2,444 / 2,518
第2444話 焚火の楽しみ!
しおりを挟む
夕食が終わり、沖縄発祥のタコライスの事を思い返す……
ブラウニーたちが作っているし、こっちの世界の物を使っているから、完全再現とはいかないだろうけど、美味かったな。ピリッと辛いんだけど、また食べたくなってしまうあの感じ。
ただ辛い食べ物とは違うんだよな。あれだな、カレーに近い辛さと言えばいいのかな。辛いけどまた食べたくなる美味さがあるんだよな。
でも、個人的には夜じゃなくて、昼とかに食べたい料理だな。
どんぶりに入れて食べたいけど、多分沖縄ではそういう食べ方じゃなくて、平皿かあってもカレー皿くらいの深さの入れ物で食べているっぽいんだよな。どんぶりじゃダメなのかね?
燃費が悪くなった体は、お腹がいっぱいでも食事の事を考えると涎が垂れてくるんだよな。
やめやめ、こんなこと考えてたら腹が減るだけだな。ただでさえ食事の量多いのに、もっと食べる量が多くなってしまうのは困……らんか。食事に関してはブラウニーたちが管理してくれているから、問題はないか。
もう寝るか。
色々考えるの早めて、そのまま寝ることにした。
まだ早い時間なので、妻たちと子どもたちは、大きなテレビでアニメの映画を見ているから、邪魔をしない様にな。
久々に大の字に寝る気がするな。大きなベットを独り占めして、大満足で寝るのだよ。
気持ち良く寝ていたと思うが、急に苦しくなって目が覚める。
目が覚めると同時に、俺に何が起きているのかを理解する。
シンラ……何でお前は俺の顔に張り付くんだ? 苦しいからやめろって言ったよな?
でも、子どもたちの声が聞こえているので、朝ってわけじゃないはずだ。こういう時は、大体俺の方が早く起きるから、子どもたちの声は聞こえないんだよな。
背中の服を掴んで顔から引っぺがすと、満面の笑みで手足をバタバタさせながらこっちを見ている。
「えっと、どういう状況?」
近くにいた妻たちに聞いてみた。
どうやら、俺が一人で大の字に寝ているのを見て、シンラが俺の体によじ登り、いろんな所から登って最終的に顔にたどり着いて満足しているようだということだ。
全く意味が分からん。
シンラは宙づりにされているが、関係なく楽しそうな様子だな。
まぁ、イジメているように見えるのか、プラムとシオンの2人から猛攻撃をくれっているけどね。3人の温度差が激しくて俺が風邪ひきそうだよ。
シンラと一緒にプラムとシオンを抱きかかえると、2人は満足そうな顔になったので、問題はなさそうだな。
「でさ、今何時? 23時か。寝る前に俺の事を起こしたってだけか?」
「違うよ! 遊んだ後にいっぱい寝ちゃったから、まだ眠くないの。だからとーたんを起こして、一緒に遊ぼうかなっておもったの!」
笑顔でミーシャにそういわれたら、遊ばないわけにはいかないよな。
何をするかと思ったら、遊ぶといってもゲームや体を動かしたりするわけでもなく、焚き火をしながらのんびり夜空を見ようという感じらしい。
キャンプの楽しみということで、俺が子どもたちに教えた焚き火か。
この時間から、焚き火を開始するのか。
つけ方を前に教えたけど、覚えているかな?
ミーシャたちがシンラたちに教えながら、焚き火を付けようとしている。
シンラたちは指示の通り、麻紐を解してモコモコにしたものを3人で一生懸命作っている。見守っているのはミーシャで、スミレとブルムはカエデとリンドのもとへ行き、フェザースティックを作ってもらっている。
フェザースティックは、ある程度の太さの木の棒を、ナイフを使い燃えやすいように薄く削った物と言えばいいのかな? 乾燥した松ぼっくりがあれば、あれが着火剤の様に燃えるのだが、ここには無いからこうやって手間をかけて、その手間を楽しんでいる感じだな。
キャンプは、不便を楽しむのも醍醐味だったりするんだよな。グランピングは、その不便な部分を全部取っ払って、野外泊を楽しむ物なんだよね。
俺の偏見はあるけど、多分こんな感じやろ。
麻紐の準備ができたところで、その上に重ねるようにフェザースティックを3本おき、その上に細めの木を。そして段々に太い木を入れていく形だな。
準備できたようで、ファイヤースターターを使って火をつけようとしている。
プラムとシオンはヤル気がないないのか、その辺は全部シンラに任せているな。
シャッシャと擦っているが、力が足りないから火花が飛ばないので、ミーシャが後ろから手伝っている。
火花が飛ぶようになり3回目に火花が飛び移り、麻ひもが燃え、その火がフェザースティックに燃え移り、細い木……薪に燃え移る。
このまま楽しもうか。
俺の座っている場所に子どもたちが集まって来て、ギューギューになる。なんか幸せだな。
薪を投入するのはシンラの役目だな。
日本の夜空を再現しているので、星座を説明していく。魔法を使って星を繋げる。プラネタリウムみたいな感じだな。
それなりに楽しんでもらえたので、ちょっと満足している自分がいる。
焚火と言えば、焼きマシュマロでしょう。長めの棒を使ってマシュマロをさして、子どもたちに渡していく。
近すぎると燃えてしまうので、遠火でじっくり焼く必要があるんだぞ。
上の子たちは俺の言うことを守って、遠火で焼いているのだが、下の子たちは……見事に燃やして炭になっていた。
泣きそうな顔をしているので、もう1個渡してやるが、近くにし過ぎるので、妻たちに手の位置を調整してもらっている。
焼けた上の子たちのマシュマロは、チョコビスケットに挟みスモアを作る。
美味しそうに頬張っている姿を見た下の子たちが、早く食べたいと焚き火に近付けてしまうので、妻たちが一生懸命話している姿が微笑ましいな。
ブラウニーたちが作っているし、こっちの世界の物を使っているから、完全再現とはいかないだろうけど、美味かったな。ピリッと辛いんだけど、また食べたくなってしまうあの感じ。
ただ辛い食べ物とは違うんだよな。あれだな、カレーに近い辛さと言えばいいのかな。辛いけどまた食べたくなる美味さがあるんだよな。
でも、個人的には夜じゃなくて、昼とかに食べたい料理だな。
どんぶりに入れて食べたいけど、多分沖縄ではそういう食べ方じゃなくて、平皿かあってもカレー皿くらいの深さの入れ物で食べているっぽいんだよな。どんぶりじゃダメなのかね?
燃費が悪くなった体は、お腹がいっぱいでも食事の事を考えると涎が垂れてくるんだよな。
やめやめ、こんなこと考えてたら腹が減るだけだな。ただでさえ食事の量多いのに、もっと食べる量が多くなってしまうのは困……らんか。食事に関してはブラウニーたちが管理してくれているから、問題はないか。
もう寝るか。
色々考えるの早めて、そのまま寝ることにした。
まだ早い時間なので、妻たちと子どもたちは、大きなテレビでアニメの映画を見ているから、邪魔をしない様にな。
久々に大の字に寝る気がするな。大きなベットを独り占めして、大満足で寝るのだよ。
気持ち良く寝ていたと思うが、急に苦しくなって目が覚める。
目が覚めると同時に、俺に何が起きているのかを理解する。
シンラ……何でお前は俺の顔に張り付くんだ? 苦しいからやめろって言ったよな?
でも、子どもたちの声が聞こえているので、朝ってわけじゃないはずだ。こういう時は、大体俺の方が早く起きるから、子どもたちの声は聞こえないんだよな。
背中の服を掴んで顔から引っぺがすと、満面の笑みで手足をバタバタさせながらこっちを見ている。
「えっと、どういう状況?」
近くにいた妻たちに聞いてみた。
どうやら、俺が一人で大の字に寝ているのを見て、シンラが俺の体によじ登り、いろんな所から登って最終的に顔にたどり着いて満足しているようだということだ。
全く意味が分からん。
シンラは宙づりにされているが、関係なく楽しそうな様子だな。
まぁ、イジメているように見えるのか、プラムとシオンの2人から猛攻撃をくれっているけどね。3人の温度差が激しくて俺が風邪ひきそうだよ。
シンラと一緒にプラムとシオンを抱きかかえると、2人は満足そうな顔になったので、問題はなさそうだな。
「でさ、今何時? 23時か。寝る前に俺の事を起こしたってだけか?」
「違うよ! 遊んだ後にいっぱい寝ちゃったから、まだ眠くないの。だからとーたんを起こして、一緒に遊ぼうかなっておもったの!」
笑顔でミーシャにそういわれたら、遊ばないわけにはいかないよな。
何をするかと思ったら、遊ぶといってもゲームや体を動かしたりするわけでもなく、焚き火をしながらのんびり夜空を見ようという感じらしい。
キャンプの楽しみということで、俺が子どもたちに教えた焚き火か。
この時間から、焚き火を開始するのか。
つけ方を前に教えたけど、覚えているかな?
ミーシャたちがシンラたちに教えながら、焚き火を付けようとしている。
シンラたちは指示の通り、麻紐を解してモコモコにしたものを3人で一生懸命作っている。見守っているのはミーシャで、スミレとブルムはカエデとリンドのもとへ行き、フェザースティックを作ってもらっている。
フェザースティックは、ある程度の太さの木の棒を、ナイフを使い燃えやすいように薄く削った物と言えばいいのかな? 乾燥した松ぼっくりがあれば、あれが着火剤の様に燃えるのだが、ここには無いからこうやって手間をかけて、その手間を楽しんでいる感じだな。
キャンプは、不便を楽しむのも醍醐味だったりするんだよな。グランピングは、その不便な部分を全部取っ払って、野外泊を楽しむ物なんだよね。
俺の偏見はあるけど、多分こんな感じやろ。
麻紐の準備ができたところで、その上に重ねるようにフェザースティックを3本おき、その上に細めの木を。そして段々に太い木を入れていく形だな。
準備できたようで、ファイヤースターターを使って火をつけようとしている。
プラムとシオンはヤル気がないないのか、その辺は全部シンラに任せているな。
シャッシャと擦っているが、力が足りないから火花が飛ばないので、ミーシャが後ろから手伝っている。
火花が飛ぶようになり3回目に火花が飛び移り、麻ひもが燃え、その火がフェザースティックに燃え移り、細い木……薪に燃え移る。
このまま楽しもうか。
俺の座っている場所に子どもたちが集まって来て、ギューギューになる。なんか幸せだな。
薪を投入するのはシンラの役目だな。
日本の夜空を再現しているので、星座を説明していく。魔法を使って星を繋げる。プラネタリウムみたいな感じだな。
それなりに楽しんでもらえたので、ちょっと満足している自分がいる。
焚火と言えば、焼きマシュマロでしょう。長めの棒を使ってマシュマロをさして、子どもたちに渡していく。
近すぎると燃えてしまうので、遠火でじっくり焼く必要があるんだぞ。
上の子たちは俺の言うことを守って、遠火で焼いているのだが、下の子たちは……見事に燃やして炭になっていた。
泣きそうな顔をしているので、もう1個渡してやるが、近くにし過ぎるので、妻たちに手の位置を調整してもらっている。
焼けた上の子たちのマシュマロは、チョコビスケットに挟みスモアを作る。
美味しそうに頬張っている姿を見た下の子たちが、早く食べたいと焚き火に近付けてしまうので、妻たちが一生懸命話している姿が微笑ましいな。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる