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第2437話 夕食の風景
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肩車したシンラは、元気いっぱいなのか手をブンブン振っている。今日の夕食がカレーだからということもあるだろうが、一度寝て元気になっているので、手に負えない感じで元気だな。
プラムとシオンは、母親たちに抱かれているな。体は大きくなってきているから、自分で歩かせても良かったのだが、寝起きでキャンプエリアを歩かせるのが心配だったようだな。シンラを肩車しているのも同じ理由だしな。
到着すると、テーブルの上には保温できる魔道具に入れられたカレーが準備されており、希望の物を継いでくれますといった感じになっている。いつもは取りに行くか持って来てもらうのがうちなのだが、今日はテーブルの真ん中に置かれているのね。
サイドメニューは別のテーブルに準備されており、自分で何が食べたいか指名する、ビュッフェ形式だな。
準備が終わる前に、先にサイドメニューを選んで席に座ってほしいと、ブラウニーたちが言っているので、俺はタンドリーチキンとマンゴーラッシーをお願いする。あれだな、インドネパール料理店のランチメニュー風だな。ナンはもちろんチーズでよろしく!
シンラも俺と同じものと言っているが、食べやすいようにタンドリーチキンではなく、チキンティッカにされていた。骨付きだとシンラには食べにくいからしゃーなし。
今日は珍しく俺の対面ではなく、隣に座っている。プラムとシオンは、姉たちに挟まれてニッコニコだ。珍しい事もあるもんだな。寝る時はシンラ離れしていないが、食事は離れても問題なくなったのかね?
全員に初めのカレーがいきわたると、いただきます、と挨拶をして食べ始める。
カレーっていつぶりだっけ? 最近食べたような気もするけど、ずいぶん前のような気もする。いつ食べても美味いからカレーってすごいな。
隣では、フォークをチキンティッカに突き刺して、アグアグ言いながら食べているシンラが……もう少し行儀よく食べなさい。口の周りが汚いぞ。ただでさえカレーだから汚れが分かりやすいって言うのに、困ったもんだ。
もっと小さくすると、バカにするな! みたいな感じでさすがに怒るから、大人サイズの一口大なんだよな。どうにかならないものかね?
そんなシンラの様子を見ながらタンドリーチキンにかぶりつく。どうしても唇や口角が汚れてしまうのはしょうがないか、シンラほど汚してはいないが俺も人の子とは言えんか。
1本食べ終わったところで、口を拭き綺麗にする。隣のシンラの口も濡れ手拭きでキレイに拭ってやる。文句を言ってくるが、少し汚しすぎだぞ。
シンラも俺と同じように、チーズナンをチキンカレーにつけて食べ始めるが、やはり子どものせいか口の周りを汚している。上の子たちも俺の真似をしてか、今日はナンとチキンカレーのようだが、あの子たちは綺麗に食べてるな。
姉たちにつられて同じものを食べているので、シンラと同じように口の周りを汚しているな。シンラと同じように拭いてもらっているが、こちらは文句を言う気配はないな。
カレーとチーズって相性いいよな。何でなんだろう。マジで美味い……
シンラたちが半分程食べた頃、俺はチーズナン・ナンとチキンカレーを食べきる。
次は……トンカツも食いたいな。カツカレーを頼む、付け合わせはらっきょうでよろしく。福神漬けでもいいんだけど、最近はらっきょうがトレンドなのだ。
カレーと揚げ物もよく合うよな~、トンカツだけでなくコロッケも美味しいし……トンカツ以外のトッピング何にしよう。あ、唐揚げもよろしく。
シンラは満足いくまで食べたのか、ラッシーを飲んで落ち着いている。なんか貫禄があるけど、お前まだ子どもだよな……お前さん、大物になれるぞ。何なら今からでもディストピアの領主をやるか?
そんなことを考えていたら、頭に衝撃を受ける。
「自分が面倒だからって、シンちゃんに押し付けようとしないの。子どもたちが好きなことをできるように、選ばせてあげるんじゃなかったの? シンちゃんだけに押し付けるつもり?」
そうだよな。シンラが自主的にとなれば今からでもいいけど、
「本人の意思でもさすがに今からはダメでしょ。せめてしっかりと勉強して、学んだあとじゃなければ引継ぎは許さないですよ」
怒られてしまった。
そりゃそうだ。まだ10歳にもなっていない子どもに、俺が元気なうちに押し付けるのは、さすがに駄目だよな。ネタみたいな感じで言ってるけど、オーケーが出されれば、普通に押し付ける気満々だったしな。
俺がいなくても、グリエルとガリア、それにあいつらの息子たちがいるから、シンラに任せてもディストピアは回るけど、それじゃあダメだってグリエルとガリアが言っているからな……
でも隣にいるシンラ、まだ子どもなのに、俺以上の太々しさと大物感が半端ないんだよな。特にスライムに座っている時の、スコ座りの時は誰にも負けないだろうな。
満腹になり移動を開始したシンラは、俺の考えていることが分かるのか、スライムの上でおっさんのように……スコ座りを始めた。
プラムとシオンも満足したのか、シンラの隣で同じように座りだした。こちらの2人は、さすがにシンラほどの貫禄は無いな。
いつもならこのまま寝てしまうのだろうが、しっかりと寝ているので元気は有り余っているようだな。
プラムとシオンは、母親たちに抱かれているな。体は大きくなってきているから、自分で歩かせても良かったのだが、寝起きでキャンプエリアを歩かせるのが心配だったようだな。シンラを肩車しているのも同じ理由だしな。
到着すると、テーブルの上には保温できる魔道具に入れられたカレーが準備されており、希望の物を継いでくれますといった感じになっている。いつもは取りに行くか持って来てもらうのがうちなのだが、今日はテーブルの真ん中に置かれているのね。
サイドメニューは別のテーブルに準備されており、自分で何が食べたいか指名する、ビュッフェ形式だな。
準備が終わる前に、先にサイドメニューを選んで席に座ってほしいと、ブラウニーたちが言っているので、俺はタンドリーチキンとマンゴーラッシーをお願いする。あれだな、インドネパール料理店のランチメニュー風だな。ナンはもちろんチーズでよろしく!
シンラも俺と同じものと言っているが、食べやすいようにタンドリーチキンではなく、チキンティッカにされていた。骨付きだとシンラには食べにくいからしゃーなし。
今日は珍しく俺の対面ではなく、隣に座っている。プラムとシオンは、姉たちに挟まれてニッコニコだ。珍しい事もあるもんだな。寝る時はシンラ離れしていないが、食事は離れても問題なくなったのかね?
全員に初めのカレーがいきわたると、いただきます、と挨拶をして食べ始める。
カレーっていつぶりだっけ? 最近食べたような気もするけど、ずいぶん前のような気もする。いつ食べても美味いからカレーってすごいな。
隣では、フォークをチキンティッカに突き刺して、アグアグ言いながら食べているシンラが……もう少し行儀よく食べなさい。口の周りが汚いぞ。ただでさえカレーだから汚れが分かりやすいって言うのに、困ったもんだ。
もっと小さくすると、バカにするな! みたいな感じでさすがに怒るから、大人サイズの一口大なんだよな。どうにかならないものかね?
そんなシンラの様子を見ながらタンドリーチキンにかぶりつく。どうしても唇や口角が汚れてしまうのはしょうがないか、シンラほど汚してはいないが俺も人の子とは言えんか。
1本食べ終わったところで、口を拭き綺麗にする。隣のシンラの口も濡れ手拭きでキレイに拭ってやる。文句を言ってくるが、少し汚しすぎだぞ。
シンラも俺と同じように、チーズナンをチキンカレーにつけて食べ始めるが、やはり子どものせいか口の周りを汚している。上の子たちも俺の真似をしてか、今日はナンとチキンカレーのようだが、あの子たちは綺麗に食べてるな。
姉たちにつられて同じものを食べているので、シンラと同じように口の周りを汚しているな。シンラと同じように拭いてもらっているが、こちらは文句を言う気配はないな。
カレーとチーズって相性いいよな。何でなんだろう。マジで美味い……
シンラたちが半分程食べた頃、俺はチーズナン・ナンとチキンカレーを食べきる。
次は……トンカツも食いたいな。カツカレーを頼む、付け合わせはらっきょうでよろしく。福神漬けでもいいんだけど、最近はらっきょうがトレンドなのだ。
カレーと揚げ物もよく合うよな~、トンカツだけでなくコロッケも美味しいし……トンカツ以外のトッピング何にしよう。あ、唐揚げもよろしく。
シンラは満足いくまで食べたのか、ラッシーを飲んで落ち着いている。なんか貫禄があるけど、お前まだ子どもだよな……お前さん、大物になれるぞ。何なら今からでもディストピアの領主をやるか?
そんなことを考えていたら、頭に衝撃を受ける。
「自分が面倒だからって、シンちゃんに押し付けようとしないの。子どもたちが好きなことをできるように、選ばせてあげるんじゃなかったの? シンちゃんだけに押し付けるつもり?」
そうだよな。シンラが自主的にとなれば今からでもいいけど、
「本人の意思でもさすがに今からはダメでしょ。せめてしっかりと勉強して、学んだあとじゃなければ引継ぎは許さないですよ」
怒られてしまった。
そりゃそうだ。まだ10歳にもなっていない子どもに、俺が元気なうちに押し付けるのは、さすがに駄目だよな。ネタみたいな感じで言ってるけど、オーケーが出されれば、普通に押し付ける気満々だったしな。
俺がいなくても、グリエルとガリア、それにあいつらの息子たちがいるから、シンラに任せてもディストピアは回るけど、それじゃあダメだってグリエルとガリアが言っているからな……
でも隣にいるシンラ、まだ子どもなのに、俺以上の太々しさと大物感が半端ないんだよな。特にスライムに座っている時の、スコ座りの時は誰にも負けないだろうな。
満腹になり移動を開始したシンラは、俺の考えていることが分かるのか、スライムの上でおっさんのように……スコ座りを始めた。
プラムとシオンも満足したのか、シンラの隣で同じように座りだした。こちらの2人は、さすがにシンラほどの貫禄は無いな。
いつもならこのまま寝てしまうのだろうが、しっかりと寝ているので元気は有り余っているようだな。
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