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第2434話 キャンプ場再び
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準備が整うと、食堂へ子どもたちが戻ってきた。
ミーシャたちはお気に入りのカバンに荷物を詰めたのか、背負って登場したが、シンラたちは……完全に行く場所を間違えている気がする。
既に着替えが終わっていて、レスリングの選手が身につけるような服の水着で、腰に浮き輪を身につけて、いつでもプールで遊べます! という格好で来た。
うちの子どもがまさか、その格好で現れるとは思わなかったよ。
さすがに浮き輪だけは回収して、元の大きさに戻ったダマの背中に3人を乗せて移動を開始する。
向こうについたら、温泉を利用した温水プールを作らいとな。確か適温が28度前後だったっけ? まぁプールの温度は、ダンジョンに管理させれば問題ないから、温度だけを設定すればいいか。
キャンプ場へ到着するが、温泉エリアや遊ぶエリアを考えると、プールを設置する場所がないな……だからと言って諦めたくはない!
それならばと、湖の一部をプールに作り変えることにした。半分陸地半分湖という感じの位置にプールのエリアを作り、歩いて移動できるように5メートルほどのスペースを設けた。
今回は子どもと遊ぶためのプールなので、子どもたちでも危なくない深さにしている。大体60センチメートルほどだろうか?
ミーシャたちには少し浅いだろうが、シンラたちにはちょうどいいだろう。そしてこの深さだと浮き輪はさすがに要らないだろ。
準備運動を終えると走ってプールに飛び込む下の子たち。こんなにプールが好きだったのかね? 子どもたちだけでは遊べないけど、誰かが付き添いをすればプールに入れるから、俺が知らない所でプールに遊びに行ったりしてるのかな。
「ミリー、シンラたちってプールに遊びに行ったりしている?」
「そうね。体を動かすのにいいのかもしれないからか、良くいきたがってるわよ。その日は体力がなくなるのか、夕食を食べ終わるとすぐに眠っちゃうけどね」
たまに早く寝る時があったのは、そういうことだったのか。食事中にいつも奪い合いをしている子たちが、大人しく食事を食べてすぐ寝る時があったんだよな。疲れていると思ってたあれば、確かに疲れてたみたいけどそういう理由だったんだな。
プールの中でも追いかけっこを始めたシンラたち。何だろうな、この子たちは動き続けてないと死ぬ病気なのか? マグロが確か泳ぎ続けないといけないんだっけ? あんな感じで追いかけっこしてるよな。まぁ引っ付いて寝るからマグロは違うけどな。
俺は温泉とは違うけど、ゆったりと体を浮かせてシンラたちの様子を眺める。
ミーシャたちは、シンラたちが危ない事をしないように見守ってくれている。3人ともお姉さんしているな……あれ? ウルがいないけどどこだ?
「シュウ、ウルはみんなの飲み物を準備したらこっちに来るわよ。プールでの運動は汗をかくからね。しっかりと準備してきてくれるのよ」
ウルはさらにお姉さんだった。みんなのために飲み物を準備してくれるなんてな。俺はそこらへん、ブラウニーたち任せだからな。初めの頃は少しは考えていたと思うけど、今はそんなこと考えなくなったな。
遅れてやってきたウルは、弟妹たちを呼び水分補給するように言っている。
あれ? 俺のは? って、ブラウニーたちがもって来てくれるのね。お姉ちゃんは、弟妹たちに優しいのね。子どもたちの飲み物は飲みやすいように、ストローを付けているんだな。
温度が下がらないように、タンブラーに飲み物を入れているが、タンブラーの色がカラフルだな。シンラたちは迷わずに、タンブラーへ手を伸ばしている。
自分たちの色が決まっているのかな? 迷いなく手を伸ばしているが、手前からではないので、俺の考えが正しそうだな。一気に飲まないように、休憩をはさみながら少しずつ飲むように言ってるな。
シンラたち下の子は、特にウルの言うことは素直に聞くんだよな……何で俺の言うことは聞いてくれないのやら。なめられてるんかね?
水分補給したら、また遊び始める子どもたち。ウルが下の子たちの面倒を看はじめると、ミーシャたちが泳ぎ始めたな。
俺は変わらずプカプカ浮きながら、シンラたちが来たら指水鉄砲でシンラたちに水をかけて遊んでいる。3人とも怒るのだが、シンラは逃げることを優先するのでこっちに来ないし、プラムとシオンもシンラを追うことを優先してこっちに来ないので楽なもんだ。
そんなことをしていたら、3人全員がこっちに来て、お腹に乗ってきやがった。
そのままブクブクと沈むが、慌てることもなくシンラたちがどう動くか観察する。
肺の中の空気を全部はいて沈んでいると、シンラたちがあたふたし始めたのが分かる。でもどうしていいのか分からないのか、その場でクルクル回転を始めた。
本当に何がしたいんだろうな。訓練をしたわけじゃないが、動かずに沈んでいるだけなら5分くらいは問題なく潜ってられるんだよな。
何でこんなに潜ってられるようになったのか分からないけど、苦痛なく5分だからすごい事だよな。
ミーシャたちも近付いてきて俺を持ち上げようとするので、さすがに良心が痛みはじめたので、プールから顔を出す。
そうすると、シンラ・プラム・シオンの3人は、泣きそうな顔をしてこっちを見た。ミーシャたちはそんな事だろうと、冷めた目をしてこっちを見ている。妻たちは既に気にしていなかった。
下の子3人には、どかどかと体を叩かれた。すまんて、悪ふざけが過ぎた。
そんな君たちには、これをプレゼントしよう。
魔改造した、水を補給しなくても撃ち続けられる、ウォーターガンだ!
先ほどまでの不機嫌はもうなく、ニッコニコで遊び始めた。
ミーシャたちはお気に入りのカバンに荷物を詰めたのか、背負って登場したが、シンラたちは……完全に行く場所を間違えている気がする。
既に着替えが終わっていて、レスリングの選手が身につけるような服の水着で、腰に浮き輪を身につけて、いつでもプールで遊べます! という格好で来た。
うちの子どもがまさか、その格好で現れるとは思わなかったよ。
さすがに浮き輪だけは回収して、元の大きさに戻ったダマの背中に3人を乗せて移動を開始する。
向こうについたら、温泉を利用した温水プールを作らいとな。確か適温が28度前後だったっけ? まぁプールの温度は、ダンジョンに管理させれば問題ないから、温度だけを設定すればいいか。
キャンプ場へ到着するが、温泉エリアや遊ぶエリアを考えると、プールを設置する場所がないな……だからと言って諦めたくはない!
それならばと、湖の一部をプールに作り変えることにした。半分陸地半分湖という感じの位置にプールのエリアを作り、歩いて移動できるように5メートルほどのスペースを設けた。
今回は子どもと遊ぶためのプールなので、子どもたちでも危なくない深さにしている。大体60センチメートルほどだろうか?
ミーシャたちには少し浅いだろうが、シンラたちにはちょうどいいだろう。そしてこの深さだと浮き輪はさすがに要らないだろ。
準備運動を終えると走ってプールに飛び込む下の子たち。こんなにプールが好きだったのかね? 子どもたちだけでは遊べないけど、誰かが付き添いをすればプールに入れるから、俺が知らない所でプールに遊びに行ったりしてるのかな。
「ミリー、シンラたちってプールに遊びに行ったりしている?」
「そうね。体を動かすのにいいのかもしれないからか、良くいきたがってるわよ。その日は体力がなくなるのか、夕食を食べ終わるとすぐに眠っちゃうけどね」
たまに早く寝る時があったのは、そういうことだったのか。食事中にいつも奪い合いをしている子たちが、大人しく食事を食べてすぐ寝る時があったんだよな。疲れていると思ってたあれば、確かに疲れてたみたいけどそういう理由だったんだな。
プールの中でも追いかけっこを始めたシンラたち。何だろうな、この子たちは動き続けてないと死ぬ病気なのか? マグロが確か泳ぎ続けないといけないんだっけ? あんな感じで追いかけっこしてるよな。まぁ引っ付いて寝るからマグロは違うけどな。
俺は温泉とは違うけど、ゆったりと体を浮かせてシンラたちの様子を眺める。
ミーシャたちは、シンラたちが危ない事をしないように見守ってくれている。3人ともお姉さんしているな……あれ? ウルがいないけどどこだ?
「シュウ、ウルはみんなの飲み物を準備したらこっちに来るわよ。プールでの運動は汗をかくからね。しっかりと準備してきてくれるのよ」
ウルはさらにお姉さんだった。みんなのために飲み物を準備してくれるなんてな。俺はそこらへん、ブラウニーたち任せだからな。初めの頃は少しは考えていたと思うけど、今はそんなこと考えなくなったな。
遅れてやってきたウルは、弟妹たちを呼び水分補給するように言っている。
あれ? 俺のは? って、ブラウニーたちがもって来てくれるのね。お姉ちゃんは、弟妹たちに優しいのね。子どもたちの飲み物は飲みやすいように、ストローを付けているんだな。
温度が下がらないように、タンブラーに飲み物を入れているが、タンブラーの色がカラフルだな。シンラたちは迷わずに、タンブラーへ手を伸ばしている。
自分たちの色が決まっているのかな? 迷いなく手を伸ばしているが、手前からではないので、俺の考えが正しそうだな。一気に飲まないように、休憩をはさみながら少しずつ飲むように言ってるな。
シンラたち下の子は、特にウルの言うことは素直に聞くんだよな……何で俺の言うことは聞いてくれないのやら。なめられてるんかね?
水分補給したら、また遊び始める子どもたち。ウルが下の子たちの面倒を看はじめると、ミーシャたちが泳ぎ始めたな。
俺は変わらずプカプカ浮きながら、シンラたちが来たら指水鉄砲でシンラたちに水をかけて遊んでいる。3人とも怒るのだが、シンラは逃げることを優先するのでこっちに来ないし、プラムとシオンもシンラを追うことを優先してこっちに来ないので楽なもんだ。
そんなことをしていたら、3人全員がこっちに来て、お腹に乗ってきやがった。
そのままブクブクと沈むが、慌てることもなくシンラたちがどう動くか観察する。
肺の中の空気を全部はいて沈んでいると、シンラたちがあたふたし始めたのが分かる。でもどうしていいのか分からないのか、その場でクルクル回転を始めた。
本当に何がしたいんだろうな。訓練をしたわけじゃないが、動かずに沈んでいるだけなら5分くらいは問題なく潜ってられるんだよな。
何でこんなに潜ってられるようになったのか分からないけど、苦痛なく5分だからすごい事だよな。
ミーシャたちも近付いてきて俺を持ち上げようとするので、さすがに良心が痛みはじめたので、プールから顔を出す。
そうすると、シンラ・プラム・シオンの3人は、泣きそうな顔をしてこっちを見た。ミーシャたちはそんな事だろうと、冷めた目をしてこっちを見ている。妻たちは既に気にしていなかった。
下の子3人には、どかどかと体を叩かれた。すまんて、悪ふざけが過ぎた。
そんな君たちには、これをプレゼントしよう。
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