバーグを選ぶ理由は、多分肉汁だと思っている。あの子たちは、肉汁とソールがお皿に余ると、お米を投入して混ぜて食べるくらいだからな。食べ方自体は褒められないが、食べ方は綺麗なのでブラウニーたちも見逃している。
シンラたちはガツガツ食べるから汚いと思われがちだが、口の周りを汚してもお皿の上や机を最近は、ほとんど汚さないで食べるのだ。これで、お米とかをこぼしていたら、ブラウニーたちに怒られるけど、そういう事がないので問題なしとされている。
ちなみにシリウス君は、小さくなって食べていたのだが……自分より大きな肉の塊にかぶりついていたよ。
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